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2016/05/31(火) 「オバマ大統領の広島訪問についての社説・日本編」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバック 1コ-コメント 0コ

 ひどい言い方をすれば、アメリカの大統領の任期の最終盤になったので踏み込んだことが出来たのではないかなぁと思うのだ。それでも「知るか」で逃げ切ろうと思えば出来たことだし、それをしないで1時間割いて広島に行ったのだけども。
 とりあえず、後から振り返った時に日米関係を語る上で大きな一歩だったと言える出来事になったんじゃないかなぁとも思う。……まぁ、大統領変わってひっくり返すようなマネするってことがあるかも知れないけれど。日本も一回トラスト・ミーってやりかけたわけだし。

 日本とアメリカの「核兵器の問題」みたいなものは、二種類あるんだと思っていて、一つは「広島と長崎に落とした原爆の是非」で、もう一つは「今所有している核兵器の使用することの是非」と。
 アメリカではーというニュースが流れると大体前者の広島と長崎~に行ってしまってるんだけど、正直「アメリカがアメリカのために決めたアメリカのこと」なので、当地出身ではない日本人としては感想を述べる程度しかできないのだよね。
 なので日本としてはどっちかというと後者の今所有している分の話をしていて、「アレは洒落にならないんです。使っちゃダメです」と訴えてるのだけど。そのために見せるものが広島と長崎になるから、さもその時の是非を問うてるように見えてくると。
 そういう食い違いがあったのじゃないかと思う。そこを合わせる所から訴えていくってことが必要なのかも知れない。

 それはそれとして核兵器がすぐ無くなるかというとおそらくそうはならず、日本はアメリカの軍事力に頼った国防をしているので、必然的にアメリカの核の傘の恩恵にあずかってる形になってるから、じゃぁ、この先どうするのよってのはついて回るんだと思う。
 とはいえ、「だったらアメリカ追い出せばいいんですよぉ」などと端的にやると、もう一回アメリカとやりあう覚悟が必要だったりする。例えば、在日米軍全部追い出した後になって中国の軍事力が怖いーなんてなると、日本だけで軍備整えようなんて話になる。そしたら、むしろ米中が対日で組んだ……なんて事もありえたりする。パターンとかフラグとかそういうもので。
 最善の答えとかは解らないけど、日本としては日米同盟の枠の中でミサイル防衛にお金を突っ込むことになるのかも知れない。それで100%撃墜できるのかと言われると、100%絶対は難しいんだろうなぁとは思うのだけど。だけども。

 何はともあれ、社説をだーっと並べてみます。地方紙からは中日と、広島の中國新聞、あと沖縄の二紙。
 
朝日:米大統領の広島訪問 核なき世界への転換点に2016年5月28日(土)

 米国のオバマ大統領が広島を訪れた。太平洋戦争末期、米軍が広島と長崎に原爆を投下して今年で71年。現職大統領で初めて、被爆地に足跡を刻んだ。...核時代の歴史の一章として特筆されるだろう。
...
 世界には推定1万5千発超の核兵器があふれる。「核兵器のない世界」ははるかに遠い。
...
 これを一時の光明に終わらせてはならない。核なき世界に向けた時代の転換点にできるか。米国と日本の行動が問われる。
...
 広島滞在は1時間ほどだった。被爆者代表との会話も短時間だった。それでも、被爆地の願いはオバマ氏の胸に響いたと信じたい。この地球で核を再び使わせないために何をすべきか。改めて考えてほしい。

 核兵器の非人道性は世界のすべての人が直視すべきものだ。広島、長崎はその原点を確かめられる地である。とりわけ核を持つ国、核に頼る国の政治家たちにぜひ訪問してもらいたい。
...
 一方で、原爆を投下した責任に触れる表現は一切なかった。
...
 ただ、被爆者の間では「謝罪はせずとも、核兵器を使ったのは誤りだったと認めてほしい」との意見が多かった。オバマ氏がこの点に踏み込まなかったことには失望の声も上がった。
...真の和解は、相互の心情を理解し、歩み寄る努力の先にしかない。今回の広島訪問は、重い一歩ではあっても、まだスタートだととらえるべきだ。

 問われるのは日本も同じだ。

 アジアでは、原爆は日本の侵略に対する「当然の報い」と考える人が多い。オバマ氏の広島訪問にも「日本の加害責任を覆い隠すものだ」といった批判が韓国や中国で相次いだ。

 戦禍を被った国々と真摯(しんし)に向き合い、戦地での慰霊といった交流の努力を重ねる。日本がアジアの人々の心からの信頼を得るには、その道しかない。
...

 この7年間で、核廃絶への道は険しさを増している。
...
 核を持つ国々に共通するのは、核の威力に依存し、安全を保とうとする考え方だ。米国と、その「核の傘」の下にある日本もまた、そうである。
...
 だが、核保有国と同盟国が核依存から抜け出さない限り、核のない世界は近づかない。

 核兵器に頼らない安全保障体制をどうつくるか。日米両国で、核の役割を下げる協議を進めていくべきだ。核大国と被爆国が具体的な道筋を示せば、訴求力は計り知れない。

 そうした行動につなげてこそ、今回の広島訪問は、未来を切り開く大きな意義を持つ。


産経:オバマ氏広島訪問 核の惨禍防ぐ決意示した22016.5.28 05:03

...歴史的機会になったと受け止めたい。
...
 昭和天皇の終戦の詔書には「敵は新(あらた)に残虐なる爆弾を使用して頻(しきり)に無辜(むこ)を殺傷し」とあった。

 広島、長崎への原爆投下は非戦闘員を大量殺傷した残酷な無差別攻撃であり、決して許されるものではない。

 一方、米国では戦争終結を早め、日本本土上陸作戦による犠牲を防いだとの見方が強い。日米間では原爆投下への見解が今も食い違う。

 それでもオバマ氏は、国内に慎重論があった訪問を決断し、日本は受け入れた。...
 日米が応酬する歴史認識問題のワナに陥らなかったのは、安倍首相が語ったように、日米は「信頼と友情」で結ばれた同盟関係にあるからだ。

 「核兵器なき世界」の理想を追求する上でも、強固な日米同盟は欠かせない。

 日本の周囲を見渡せば、核戦力増強に余念がない中国は日本へ核ミサイルを発射できる態勢にある。...
 北朝鮮は核・弾道ミサイル開発を強行し、ロシアのプーチン大統領はクリミア併合の際、核兵器使用を準備していたと公言した。...
 核抑止を確保しつつ、核軍縮・不拡散に取り組む。困難な道であっても、オバマ氏の広島訪問を歩みを進める契機としたい。


中日:広島の願いを世界へ オバマ大統領訪問2016年5月28日

 原爆を投下した米国の大統領が被爆地を訪れたのは、歴史的な行動である。広島への思いを、直接語った。世界は核廃絶に進まなくてはならない。

 オバマ米大統領は広島の平和記念公園で演説した。...謝罪を意味する表現はなかったが、悲しみ、哀悼の気持ちが込められ、被爆者の心に届いたのではないか。
...
 オバマ氏の核政策は理想と現実の間で揺れる、複雑なものだ。自身も当初から、核兵器のない世界の実現は「自分の生きている間は難しい」と表明してきた。それでも、この日の訴えの意味は大きい。どんな政治的行動も人々の意識の改革、認識の深さから始まるからだ。
...
 オバマ政権は、イランの核開発を大きく制限する合意を達成した。核テロを防ぐための核安全保障サミット、計四回の開催を主導し、各国政府に核物質と関連施設の管理強化を呼びかけた。

 だが、軍縮では大きな成果は残せていない。オバマ政権で削減された核弾頭数は約七百発であり、冷戦終結後、二十六年間の歴代政権の中で最も少ない。ロシアと新戦略兵器削減条約(新START)を結んだものの、ウクライナ情勢などをめぐって対立し、交渉は足踏みしている。

 米国は巨額の予算を組んで核兵器近代化計画を策定し、目標を絞り込んで高い破壊力を持つ小型核の開発を進めている。核なき世界への道筋は多岐にわたり、対話がますます重要になろう。
...
 残念なことだが、現在は冷戦時代よりむしろ、核の危機が高まっているという悲観論が広がる。

 国際社会ではここ数年、「使用されたら、壊滅的な結果をもたらす」という核の非人道性を根拠にして、国際法である核兵器禁止条約をつくろうという動きが広がる。既に百を超える国々が条約制定に賛同している。
...
 核保有国はまず核実験や核物質生産を禁止するなど、段階的な軍縮が現実的だと主張し、双方の溝は深まるばかりだ。

 各国指導者、とりわけ核兵器を持つ国々の首脳には、ぜひ被爆地を訪問してほしい。核兵器の恐ろしさを伝える記録や証言を、直接見聞きすることから始めるべきではないか。ロシアや中国にも呼びかけたい。
...
 日本は唯一の被爆国である一方で、北朝鮮情勢など安全保障政策では米国の「核の傘」に依存している。

 だが、オバマ氏が広島を訪ねた後も、日本の政策に変化がないようだと、被爆国としての訴えも次第に色あせる。広島訪問は日本を後押ししている。抑止力より核の脅威、非人道性の議論に重点を移すべきではないか。

 政府は同盟国である米国に対し、ロシアとの交渉進展など、一層の軍縮を促す必要がある。国連など国際会議では、核廃絶を主張する国々と積極的に提携していきたい。

 各国の市民、指導層の意識改革を促すのは、日本が率先して取り組むべき使命である。


日経:日米和解をアジア安定に生かそう2016/5/28付

 日本に原爆が落とされてから70年以上の歳月が流れた。この長さに比べれば、時間的にはほんの一瞬のできごとだった。しかし、日米にとってはもちろん、世界にとっても極めて大きな意義をもつ訪問である。
...
 米国内の世論に配慮し、オバマ氏は原爆投下への謝罪は避けた。それでも、この訪問には2つの歴史的な意味がある。

 ひとつは、かつて敵国として戦った負の歴史を乗り越え、日米が和解をさらに深める足がかりになることだ。
...
 日本にはなお、被爆の後遺症やトラウマに苦しむ人たちがいる。一方、米国内ではいまだに「原爆投下によって戦争を早く終わらせることができ、多くの人命を救った」という肯定論がある。

 大統領による1回の訪問でこれらの溝が埋まり、被爆者が苦しみから解放されるわけではない。それでも、日米に刺さったままになっていたトゲがまたひとつ、抜けたとはいえるだろう。
...
 沖縄の米軍は、日本やアジアの安全を保つうえで欠くことのできない役割を果たしている。だからこそ、日米両政府は米兵や米軍関係者の犯罪をなくすとともに、地元の基地負担を減らす努力を急がなければならない。
...
 大戦で正面からぶつかった日米が和解を進め友情をさらに深められるなら、同じことは日本とアジア諸国にもできるはずだ。オバマ氏の広島訪問は、そんなメッセージも放っている。

 日中、日韓はいまだに歴史問題で対立し、ぎくしゃくした関係から抜け出せないでいる。過去を克服し、未来志向の関係を築くきっかけにしたい。

...もうひとつの意味は、オバマ氏が09年に唱えた「核兵器なき世界」の目標に、世界の注目があらためて集まる契機になることだ。

 残念ながら世界はいま、理想とは逆の方向に進んでいる。北朝鮮は制裁を受けても核武装をあきらめようとしない。中国も核軍拡を進めている。米ロの対立から、両大国による核軍縮交渉も足踏みしたままだ。
...
 日本は唯一の被爆国として核廃絶を訴える一方で、米国の核戦力によって守られているという矛盾した顔をもつ。核保有国に囲まれた現状では、ただちに米国の「核の傘」をなくすことはできないにせよ、核軍縮の流れを主導する責任が日本にはある。

 米大統領選では、日米同盟の現状に疑問を投げかけ、日韓の核武装を認めることすらも示唆するトランプ氏が、共和党候補の座を固めた。孤立主義の誘惑に負けず、ともに世界に関与していく。日米はこの決意を新たにしたい。


毎日:米大統領広島訪問 核なき世界へ再出発を2016年5月28日

 「憎いとか謝れとかじゃないんです。愛する人を原爆で失い、自分は生き延びた。申し訳ない。私は何をすればいいのか。あの恐ろしい出来事を繰り返さないこと、核兵器をなくすことだ。だから見ててね。そう思って生きてきた。恨みなんかない。死んだ人への使命感だけですよ」

 広島市の被爆者、小倉桂子さんは78歳の高齢ながら、年間1500人の外国人に英語で被爆体験を語る。被爆者の意見はさまざまだが、謝罪を求める声が強いとはいえない。

 被爆者の思いを米政府は長年、読み違えていなかったか。謝罪要求を過剰なまでに恐れ、被爆地に近づかなかったのではないか。...
 そんな双方の「行き違い」は、もう終わりにしたい。
...
 米国内では反対・慎重論もあったが、さまざまな障害を乗り越えて広島に来たオバマ大統領の決断を評価したい。...被爆者との対話にもっと時間を割き、声明では具体的な提案も欲しかったが、70年余に及ぶ日米のわだかまりは解消の方向へ向かいそうだ。この日を「核兵器のない世界」への新たな出発点と考えたい。
...
 原爆投下に関する「神話」、米国の苦しい説明は、もう終わりにした方がいい。オバマ大統領が「核なき世界」構想を説き、「核兵器を使った唯一の国として米国は行動する道義的責任がある」と語った時点で「神話」は大きく揺れた。オバマ氏の広島訪問で「神話」を越えた新しい地平が開かれたと考えたい。
...
 だが、「核なき世界」は遠い。米露関係は悪化したままで、中国が核軍縮に動く気配もない。核拡散防止条約(NPT)に加わらないインド、パキスタンの核軍拡も不気味だ。

 イランの核開発問題は決着を見たとはいえ、核兵器保有が確実なイスラエルとの衝突が懸念される。何より北朝鮮が核弾頭の小型化などを進め、...
 しかもオバマ政権は向こう30年で1兆ドルの巨費を投じて核兵器の近代化を進めるとされる。中露が対抗して軍拡競争に発展する可能性も無視できまい。...オバマ氏の任期はあと8カ月。大統領は残された時間を生かし「核なき世界」への足掛かりになる具体的なレガシー(政治的功績)を残してほしい。

 唯一の被爆国・日本の真価も問われよう。日韓の核武装を認めるトランプ氏(共和党)が次期大統領になれば、「核なき世界」構想は白紙に戻るかもしれない。「オバマ後」は日本が「核なき世界」への運動を主導する覚悟を持つべきである。 ...
 オバマ大統領の広島訪問を機に考えたい。私たちは核兵器による自滅をどう防げばいいか。必要なのは「人類」としての視点、学ぶべきは被爆者の「使命感」である。


読売:オバマ氏広島に 「核なき世界」追求する再起点2016年05月28日

...「核兵器のない世界」という崇高な理想に向けて、現実的な歩みを着実に進める。そのための重要な再起点としたい。
...
 唯一の原爆使用国と被爆国の両首脳が並んで平和を誓った意義は大きい。現職米大統領の歴史的な被爆地訪問を評価したい。
...
 オバマ氏は、「米国のような核保有国は、恐怖の論理から抜け出し、核兵器のない世界を追求する勇気を持たなくてはならない」と強調した。
...
 安倍首相は、「世界中のどこであろうとも、このような悲惨な経験を決して繰り返させてはならない」と同調した。

 多くの被爆者は、惨禍を二度と繰り返さないとの思いが全世界に共有されることを切実に願っている。...
 オバマ氏には、広島で体験し、感じたことを、国際社会に向けて発信し続けてもらいたい。
...
 日本側は今回、謝罪を求めなかったが、原爆投下という非人道的行為を容認したわけではない。

 米国では...「戦争終結を早め、米兵の犠牲者を減らした」とし...た一方的な論理に対する支持は徐々に減少し、若年層を中心に、原爆投下を疑問視する考え方が拡大している。この世論の変化をさらに後押しする努力が欠かせない。

 核保有国による核軍縮交渉は近年、足踏みしている。

 世界の核兵器計1万5000発超の9割を保有する米露両国は...ロシアのクリミア併合などを巡る根深い米露対立が影を落とす。

 中国は核戦力を増強し、核実験を4回強行した北朝鮮も「核保有国」を自称する。核拡散の脅威はテロ組織にも広がりつつある。

 米国の「核の傘」は、日本など同盟国の抑止力として有効に機能している。核兵器の備蓄や使用をいきなり禁止するのは、各国の安全保障を無視する議論だ。

 安保環境に配慮しつつ、核軍縮を段階的に進めることが現実的なアプローチである。

 まず米露が関係を改善し、中国を交渉に巻き込むことが肝要だ。日本は、被爆国として、核保有国と非保有国の対立を緩和する橋渡し役を粘り強く務めたい。
...
 日米同盟は、東西冷戦中も冷戦終焉しゅうえん後も、アジアの平和と繁栄に貢献する「国際公共財」と認知されてきた。今後も、韓国や豪州と連携し、政治、経済両面で主導的な役割を果たすことが重要だ。
...
 米軍の安定した駐留には周辺住民の理解が欠かせない。日米両国は、実効性ある米軍の犯罪防止策に取り組まねばなるまい。普天間飛行場の移設など米軍基地の整理縮小や、日米地位協定の運用改善を確実に進めることも大切だ。


中國:オバマ大統領と広島 核兵器廃絶の出発点に2016/5/28

 ついに、この日が訪れた。原爆を落とした米国の現職大統領が被爆地広島に立った。平和記念公園に滞在したのは1時間足らずとはいえ、私たちにとってそれ自体が大きな意味を持つ。...
 原爆慰霊碑前で世界に向けて発信した17分にわたる所感も端々にヒロシマとナガサキの経験を自分なりにかみ砕き、受け止めた努力の跡がうかがえる。...原爆の惨禍に繰り返し言及した。事前の予想通りに「謝罪」の言葉はなかったものの、一般的な戦争犠牲者とははっきり区別して「原爆死没者を追悼するために来た」とも口にした。さらにいえば朝鮮半島出身者や米国人の犠牲にも触れた配慮も注目に値しよう。...
 今回の所感は一字一句が世界中に報じられたはずだ。核保有国の首脳が被爆地を踏むことの影響力が想像以上に大きいことが確認できたのではないか。
 とはいえ、もどかしい思いも抱かざるを得ない。所感全体が核兵器というより、戦争そのものを見つめたものだからだ。
...被爆地が望んでいた核兵器廃絶という肝心の部分が薄らいだ感は否めない。...2009年のプラハ演説から一歩でも前に踏み込む廃絶への道筋も聞けずじまいだった。...これでは迫力に欠けたと言わざるを得ない。プラハで注目された核兵器廃絶に対する「道義的責任」という文言も今回は影を潜めてしまった。
 「核兵器なき世界」を唱えながら、オバマ政権が老朽化した核兵器を更新する計画を持つなど、矛盾する行動を続けている。...
 しかし、私たちは前向きに受け止めたい。所感の締めくくりの言葉が印象的だった。「広島と長崎は、核戦争の夜明けとしてではなく、道義的な目覚めの始まりとして知られるだろう」と。そうした未来を世界全体で選び取ろうという核超大国の首脳の決意とすれば評価できる。
 その思いは「サプライズ」となったオバマ氏の手土産にも表れていよう。原爆資料館に立ち寄ったのはわずか10分だったのは残念だが、手製の折り鶴を用意していた。...謝罪はないとしても被爆者に対する誠実さの表れとして受け止めたい。
...
 大切なのはこれからである。...「今日はあくまでスタートだ」と安倍晋三首相に述べたという。ならば今回は触れなかった核軍縮促進の具体的な道筋をはっきり示し、次の大統領につないでもらいたい。
 それは、ひとりオバマ氏の責務ではあるまい。むしろ世界の多数派である、私たち一人一人の「道義的責任」こそが問われている。今後もより一層、世界の首脳や国会議員たちに広島や長崎への来訪を呼び掛けていきたい。


沖縄:[オバマ氏広島訪問]核抑止論からの転換を2016年5月28日

 オバマ米大統領が27日夕、広島を訪れた。人類史上初めて原爆を投下した国の現職大統領が被爆地の土を踏んだ意義は大きい。 ...
 オバマ氏は、被爆の悲惨な実態を伝える原爆資料館を訪れた。資料館で凄惨(せいさん)な原爆の実相を感じることができたのならば、プラハ演説の「核なき世界」の理念に、魂が吹き込まれたに違いない。

 オバマ氏は原爆投下の謝罪をしなかった。米国内に「原爆正当化論」が根強く残るからだ。日米の両方をにらんだぎりぎりの行動である。
...
 所感で「核なき世界」を表明したが、道筋を明らかにすることはできていない。核政策に関しては希望と現実の乖(かい)離(り)が激しく、核保有国は核軍縮に消極的である。
...しかし、プラハ演説でノーベル平和賞を受賞した大統領として、最後まであきらめることなく具体的なアプローチを示すよう努力を尽くしてほしい。

 核保有国の元首であるオバマ大統領の広島訪問をきっかけに、核保有国のトップの広島訪問を呼び掛けたい。 ...
 だが、翻って、日本は唯一の被爆国としての責務を果たしているだろうか。

 米国の「核の傘」から離脱せず、核抑止力を肯定するような外交政策をとるなど矛盾している。

 「核と人類は共存できない」ことを国際社会の先頭に立って訴えることこそが日本の存在意義である。


琉球:オバマ氏広島訪問 核廃絶へ率先して行動を2016年5月28日

 現役の米大統領として、初めて広島を訪れたオバマ氏は...核兵器のない世界へあらためて決意を示した。
 被爆者らを前にした所感で謝罪はなかったが、原爆投下は「人類の道義的な目覚めとすべきだ」と位置付け、71年前の悲劇を教訓とする考えも強調した。
 オバマ氏は、言葉通りに残り約8カ月の任期で核兵器廃絶へ向けてさらなる道筋をつけてもらいたい。それが世界で唯一、核兵器を使用した国家の指導者としての責任だ。米国が行動を起こし、全ての核保有国に廃絶を呼び掛け、オバマ氏が「核なき世界」の実現へ向け主導的役割を果たすべきだ。...米国は非保有国が主導する「核兵器禁止条約」を支持しない方針を表明している。まず米国は非保有国の意見に耳を傾け、条約の実現可能性を真剣に検討すべきではないか。...
 世界の半数近い核弾頭を保有する米国が、真剣に取り組むことこそが核廃絶への近道だ。今こそ率先して行動すべき時である。...
 歴史的な米大統領の広島訪問を儀式に終わらせてはならない。次世代へ、さらには遠い未来の人類へ「核なき世界」をもたらすための新たな一歩と位置付けたい。

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37184:げんさんち。2016/05/31(火) 23:35:56 ID:「オバマ大統領の広島訪問についての社説・韓国編」
 さて、次はどうも外交的敗北を喫したと思っているっぽい隣の国、韓国の新聞から。  「日本とアメリカの外交成果だからこうなるでしょうよ」としか言えないのだけど、逆にそれが解っているから書くしかないみたいなそんな社説が並びました。朝鮮日報は社説では触れなかったので、中央と東亞とハンギョレから。 →中央日報:惜しまれるオバマ大統領の広島訪問=韓国 71年前に米国が広島と長崎に投下...

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