Hit.
げんさんち。
余裕ってどうやって手に入れるんだろうなぁ。

お品書き・・・ 落ちる雫の音-LOG-歩行は今快適か?-FAQ-ロケット乗り場-LINK-

ちと参加してみてる・・・ twitter/gendohkislashdot.jp/~gendohkimixi/mixi日記読むだけ用pixiv/幻導機

姉妹サイト・・・ ボクボク(同人活動報告) ・Twitter/sanakaoru -眞馨(眞馨の更新されるといいですね小説サイト) -Scrap Kingdom(更新されない小説サイト) ・Leader's Rand(PC-EngineFANファンサイト)

2010/02/27(土) 「女子アイスフィギュア 予想通り予想の斜め上を行く」
日々でなくつらつら:スポーツ -トラックバックないよ-コメント 224コ

スポーツナビ:フィギュアスケート 女子シングルフリー(実況)
スポーツナビ:フィギュア女子シングルフリー(点数)

      選手名__________________国名_________総合点 =SP点数+フリー点数(技術+構成-減点)
  1. キム・ヨナ______________韓国_________228.56 =78.50+150.06(78.30+71.76+0.00)
  2. 浅田真央________________日本_________205.50 =73.78+131.72(64.68+67.04-0.00)
  3. ジョアニー・ロシェット__カナダ_______202.64 =71.36+131.28(62.80+68.48-0.00)
  4. 長洲未来________________アメリカ_____190.15 =63.76+126.39(65.83+60.56-0.00)
  5. 安藤美姫________________日本_________188.86 =64.76+124.10(62.50+61.60-0.00)
  6. ラウラ・レピスト________フィンランド_187.97 =61.36+126.61(63.89+62.72-0.00)
  7. レイチェル・フラット____アメリカ_____182.49 =64.64+117.85(60.90+56.95-0.00)
  8. 鈴木明子________________日本_________181.44 =61.02+120+42(60.98+59.44-0.00)


 私の予測は217.5点程度やぁ、もっと凄い上げがあったもんだ。フリー単体でも2位の浅田真央に対して18点も差をつけるとは思わなんだ。

 ぶっちゃけた話、男女とも演技を私はほとんど見てまへん。
 見れる時間に起きてなかったからです。再放送も寝てた。見たのは前半戦ハイライトで、男子をダイジェストでちょっと見ただけ。
 なわけで、前回のSPもそうだけど、純粋に記事にある数字だけで判断するしかなく、その数字の話だけで話すると、キム・ヨナが最初に予想した通り、とんでもない点数で勝っちゃった。っつー話です。

 余談ながら、キム・ヨナの減点のトコが「+」じゃねーかと思われますが、もともとの記事に、

■フリー得点=要素点+構成点-減点

150.06=78.30+71.76+0.00

 ってあったのをそのままコピペしたからです。キム・ヨナはコケた方が点数上がるルールだったのかも知れないけど、真相は闇の中です。

スポーツナビ:フィギュア男子シングルフリー
スポーツナビ:フィギュア女子シングルフリー

 例によって構成点を見てみます。フリーにおける構成点は「技術+つなぎ+実行力/構成力+振付+曲の解釈」に、男子なら2、女子なら1.6かけた数字らしいので、それぞれ割ってみるとこう。










女子フリー1位 キム・ヨナ(金メダル)71.76/1.6=44.85(9.05+8.60+9.15+8.95+9.10)
女子フリー3位 ジョアニー・ロシェット(銅メダル)68.48/1.6=42.80(8.60+8.30+8.55+8.65+8.70)
男子フリー5位 高橋大輔(銅メダル)84.5/2=42.25(8.55+8.15+8.50+8.40+8.65)
女子フリー2位 浅田真央(銀メダル)67.64/1.6=41.90(8.55+7.85+8.5+8.45+8.55)
男子フリー3位 ステファン・ランビエル(4位)83.60/2=41.80(8.30+8.05+8.30+8.45+8.70)
男子フリー1位 エバン・ライサチェク(金メダル)82.80/2=41.40(8.20+7.95+8.50+8.35+8.40)
男子フリー2位 エフゲニー・プルシェンコ(銀メダル)82.80/2=41.40(8.40+7.25+8.80+8.20+8.75)
男子フリー4位 パトリック・チャン(5位)82.00/2=41.00(8.35+7.95+8.20+8.25+8.25)


 キム・ヨナの構成力はァァァァァァ世界一ィィィィィィィ(国が違います)。

 地味にロシェット、ランビエルの点数も気になったりしますが(ランビエルはSPもあったしな)、それでも男女含めて唯一の9点台獲得。しかも9点台を3つも叩き出した構成ってのはどんなもんだったのか見てみたいもんですなぁ。男子含めてそこまで差があるものなのかと
 でまぁ、こうなると邪な考えも浮かんじゃうので、やっちゃいましょう。キムと浅田とロシェットの構成点を1.6倍から2倍にしてみましょう。

キム 246.50 =78.50+168.00(78.30+89.70+0.00)
浅田 222.26 =73.78+148.48(64.68+83.80-0.00)
ロシェット 219.76 =71.36+148.40(62.80+85.60-0.00)

 ちなみに、男子銅メダリストの高橋は247.23点。4位のランビエルは246.72点。5位のジョニー・ウィアは238.87点。フリーの時間が違うとは言え、キムは男子に放り込んでも入賞できます。
 男子入賞は8位の小塚で231.19点。9位のアボットが218.96点なので、浅田でも賞は無理。

 まぁ、そんな点数でしたとさ。

 断言できるくらいのコトですが、この点数が抜かれるってことはもうありません。本人ですらもう抜けません。ルール改正が直後に行われるかも知れないけど、行われなければ尚更もう抜けません。
 こうして、世界最高得点をたたき出して金メダルをとった女王として、キム・ヨナの名前は後世に残るっていうコトになりましたとさ。めでたしめでたし。

 は、さておき。
 安藤の5位はある意味意外でした。日本人選手のオリンピック初出場はグダグダなことが多いから、安藤こそがメダル最有力だと思っていたのだけど、浅田も鈴木も自己最高得点をたたき出しているし。結局、「今の調子なら浅田、安藤、鈴木の順番だろう」っていう順当な結果に落ち着いちゃったという。

 まぁ、次のソチを楽しみにしましょう。
 バンクーバーはなんか敗戦ムードになりつつあるけど、これでもトリノのメダル数(金1個)よりは増えてるんだからね。金はないけどさ。

 以下、コメント。
時事:フィギュア女子・談話〔五輪・フィギュア〕

(順位ごとに編集:幻導機)
金メダル 金妍児(韓国)
 五輪でチャンピオンになることが夢だったが、現実になって、もはや夢ではなくなった。信じられない気持ちだ。とにかく五輪チャンピオンになれてうれしい。フリーは140点ぐらいと思っていたが、信じられない点数が出て、泣いてしまった。練習でやってきたことがすべて出せた。

銀メダル 浅田真央
 (フリーで)3回転アクセルを2回跳べたことはすごくよかったと思うけど、それ以外は全く満足していません。初めての五輪はすごく悔しかったですけど、初めてのことばかりで、すごくいい経験になったと思います。(金妍児は)きょうの演技を見て、本当に強い人だなと思いました。

銅メダル ジョアニー・ロシェット(カナダ)
 とても誇りに思う。表彰台に立てたことが非常にうれしい。これはわたしの母とともに目指してきた人生の計画。それを達成できてよかった。

4位 長洲未来(米国)
 安藤さんの上をいってしまった。世界選手権を勝った人の上だから、とてもうれしかった。もうちょっといったら、表彰台に立てると思った。

5位 安藤美姫
 大きなミスなく終われた。ショートプログラムの結果が悔しくて落ち込んだが、みなさんへの感謝の気持ちを出すのが自分だと思っていたのでよかった。4年前のトリノは失敗ばかりしていたが、自分なりに成長できたと思う。ソチ五輪を目指すかどうかはまだ分からないが、3度目の正直もいいのかな、と思う。

8位 鈴木明子 この舞台では取りあえず、まあまあの出来だと思う。五輪を本当に楽しみにしていたので、すごく幸せな時間だった。最後まで滑ることができたし、歓声に後押しされたのがうれしくて、感極まってしまった。

スポンサーサイト

2010/02/27(土) 「長崎県知事選で負けたので社説」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバックないよ-コメント 64コ

朝日:民主敗北―民心の離反を見据えよ

 このままでは反転攻勢はおぼつかない。鳩山由紀夫首相と民主党は、この事態を深刻に受け止める必要がある。
(略)
 首相や小沢一郎幹事長の政治資金問題が影響したことは間違いない。首相も記者団に「政治とカネの問題の影響を受けた」と認めた。
(略)
 政権交代から5カ月。県民に生活向上の実感があれば、選挙結果はまた違ったものになっていたかもしれない。

 ところが、民主党が見せたのは、政権党の強みをちらつかせて、自民党を支援してきた業界団体を引きはがそうという利益誘導まがいの姿だった。これで、地域に生きる人たちの共感が得られるとは思えない。

 一方の自民党は勝利に力を得て、与党への対決姿勢を強め、予算委員会の審議を拒否した。これもまた、民意をはき違えていると言わざるをえない。

 有権者が求めているのは、国民生活のための徹底した政策論議だ。それがわからないようでは、参院選に向けた党勢回復にはつながるまい。


産経:民主系敗北 喚問拒否は民意に反する

 「政治とカネ」の問題をめぐり、民主党は今こそ自浄能力を発揮すべきである。
(略)
 民主党の閣僚や議員は小沢氏に対し、証人喚問などに応じることを促すとともに、改めて進退の判断を求めるときである。

 昨年の衆院選で、長崎県では民主党の女性の新人候補が自民党のベテラン議員を破るなど4選挙区すべてで勝利し、知事選も優位とみられていた。だが、首相の偽装献金事件や小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、情勢は一変した。
(略)
 最近は北海道教職員組合の違法献金事件も加わり、政権政党が疑惑にまみれた印象を与えている。国民の信を失うのは当然だ。

 小沢氏の証人喚問を民主党が拒否していることから、自民党は衆院予算委員会での審議拒否を決めた。だが、公明党など他の野党は審議に参加しており、民主党は証人喚問や参考人招致を拒む態度を変えていない。野党間の連携を図り、与党にも自浄作用を働きかけるなど、疑惑にメスを入れる実効性ある方法を主導すべきだ。


中日:長崎県知事選 政権不信と受け止めよ

 長崎県知事選で、民主党など与党推薦の新人候補が敗北した。鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」の問題を抱える政権への不信の表れだ。首相は深刻に受け止めねばならない。
(略)
 地方選と国政は直接関係ないとはいえ、最大の敗因は「政治とカネ」の問題をめぐる政権不信だ。
(略)
 民主党は自民党政権時代とは違う政治的責任の取り方を示し、不信解消に努めなければならない。

 一方、自民党にとっては、今回の勝利を党勢回復のきっかけにしたいところだろう。

 ただ、党本部は小泉進次郎衆院議員ら知名度の高い議員を応援に投入したが、衆院選で惨敗した党が前面に出る悪影響を懸念し、候補推薦には至らなかった。

 正面から戦いに挑んで、勝ったわけではない。自民党離党者が後を絶たないのも、党再生が緒に就いていない証左だ。

 谷垣禎一総裁ら党執行部は今回の勝利に浮かれることなく、党の体質改善に努めるべきだ。さもなくば、参院選を足掛かりに政権を奪還することなど夢のまた夢だ。


日経:長崎知事選敗北は鳩山政権への警鐘だ

 21日に投開票された長崎県知事選で、民主党など与党3党が推薦した候補が大差で敗れた。鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」の問題が響いたのは、明白だろう。首相や小沢氏は、鳩山政権への警鐘として選挙結果を深刻に受け止める必要がある。
(略)
 「政治とカネ」の問題だけではなく、米軍普天間基地の移設問題の迷走など鳩山政権の政策遂行力にも不満が募っている。政権交代への期待感はしぼみ、有権者の視線は厳しさを増している。ここでたがを締め直さないとじり貧になりかねない。

 自民党も喜んでばかりはいられない。今回の選挙結果は「敵失」に助けられた面が大きく、自民党の支持率自体が上向いているわけではないからだ。

 自民党は小沢氏の国会招致に与党が応じないことなどを理由に、22日から審議拒否戦術に転じた。だが、公明党など他の野党は審議に応じており、自民党の戦術は支持を得られまい。国会で議論すべきテーマは山積している。自民党は論戦で存在感を示した方がいい。


毎日:長崎ショック まず「政治とカネ」決着を

(略)
 地方選とはいえ、鳩山由紀夫首相が22日認めた通り、首相と小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」の問題が敗因の一つになったのは間違いなかろう。鳩山政権が昨秋の事業仕分け以外に国民の目に見える形で政権交代の成果を出していないという現実もある。発足後5カ月余りとなる鳩山政権そのものに厳しい評価が下されたといっていい。
(略)
 野党側は22日、小沢氏らの証人喚問などを申し入れる一方、自民党は与党が要求に応じない限り、衆院予算委など国会審議を拒否する方針も決めた。審議拒否は決してほめられた手法ではない。だが、事態を打開するためには、やはり小沢氏が国会で説明するのが先である。

 小沢氏は国会での説明に依然消極的のようだが、会見では「与野党の話し合いに任せていきたい」とも語った。鳩山首相が選挙結果を「真摯(しんし)に受け止める」というのなら、首相自らが小沢氏に国会で説明するようもっと強く求めるべきである。そして原点に立ち返り、政権交代して政治はどれだけ変わったのか、具体的に示していくしかない。


読売:長崎知事選敗北 景気と「カネ」が民主の逆風に

(略)
 鳩山首相や小沢民主党幹事長の元秘書らが起訴された後、初の与野党対決型の選挙だ。地元には特段の争点が見あたらず、「政治とカネ」の問題が選挙にどう影響するかが注目された。

 投票を終えた有権者を対象に読売新聞が実施した出口調査では、政策課題について、景気・雇用対策を重視したと回答した人が圧倒的に多かった。

 橋本氏の敗北は、鳩山内閣の経済政策への不満が地方に根強いことを示したと言えよう。

 一方、政策以外の問題については、「政治とカネ」を投票の判断材料にしたと答えた人は4割強だった。そのうち約6割の人が中村氏に投票している。

 選挙の結果は、トップ2人の問題に対する民主党の対応にも、県民が納得していないことをうかがわせる。
(略)
 いつまでも、「政治とカネ」の問題に背を向けていることは許されない。


 とまぁ、主要な全国紙+1は基本的に「鳩山・小沢の『政治とカネ』問題が悪いから」という論調だったのですが、ご当地の長崎新聞ではこんなカンジだったようで。

長崎:石井一議員の選挙演説 有権者への恫喝は許さない

 本県知事選は、自民、公明両党の応援を受けた前副知事、中村法道氏が、民主など与党3党推薦の候補に大差をつけて当選した。
(略)
 政党政治である以上、各政党が全力を尽くして有権者に支持を訴えるのは当然のことだ。だが、どんなに激しい選挙戦であっても、それはあくまで民主主義のルールに基づいたものでなければならない。

 残念ながら今回の選挙戦の過程で、1人の有力政治家に、そうしたルールを忘れた言動がみられた。(略)

 問題発言をしたのは、民主党選挙対策委員長の石井一参院議員。石井氏は1月29日の民主党推薦知事候補の総決起集会で、同候補が落選したケースに言及し、「時代に逆行するような選択を長崎の方がされるのであれば、民主党政権は長崎に対し、それなりの姿勢を示すべきだろうと私は思います」と述べ、「それが政治である」と付け加えた。

 本県有権者が民主党候補を知事に当選させなければ、政権党の力を使って県民全体に不利益を与えると脅した、まぎれもない恫喝(どうかつ)発言である。われわれは、断じてこれを許さない。

(略)これからも、与えられた1票を大切に行使しながら、この長崎の地で、民主主義を守り、より良い政治を実現すべく地道な努力を続ける決意である。それが、有権者恫喝発言を行った石井氏に対する、われわれ長崎県民の答えだ。


 ま、これも確かに「政治とカネ」問題ではあるだろうけどね。
 参院選までに民主党政権がどこまで支持率落っことすのか、ちょっと注目した方がいいかも知れない。

 もっとも、自民党の支持率が上がるってことはないんだけどな。最大野党はがんばっても通常20%以下ですから。普通は。

2010/02/27(土) 「HTB再編するそーだ」
日々でなくつらつら -トラックバックないよ-コメント 72コ

水曜どうでしょう公式

2月25日木曜日。藤村です。


みなさまにご報告があります。


このたび私と嬉野は、4月1日付けでコンテンツ事業室という部署に異動することとなりました。
(略)
90年代初めの「モザイクな夜」から始まって、「水曜どうでしょう」「ドラバラ」「いばらのもり」「ハナタレナックス」「素晴らしい世界」などの番組制作を行ってきたHTB制作部ですが、4月をもって、なくなることになりました。
(略)
繰り返しになりますが、私と嬉野は基本的にこれまでと変わらない業務内容と聞いております。どうでしょうがなくなるとか、そういうことではありませんので、ご心配なく。

また、嬉野先生の調子も大丈夫ですので、ご心配なく。
(略)
以上、報告でした。

(18:07 藤村)


 ヒゲ達の旅は当分先になりそうだ。
 うれしーは甲状腺がちょっとなんかあったらしい。本人曰く大丈夫らしいけど、どっちみち治療してからでないと旅は無理かもなぁ。


 以下、どーでもよい話。

まだ、ちょっと続く。

2010/02/26(金) 「いつもの文通。高校授業料無償化朝鮮学校篇」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバックないよ-コメント 102コ

 久しぶりに正反対な内容だったので並べちゃう。
産経:朝鮮学校 無償化除外へ知恵を絞れ(2/23)

 4月から実施予定の高校無償化をめぐり、在日朝鮮人の子女が学ぶ朝鮮学校を対象から外すよう中井洽(ひろし)拉致問題担当相が川端達夫文部科学相に要請し、同省で検討が行われている。中井氏の狙いは、拉致問題で北朝鮮に強い姿勢を示すことにあるとみられる。担当相として当然の要請だ。

 1月29日に閣議決定された高校無償化案では、朝鮮学校などの各種学校も「高校と同等」とみなされている。4月までに省令で定める判断基準によっては、朝鮮学校にも生徒1人当たり年額約12万円の「就学支援金」が支給される可能性がある。

 朝鮮学校は、講堂に金正日総書記の肖像画を掲げるなどの同胞教育で知られる。万景峰号が日朝間を行き来していたころは、北への修学旅行(祖国訪問)を利用し、故金日成(元国家主席)・金正日父子への忠誠心や反米思想を植えつける教育を行っていた。

 最近、北朝鮮が過去半世紀にわたって日本の朝鮮学校に計460億円の資金を提供し、昨年も2億円の「教育援助金」を送金していた事実も明らかになった。

 しかも、北は横田めぐみさんら多くの日本人をいまだに拉致したままだ。その強い影響下にある朝鮮学校に他の各種学校と同様、就学支援金を支給するというのは、国民感情に反しよう。

 平野博文官房長官は「無償化にふさわしいカリキュラムかも含めて、文科省がチェックしなければならない」と述べ、教育課程が適切でなければ無償化の対象から除外することも示唆した。

 就学支援金も国民の税金である。それを使う以上、カリキュラムが日本の学習指導要領に準拠していることは最低条件である。

 文科省によると、各都道府県の認可を受けた朝鮮学校は平成21年度で全国に73校あり、うち日本の高校に当たる「高級学校」は中高級学校を含めて12校だ。いずれも朝鮮総連と深い関係にある。

 朝鮮学校には毎年、各自治体から5億円を超す補助金が支払われている。この支出が妥当なものか否かのチェックも必要だ。

 かつて在日朝鮮人系の朝銀信用組合が破綻(はたん)した際、朝鮮総連への不透明な融資や北朝鮮への不正送金などの疑惑が指摘されながら、日本政府は1兆3600億円の公的資金を投入し、国民感情に大きなしこりを残した。このようなことは繰り返したくない。

朝日:高校無償化―朝鮮学校除外はおかしい(2/24)

 高校無償化法案の国会審議が始まるのを前に、中井洽・拉致担当相が、在日朝鮮人の子弟が通う朝鮮学校への支援はすべきでない、と川端達夫・文部科学相に要請した。

 北朝鮮は国際的な非難や制裁にもかかわらず核・ミサイル開発を進め、日本人拉致問題解決への協力も拒み続ける。その北朝鮮を支持する在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の影響下に朝鮮学校があることが、理由のようだ。

 北朝鮮という国家に日本が厳しい姿勢をとり、必要な外交圧力を加えるのは当然だ。しかしそれと、在日朝鮮人子弟の教育をめぐる問題を同一の線上でとらえていいのだろうか。

 全国各地にある朝鮮学校のうち、高校課程に相当する高級学校は、現在10校。2千人近くが学んでいる。

 朝鮮学校は日本の敗戦後、在日朝鮮人たちが、母国語を取り戻そうと各地で自発的に始めた学校が起源だ。1955年に結成された朝鮮総連のもとで北朝鮮の影響を強く受け、厳格な思想教育が強いられた時期もある。

 だが在日の世代交代が進む中、教育内容は大きく変わった。大半の授業は朝鮮語で行われるが、朝鮮史といった科目以外は、日本の学習指導要領に準じたカリキュラムが組まれている。

 北朝鮮の体制は支持しないが、民族の言葉や文化を大事にしたいとの思いで通わせる家庭も増えている。

 かつては全校の教室に金日成、金正日父子の肖像画があったが、親たちの要望で小・中課程の教室からは外されている。そうした流れは、これからも強まっていくだろう。

 学校の経営はどこも苦しい。自治体からの助成はあるが、国の支援はゼロ。年額40万円ほどの授業料に寄付も求められ、家庭の負担は重い。

 高校無償化は、すべての高校生らが安心して勉学に打ち込める社会にしよう、という政策だ。

 先月に閣議決定された法案は、国公私立の高校や高等専門学校に加え「高校課程に類する各種学校」を対象とする。ブラジル人学校や中華学校、朝鮮学校なども想定されていた。

 外国籍の子も含めて学ぶ権利を保障することは、民主党がめざす教育政策の基本でもある。朝鮮学校の除外は、こうした理念からはずれる。

 朝鮮学校に通う生徒も、いうまでもなく日本社会の一員である。

 川端文科相は昨日、無償化の対象を決める際に「外交上の配慮、教育の中身は判断材料にならない」と述べた。

 中井担当相は一度、川端文科相とともに朝鮮学校を視察してみてはどうだろう。

 そこで学んでいるのは、大学を目指したり、スポーツに汗を流したり、将来を悩んだりする、日本の学校と変わらない若者たちのはずである。



 いわゆる1条学校だけでいいと思うんだけどねぇ。
 「お金を渡したい相手がいるから」なのはわかるんだけど、そのために他の渡したくない学校にまであげて、予算を逼迫させてたらしょうがないと思うんだけど。

2010/02/26(金) 「ま、あんまりそういう期待はしない方がいい」
日々でなくつらつら:スポーツ -トラックバックないよ-コメント 183コ

時事:金メダルへ、4.72点差追う浅田=完ぺきに滑ってミス待つ形〔五輪・フィギュア〕

 【バンクーバー時事】フィギュアスケート女子は、ショートプログラム(SP)世界歴代最高の78.50点で首位に立った現世界女王の金妍児(韓国)と、4.72点差で続く2位の浅田真央(中京大)による金メダル争いが濃厚となった。
(略)2人の今季の代表的な構成を基にジャンプの基礎点を合計すると、浅田の45.7点に対し、金妍児は43.3点。ともにすべて成功させ、「GOE」と呼ばれるジャッジによる見栄え評価の加減点も同じだと仮定しても、ジャンプでは2.4点差しか縮まらない。
 GOEに加え、芸術性などを評価する5項目からなる演技構成点では金妍児の方が高得点を得ているケースが多い。そうなると、浅田は完ぺきに演じた上で金妍児のミスを待つ戦いになる。
(略)


 まぁ、SPで言えば技術点に+3、構成点に+0.5っていうのが、浅田真央とキム・ヨナの点差なので、フリーでもそれくらい点差がつけられるであろうと。となると、浅田真央がありったけの演技をしてもキム・ヨナのアドバンテージは7点くらい。
 4回はコケないとまぁ、キム・ヨナでしょう。1回くらいではほとんど減点にならんだろうから。

 オリンピック前にとんでもない点数が出ると書いたけど、SPを見る限りでは高い方で来ました。浅田真央の演技がキム・ヨナよりも後であることを考えると、キム・ヨナが普通の点数を取って、浅田真央がグダグダな点数になることもありえるんですが、おそらくは世界最高得点でフリーも締めくくるんじゃないかと思います。

 えーと、ここによると、世界最高得点がキム・ヨナの210.03点。これを超えてくるでしょう。
 キム・ヨナのSPの最高得点が76.28点。フリーが133.95点。今回のキム・ヨナがSP78.50(+2.22up)だから、フリーは倍の+5.0upと行きましょう。

 というわけで、キム・ヨナの点数は217.5点程度と予測してみる。誤差は1.0点くらいで。
 もちろんキム・ヨナがコケたら終わりなんだけど、ほとんどコケないで行ったら上に書いた点数に近い点数を叩き出して引退するんじゃないかなぁ。などとほざいてみる。

 当たったら笑おう。
 そして、韓国フィギュアスケートの最期を見届けるとしましょう。
 キム・ヨナが去った後、果たして強化がうまくいくのかどうか、正直わからないからね。

 もちろん、上手く行くならそれはすばらしいことだけども。

2010/02/25(木) 「そのとおりなんだけど」
日々でなくつらつら:プロレス格闘技 -トラックバックないよ-コメント 282コ

時事:元朝青龍が再来日=米国から、質問には無言

 4日に現役を引退した元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(29)が24日、ニューヨーク発成田着の航空機で再来日した。
(略)


 もう、朝青龍という名前が使わせない方向で。横綱になった名前だからそりゃそーか。
 ドルゴルスレン・セルジブデとか、もう日本には来ないんだろうなぁ。本国で幸せならそれでいいんだけどさ。

2010/02/25(木) 「とりあえずSPだけだけど」
日々でなくつらつら:スポーツ -トラックバックないよ-コメント 66コ

スポーツナビ:浅田SP2位、金妍児トップ=安藤は4位につける-女子SP〔五輪・フィギュア〕

 フィギュアスケートは23日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、浅田真央(中京大)は73.78点で2位、金妍児(韓国)がSP世界歴代最高の 78.50点でトップに立った。
 浅田は冒頭の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を成功させるなど、高得点をマーク。直後に滑った昨季世界選手権優勝の金妍児(韓国)も、完ぺきな演技で浅田を上回った。
 2度目の五輪出場の安藤美姫(トヨタ自動車)は64.76点で4位。初出場の鈴木明子(邦和スポーツランド)は61.02点で11位だった。ジョアニー・ロシェット(カナダ)が71.36点で3位。
 フリーは25日に行われる。 (バンクーバー時事)


 やー、やっぱり来ましたねぇキム・ヨナ。

スポーツナビ:フィギュア男子シングルショートプログラム
スポーツナビ:フィギュアスケート女子シングル

 ここを参考にすると、
■男子
  1. プルシェンコ:90.85
    • 技術点:51.10
    • 構成点(技術:8.20 つなぎ:6.80 実行力/遂行力:8.65 振付:7.85 曲の解釈:8.25)
    • 減点合計:0.0

  2. ライサチェク:90.30
    • 技術点:48.30
    • 構成点(技術:8.20 つなぎ:7.95 実行力/遂行力:8.60 振付:8.50 曲の解釈:8.75)
    • 減点合計:0.0

  3. 高橋:90.25
    • 技術点:48.90
    • 構成点(技術:8.30 つなぎ:7.50 実行力/遂行力:8.55 振付:8.30 曲の解釈:8.70)
    • 減点合計:0.0

  4. 織田:84.85
    • 技術点:46.00
    • 構成点(技術:8.00 つなぎ:7.15 実行力/遂行力:8.00 振付:7.80 曲の解釈:7.90)
    • 減点合計:0.0

  5. ランビエル:84.63
    • 技術点:41.48
    • 構成点(技術:8.50 つなぎ:8.20 実行力/遂行力:8.65 振付:8.65 曲の解釈:9.15)
    • 減点合計:0.0

■女子
  1. キム:78.50
    • 技術点:44.70
    • 構成点(技術:8.60 つなぎ:7.90 実行力/遂行力:8.60 振付:8.40 曲の解釈:8.75)
    • 減点合計:0.0

  2. 浅田:73.78
    • 技術点:41.50
    • 構成点(技術:8.25 つなぎ:7.40 実行力/遂行力:8.40 振付:8.10 曲の解釈:8.20)
    • 減点合計:0.0

  3. ロシェット:71.36
    • 技術点:39.20
    • 構成点(技術:8.10 つなぎ:7.70 実行力/遂行力:8.15 振付:7.95 曲の解釈:8.30)
    • 減点合計:0.0

  4. 安藤:64.76
    • 技術点:34.80
    • 構成点(技術:7.70 つなぎ:7.00 実行力/遂行力:7.60 振付:7.50 曲の解釈:7.65)
    • 減点合計:0.0

  5. フラット:64.64
    • 技術点:36.80
    • 構成点(技術:7.00 つなぎ:6.60 実行力/遂行力:7.05 振付:6.95 曲の解釈:7.20)
    • 減点合計:0.0

 やー、すごい。圧倒的。構成点だけ並べて見ますか。

  1. ランビエル:43.15
    構成点(技術:8.50 つなぎ:8.20 実行力/遂行力:8.65 振付:8.65 曲の解釈:9.15)
  2. キム:42.25
    構成点(技術:8.60 つなぎ:7.90 実行力/遂行力:8.60 振付:8.40 曲の解釈:8.75)
  3. ライサチェク:42.0
    構成点(技術:8.20 つなぎ:7.95 実行力/遂行力:8.60 振付:8.50 曲の解釈:8.75)
  4. 浅田:41.90
    構成点(技術:8.25 つなぎ:7.40 実行力/遂行力:8.40 振付:8.10 曲の解釈:8.20)
  5. 高橋:41.35
    構成点(技術:8.30 つなぎ:7.50 実行力/遂行力:8.55 振付:8.30 曲の解釈:8.70)
  6. ロシェット:40.20
    構成点(技術:8.10 つなぎ:7.70 実行力/遂行力:8.15 振付:7.95 曲の解釈:8.30)
  7. フラット:40.20
    構成点(技術:7.00 つなぎ:6.60 実行力/遂行力:7.05 振付:6.95 曲の解釈:7.20)
  8. プルシェンコ:39.75
    構成点(技術:8.20 つなぎ:6.80 実行力/遂行力:8.65 振付:7.85 曲の解釈:8.25)
  9. 織田:38.85
    構成点(技術:8.00 つなぎ:7.15 実行力/遂行力:8.00 振付:7.80 曲の解釈:7.90)
  10. 安藤:37.45
    構成点(技術:7.70 つなぎ:7.00 実行力/遂行力:7.60 振付:7.50 曲の解釈:7.65)


 男子金メダリストのライサチェクより高いよ構成点……ってネタにしたかったんだけど、ランビエル爆押しの方が凄すぎだったので頓挫して終了。
 でも、浅田も浅田で高橋より上なのね。でもって、プルシェンコ(男子銀メダル)なんか、ロシェット・フラットにすら負けてるし。あらあらまぁ。

 ちなみにキム・ヨナの技術点は織田には劣るもののランビエルより遥か上でしたとさ。浅田も0.02だけ勝ってるけどね。

 以下、余談。
産経:【フィギュア】長洲、鼻血に負けず堂々演技 アメリカンドリーム体現


 6位の長洲(アメリカ)は鼻血吹いてたらしい。
 「(拠点の)カリフォルニアと気候が違って乾燥して鼻血が出た。演技の半分くらいから鼻の中からチョロチョロ流れた。鼻が詰まってどうしようという感じ」
 ってことらしいけど、それでもなんやかんやで6位につけてるんだから、すごいな。この16歳。

2010/02/25(木) 「読みやすい方に人は流れていく」
日々でなくつらつら:ゲームの話 -トラックバックないよ-コメント 51コ

Google:オブリビオン -"オブビリオン" の検索結果 約 1,430,000 件
Google:オブビリオン -"オブリビオン" の検索結果 約 19,000,000 件

 正式名称は「『The Elder Scrolls IV : オブリビオン』(英:The Elder Scrolls IV Oblivion)」なんだけど、なんとまぁなこの定着率。

2010/02/25(木) 「また西又か」
日々でなくつらつら:萌え! -トラックバックないよ-コメント 114コ

読売:「立川たっち」萌え~

 立川の名前を冠した美少女キャラクターが、インターネット上で人気を呼んでいる。ホームページを運営する市内の会社が企画したグッズもよく売れているといい、同社は「この勢いを市内経済に生かそう」と策を練っている。市も「連携して応援したい」と歓迎する。関係者は立川を「オタクの新聖地」にしようと盛り上がっている。

 キャラクターは、市内の小学校に通うという設定の美少女「立川たっち」。魔法の力で変身した大人の姿と2種類ある。

 作者は、漫画やアニメなどのかわいいキャラクターを示す「萌(も)え系」業界で著名なイラストレーター西又葵さん。2008年、秋田県羽後町の農協のために「あきたこまち」のパッケージイラストを描き、売り上げを7倍近く増やした実績もある人気絵師だ。
(略)
 こうした試みを、市側も歓迎する。市内には、国内外に熱烈なファンを抱えるフィギュアメーカー「壽屋」が本社を構え、JR立川駅前のデパートには、フィギュア専門店や鉄道模型専門店などが軒を並べる。

 市は新年度から、市内のサブカルチャー系文化を広く発信していく予定で、市産業振興課は「サブカルは市のセールスポイントの一つ。たちぷろも応援していきたい」と乗り気だ。
(2010年2月23日 読売新聞)


たちぷろ☆オフィシャルサイト:立川たっちプロフ


 まぁ、実際立川は壽屋(模型)・アニメイト・まんが王・ゲーマーズ(まんが、アニメ)・世界堂(画材)・ビックカメラ(パソコン、ゲーム、AV)・ユザワヤ(服飾)・ソフマップ(中古PC、エロゲ)と、一応いわゆる「アキバ系オタク」の店を網羅しておりますでな。
 一時、「メイド喫茶ができた」と聞いて、よくよく調べてみたらデリヘルだったなんてオチもありましたが。

 そんな立川には国営昭和記念公園があって、昭和天皇記念館なんてのもあります。
 私が行った時は、「子供時代の物とかを展示してるけど、全体的な雰囲気は、『戦後になって丸くなった植物好きおじいちゃん』ってのを前面に押し出したカンジ」だったんで、そういうのが嫌いな人だとアレだろうけど、興味がありましたらそちらもどーぞ。

2010/02/25(木) 「○○離れとベーシックインカムのことでの戯言」
日々でなくつらつら:政治のまねごとのようなビラ -トラックバックないよ-コメント 140コ

アルファルファモザイク:若者が離れてるもの一覧

766 水先案名無い人 :2009/10/20(火) 20:23:47 ID:gVzkNqK70
23 :名無しさん@恐縮です:2009/10/20(火) 16:44:45 ID:z30m3z790
若者が離れてるもの一覧

テレビ離れ
クルマ離れ
読書離れ
酒離れ
新聞離れ
タバコ離れ
旅行離れ
活字離れ
理系離れ
プロ野球離れ
恋愛離れ
雑誌離れ
CD離れ
映画離れ
ゲーセン離れ
パチンコ離れ
腕時計離れ
スポーツ(全般)離れ
ゴルフ離れ←New!
(略)


 とまぁ、こんなのがあった。
 まぁ、まとめるとこんなカンジか。

テレビ離れ
クルマ離れ
活字離れ(読書離れ・新聞離れ・雑誌離れ)
酒離れ
タバコ離れ
旅行離れ
理系離れ
恋愛離れ
CD離れ
映画離れ
ゲーセン離れ
パチンコ離れ
腕時計離れ
スポーツ(全般)離れ(プロ野球離れ・ゴルフ離れ)

 あんまりまとまらんかった。
 で、この手の話題になると出てくる反論の一つに、

あるウソつきのブログ(以下省略):○○離れ

(略)
■根拠のないウソ
活字離れ(ネット普及でむしろ読む量アップ)
献血離れ(献血できる条件が厳しくなった事とか考慮してる?)
わさび・からし離れ(若者だけか?これ)
(略)


 ってのがあるんだけど、屁理屈とは言え、活字離れは確実に起きてるんだよね。このネット普及のおかげで。
 なんでって、活字ってのが(活版)印刷された文字のことだから。画面に映ってる文字は「活版印刷フォント」なんてものを作って表示したって「活字」じゃない。

 うん、我ながら屁理屈にしか聞こえない。でも、そういうコトなんだからしょーがない。新聞離れ・読書離れもそう。それを踏まえてネット配信に勝負かけたのが産経新聞とか電子ブックとかの類ですわな。今のトコ上手く行ってないけども。

 わさび・からしはさておき、他の○○離れは正直な話をすれば懐具合と勤務の偏りが出ているような気がします。

 世の中の人を大雑把に分けると、こうなるんだろうけど、この比率が昔に比べて変わってしまったのかなぁ。と。

 一億総中流なんてのを目指した時代から、勝ち組・負け組というのが明確になってきて、今は仕事無い(金無い)から娯楽に行けず、お金がある人はヒマが無くて娯楽に行けず、両方ある人はごくごく一部。
 そういう時代に今なったんじゃないかなーと。まぁ、そんなことを思うワケです。


 そういえば、なんかニコ生で「ベーシックインカム」についての討論飲み会があって、ちょろっと小一時間くらい見たんだけども。
 なんか夢見てていいなぁ。なんて思って、途中で結局飽きて寝た。

 浅はかな頭で考えると、日本でベーシックインカム(ニコ生の話では7万円だった)やったら、
  1. 日本人がぐーたらな場合
    • 週刊誌に「7万円で生活」という特集が載る。
    • 基本的に「働きたい」というごく一部の人間を除いて誰も働かない。税収は減る。
    • 公務員は自動的に減る。
    • 公共サービスが自動的に消える。ボランティアで誰かがやるまで何も起こらない。

  2. 日本人が働かされる場合
    • 毎月7万円もらってるという前提で給料が下がる。
    • 毎月7万円もらってるという前提で物価が上がる。
    • そのほか特に変化ナシ

 多分、こーなる気がするんだよね。

 ベーシックインカムというのは「国民一人一人に必要最低限の資金を与えることで、自由に職を選ぶことができる」という制度なんだけど、それを今の日本人にやったら「国家に寄生するニートを大量発生させる」だけな気がするのです。

 独り者はルームシェアで家賃をできる限り軽減する。全部の部屋に二段ベッドを置いて、みんなでそこで寝転がって生活。家賃・光熱・水は折半すれば月数千円。飯は店が生きてれば出前でもなんでもできるし。
 その中で子供が(なんかの弾みで)出来たら3人で独立して一つの部屋に。3人で月21万だから、家賃5万~7万のトコを狙ってそこでまたニート生活。そこで妥協するか、子供つくりまくって搾取するかは親次第。

 そうこうして、いずれ働く人がいなくなったら外国人労働者が来るかも知れないし、そもそも会社というものが自然消滅して、働いてるのは外国の企業の外国人だけになってたりして。

 犯罪は国民総ニートになるのであれば死体遺棄が異様に増える可能性が大。もっとも、それを取り締まる警察(公務員)がいるのかどうかもわかんない。国防なんかもどっちらけでそもそも国として成立するんだかどーだか。

 まぁ、1億総ニートってのはなかなか無い展開だとは思うけど、仮にそうなったら税収が減るし、貯金も自動的に減るし、貯金が減れば国債は外国にしか出せないしで、あっさり破綻していくのかなーと思うのです。

 後者の場合だったら、なーんも変わらない。年間84万の増税があって、毎月7万円もらえますよー。みたいな。そんなカンジ。

 それよりももっとあっさりと最低賃金を引き下げちゃう方がよい気がする。外国人労働者が奪っている日本企業の雇用を日本人に取り返すためにってだけなんだけど。
 結局、経営者っつーか経団連っつーか、そのへんが「てめぇのトコの労働者が消費者だ」っていう意識が凄く皆無で、外から労働者を拾って、外に商品を売って「内需が上がらない」とか頭抱えてるように見えてなんだかなーと。
 そこが是正されない限りはもうダメな気がする。中国みたいに10億人の奴隷と2億人の富裕層という国を日本でもやりたいっていうなら、もう止められないんだろうけど。
 
 なんかとりとめもない話になっちゃったけど、まぁ、そんなカンジで。
 とりあえずベーカムとやらは今の日本でやると、ただただ節約生活始める人が増えるだけだと思うってことで。
 贅沢ってのは極端な言い方すると「ムダを楽しむ」ことだからねぇ。節約が美徳になってる今の状況をなんとかしないと贅沢ってのはしてくんないですよ。えぇ。

2010/02/25(木) 「ちなみにこの人は麻生太郎総理大臣(当時)の原稿に出てくる漢字について麻生太郎に漢字テストしたじーさんです」
日々でなくつらつら:ニュース -トラックバックないよ-コメント 142コ

J-CAST:ワイドショー通信簿 長崎知事選にみる 怖くない民主恫喝力

<テレビウォッチ>2月 21日投開票の長崎県知事選では、民主・社民・国民新3党の推薦候補が自公支援候補に大差で敗れた。スタジオのコメント陣が民主党の敗因を述べ合った――
(略)
松尾貴史(民主党・石井一選対委員長が応援演説で「時代と逆行するような選択をされるのなら、民主党政権は長崎に対してそれなりの姿勢を示すべき」と語ったことを受けて)「恫喝みたいでひどい話だ。次の国政選挙や地方の選挙に、こういう物言いが、どういう風に響いてくるかお考えになっていないのではないか」
(略)
文 アレマ | 似顔絵 池田マコト
(強調:幻導機)



読売:民主・石井氏「鳥取、島根は日本のチベット」

 民主党の石井一選挙対策委員長は22日、都内で開かれた川上義博・同党参院議員(鳥取選挙区)のパーティーであいさつし、「鳥取県とか島根県と言ったら、日本のチベットみたいなもので、少し語弊があるかもわからないが、人が住んでいるのか。牛が多いのか。山やら何やらあるけど、人口が少ない所」と述べた。

 川上氏が夏の参院選に向けて鳥取選挙区の候補者を発掘したため、保守地盤の鳥取での活動を評価した発言とみられる。しかし、会場からは「失礼だ」との声もあがった。
(2010年2月22日23時39分 読売新聞)


 テレビの擁護があるからなんだか、飛ばすなぁ。この人。

 もう、正直な話、衆議院さえ解散しなきゃ俺たちの勝ちだ。と思ってるんだろなぁ。
 仮に支持率が1%になっても政権維持を考えてそうだ。

2010/02/23(火) P-TALK No.283
P-TALK 2010 -トラックバックないよ-コメント 138コ

幻導機「 3月からは本気だす 」
佐奈香「 何を薮から棒に 」
幻導機「 いや、こう言っておけば3月までグダグダでも許されそうな気がして 」
佐奈香「 来月も言う気満々な…… 」
幻導機「 『も』っつーか毎月っつーか 」
佐奈香「 はいはいはい 」

P-TALK No.283


幻導機「 どうも、皆様こんばんは幻導機です 」
佐奈香「 佐奈香です 」
幻導機「 現実を遠くに感じながらのP-TALKです 」
佐奈香「 逃げるな逃げるな(苦笑) 」
幻導機「 撤退ではない。未来への転身なのだ 」
佐奈香「 真・三國無双の袁紹だっけ? 」
幻導機「 です 」
佐奈香「 コーエー好きだよねぇ 」
幻導機「 三国志と無双くらいだけどな。信長はちょっと触ったけど、もーわからんですたい 」
佐奈香「 SLGとしてもACTとしてもあんまり評価の高くないゲームという話もあるよーな 」
幻導機「 全く持ってそのとおりだけども、それくらいのぬるいゲーム辺りが私なんかにはお似合いなワケだ。 三国大戦あたりになると、もう何すりゃ勝てるんだかよくわからん(苦笑) 」
佐奈香「 なんだかなぁ 」
幻導機「 PSPも結局無双OROCHI再臨やってるしなー。戦国BASARAもやってみたいんだけど、BATTLE HEROSとかゲーセンに出てたギルギアみたいなのをやってみた限りでは、キャラが好きになれん(苦笑) 」
佐奈香「 あれは相当、歴史を無視してるからねぇ 」
幻導機「 秀吉とか、ねね殺したことになっちまってるしなー 」
佐奈香「 え、そなの? 」
幻導機「 そーらしーの。そりゃー、ある程度キャラの改変はあってもいいと思うんだけど、 なんかこうBASARAのいじり方はリミッターを振り切ってしまったようなキャラが多い気がする。 個人的にだけど、キャラの壊し方として納得行くのは、政宗・幸村・謙信・信長・佐助・小十郎・利家・まつ・慶次郎・元就……まだいる気がするけど思い出せん(苦笑)。まぁ、それくらい。 オリキャラは特に文句無いんだけどね。 」
佐奈香「 それなら半分は行ってない? 」
幻導機「 行ってるだろうね、まぁ、ぶっちゃけるとBASARAは長政がすごく嫌い。次に市がヤだ。 あの夫婦は見ててうんざりしてくる(苦笑) 」
佐奈香「 そこまでいうか(苦笑) 」
幻導機「 3でいなくなったらしいけどね。無双のキャラの方がよく出来てるぞ! と言いたいワケでもないつもりでいたいんだけどもー 」
佐奈香「 ま、あんたは先に無双やっちゃってるから、意見はそうなるよねー 」
幻導機「 えぇ、なりますともなりますとも。 でも、BASARAのキャラの作り方が極端すぎてて、もうオッサンにはついてけんとです 」
佐奈香「 でも、BASARAにしてみたら、無双とキャラかぶったら終わりだし、しょーがないんじゃない? 」
幻導機「 そうなんだろうけどもー。うーむ 」

 実際の所、無双は実際の歴史を踏まえた上で壊せるトコを壊したキャラ作り、BASARAは歴史上の人物を使って、その武将であることが分かる記号が残るトコまで削って作品としてのカッコ良さを求めたキャラ作りをしていると思われます。BASARA秀吉なんかは顔がサルっぽいだけな気がするけど。
 なので、両方とも歴史を無視しちゃってるトコはあるんですが(武田信玄が死んだ年、真田幸村はまだ6歳とか)、BASARAの方が歴史的事実の無視っぷりがすごく、無双の方はある程度歴史的事件・人間関係を残すように努力してるように思えます。
 正直な話、ねねが死ぬのもヒドいけど、忍者ってのもどうよ?
(佐奈香)

幻導機「 まぁあと、軍師とか智将とか呼ばれる存在がほとんど悪人面ってことにも問題があるよーな気がしないでもない 」
佐奈香「 元就はそうでもないじゃない 」
幻導機「 まぁ、そうだけど。実際、あんまり嫌いでもない 」
佐奈香「 って、そういえばBASARA謙信はあんた的にOKなの? 」
幻導機「 うん。謙信ってさ嫁を取らなかったらしくて、謙信ホモ説、さらに転じて謙信女説ってのがあってさぁ 」
佐奈香「 は? 」
幻導機「 いや、そういう珍説があるんだって。 ホモに関しては衆道つってまんま戦国時代では当たり前的なもんだったらしいし、 女っぽくした謙信ってのは一応アリなんだよ。少なくとも俺の中では 」
佐奈香「 はー 」
幻導機「 新撰組だって、最年少だったからって女にされたりする天才剣士がいるべ? 」
佐奈香「 ……沖田総司ね 」
幻導機「 うん、だからまぁ、それはそれでアリでよかろうと 」
佐奈香「 正直、基準がわからないんだけど 」
幻導機「 俺の好み 」
佐奈香「 ……はいはい 」

P-TALK No.283


幻導機「 とまぁ、無双とBASARAの話だけで終わってしまったような気がするけど、今月はこのへんで 」
佐奈香「 あんた、ついったーでも無双の話しかしてないよね 」
幻導機「 まぁ、トイレの中でかけることっつーとそれくらいしか無いからな 」
佐奈香「 なんだかなぁ 」
幻導機「 ままままぁ、そういうワケで。また来月、お会いしましょう 」
佐奈香「 ではっ 」

2010/02/23(火) 「マーラ様快走」
日々でなくつらつら:スポーツ -トラックバックないよ-コメント 94コ

報知:マーラ30キロでも頂点!…青梅マラソン女子30キロ


 えぇえぇ、タイトルだけに脊髄あたりで反応しましたよ。
 まぁ、ご立派的な意味で。

2010/02/23(火) 「よういずみおうさんアメリカでニュースになる」
日々でなくつらつら:ニュース -トラックバックないよ-コメント 184コ

ITmedia ねとらぼ:大泉洋さん、「五輪応援する日本人」として米Yahoo!ニュースに

大泉洋さんの顔写真が、米Yahoo!のバンクーバー五輪特集記事に掲載され話題になっている。(略)大泉さんは日の丸に「必勝」と書いたはちまきに白塗りの顔で、おでこに日の丸、ほほには「18」という数字をペイント。解説文には淡々と「スキーノーマルヒル予選を観戦する札幌から来た大泉洋さん」と書かれている。

 大泉さんはバンクーバーで、札幌テレビ放送(STV)の番組「1×8いこうよ!」(いっぱちいこうよ)のロケ中だったよう。(略)

 ヒゲは旅に出ないんかなぁ。もう。

2010/02/23(火) 「報道するのは産経と週刊誌くらいですかねぇ」
日々でなくつらつら:記録しとくもの -トラックバックないよ-コメント 140コ

産経:「政治的配慮あった」外国人参政権判決の園部元最高裁判事が衝撃告白

 平成7年の最高裁判決が永住外国人への地方参政権(選挙権)付与に関し、判例拘束力のない「傍論」部分で「憲法上禁止されていない」との判断を示した問題で、判決に加わった園部逸夫元最高裁判事は18日までに産経新聞に対し、「(在日韓国・朝鮮人を)なだめる意味があった。政治的配慮があった」と明言した。さらに判決に際し、地方参政権付与の対象者について「(在日韓国・朝鮮人ら)非常に限られた永住者に限定する」ことを想定したとし、民主党などが「一般永住者」にも与えようと検討していることを「ありえない」と批判した。

 園部氏が判決の背景として、「政治的配慮」に言及したことは、最高裁判決の当事者としては極めて異例の発言といえる。
(略)「全く憲法違反だとは言い切れないという判断だった」という。

 園部氏は当時の判決について「金科玉条で一切動かせないとは考えていない」(略)


産経:「外国人参政権判決は金科玉条ではない」園部元判事の証言要旨

 永住外国人への地方参政権付与問題に関する園部逸夫元最高裁判事証言の要旨



 (平成7年の判決の背景には)最高裁としては「国民」だけでなく、永住外国人を含む「住民」に触れなければいけないとの思いがあった。韓国人でも祖国を離れて日本人と一緒に生活し、言葉も覚え税金も納めている。ある特定の地域と非常に密接な関係のある永住者には、非常に制限的に選挙権を与えても悪くはない。地方自治の本旨から見てまったく憲法違反だとは言い切れないとの判断だ。

 韓国や朝鮮から強制連行してきた人たちの恨み辛みが非常にきつい時代ではあった。なだめる意味があった。日本の最高裁は韓国のことを全く考えていないのか、といわれても困る。そこは政治的配慮があった。

 (判決で)はっきりと在日韓国人とは書かなかったが、最高裁判決でそんなこというわけにいかないからだ。ただそういう非常に限られた、歴史的に人間の怨念のこもった部分、そこに光を当てなさいよ、ということを判決理由で言った。たとえそうでも、別の地域に移住してそこで選挙権を与えるかというと、それはとんでもない話だ。そこは本当に制限的にしておかなければならない。

 (一般永住者への付与は)あり得ない。(日本に)移住して10年、20年住んだからといって即、選挙権を与えるということはまったく考えてなかった。

 判決とは怖いもので、独り歩きではないが勝手に人に動かされる。(参政権付与法案の政府提出は)賛成できない。これは国策であり、外交問題であり、国際問題でもある。

 最高裁大法廷で判決を見直すこともできる。それは時代が変わってきているからだ。判決が金科玉条で一切動かせないとは私たちは考えてない。その時その時の最高裁が、日本国民の風潮を十分考えて、見直すことはできる。



 園部(そのべ)逸夫(いつお) 京都大法学部卒。成蹊大教授などを経て平成元年に最高裁判事。11年に退官。現在は弁護士。外務省参与や「皇室典範の見直しに関する有識者会議」座長代理を務める。80歳


 発言要旨は全文掲載。
 まぁ、小さいコトだけど、この発言が広まった方がよいのだろうな、ということで。

 地方分権の推進・在日外国人地方参政権ってのが一緒に来たら、普通に日本という国がよくわからん「国のようなもの」になってしまう可能性が非常に高いと思ってしまうので、日本人は基本的に反対してなきゃおかしいと思うんだけどね。
 日本国籍の推進派は何をアテにして推進してるんだろうなぁ?

2010/02/23(火) 「党首討論で社説」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバックないよ-コメント 204コ

 が、並びました。
 まずは、その党首討論から。
時事:党首討論詳報

 鳩山由紀夫首相と谷垣禎一自民党総裁、山口那津男公明党代表による17日の党首討論の詳報は次の通り。
【首相の偽装献金】
谷垣氏きのうから確定申告が始まった。首相がこれまで税金を払わなかったから払わなくてよいのではという議論がある。徴税は政治の責任で、責任者は首相自身だ。
首相母からの資金提供で納税に対し「ばかばかしい」という気持ちが国民の中に起きていることは誠に申し訳ない。何度も申し上げているが、天地神明に誓って私は知らなかった。不徳の致すところだが、国民に新しい国づくりのために税金をお支払いいただくよう重ねて申し上げる。
谷垣氏平成の脱税王と言われている首相が「徴税をしてくれ」と言うのは悲・喜劇だ。説明責任を果たすか、責任を取らないとだめだ。
首相首相だから許されるなんて当然ある話ではない。
谷垣氏首相は「秘書の責任は議員の責任だ」と言ったが、今はどう考えるか。
首相撤回するというような話ではない。少なくとも、私は私腹を肥やしたり、不正な蓄財をしたりしていない。身を粉にして、新しい政治のために全力を尽くすことも責任の一つの取り方だ。
谷垣氏首相の説明で納得できないことは贈与かどうか全く知らなかったということだ。母と何度も会いながら、このような話はしなかったのか。
首相年に1度や2度、母には会っていたが、お金の無心のような話は一切していない。
【小沢氏団体事件】
谷垣氏小沢一郎民主党幹事長に「責任を取れ」と言わないのか。
首相小沢氏は幹事長として、秘書や元秘書3人が起訴されたことの責任を痛切に感じている。小沢氏は起訴または不起訴になった理由を国民に説明することで、責任を果たすことになる。今、小沢氏にそのようなことを言うつもりはない。
谷垣氏小沢氏に国会に出てきてしっかり説明するように指導するか。
首相必要であれば、国会で判断をされるべきことだと思っているが、私の方からそのことを進言することは十分にあろうかと思う。
【政治資金規正法】
山口氏公明党は、政治家の監督責任強化と企業・団体献金禁止を提案している。民主党代表として、政治資金規正法改正のための与野党の協議機関に参加すると明確な回答をいただきたい。
首相党首という立場で申し上げれば、民主党として与野党の協議機関の設置に賛成したい。大いに各党で協議を進めていこう。成案を得るよう民主党として努力したい。
【労働組合】
谷垣氏小林千代美民主党衆院議員側に北海道教職員組合から1600万円の裏の選挙資金が回ったとの報道がある。今までも労働組合の違反行為が繰り返されてきた。労働組合に指示を徹底させるか。
首相捜査の進展を見守りたい。このような問題が未然に起きないようにするには、企業・団体献金を政党も含めて全面禁止しなければならない。
【財政運営】
谷垣氏消費税増税は4年間やらないと何度も言明したが、今も変わりはないか。
首相消費税の議論は早すぎる。従って、政権を担うべき4年間は消費税増税はしないということを申し上げてきたし、変えるつもりは毛頭ない。
谷垣氏どういう形で今後4年間の財政運営の見通しを立てようとしているのか。定性的なものではマーケットは納得しない。数値目標を入れるべきだ。
首相中期財政フレームと財政運営の戦略を併せて6月頃に出すつもりだ。定性的な議論でお茶を濁すことがあってはならない。しっかりとした財政の中期展望を作り上げることを約束する。

(編集:幻導機)



 では、それを踏まえた社説を超ダイジェストでどーぞ。

秋田魁:党首討論 開催重ね政治に磨きを

(略)政権交代後は初めてである。

 なぜこれほど長い間、開かれなかったのか。まずはそれ自体が問われなければならない。与党になった途端に尻込みするようでは、いただけない。(略)
 自民党の谷垣禎一総裁は、鳩山首相や小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」の問題に、より多くの時間を割いた。(略)
 鳩山首相はこれまでとほぼ同様に、「不徳の致すところ」などと陳謝の言葉を繰り返した。いつまでこんなやりとりが繰り返されるのか。これでは攻守が入れ替わっただけの印象がぬぐえない。
(略)
 谷垣総裁も、いつまでも相手の痛いところを突くばかりでは物足りない。自分たちならこうすると、政治改革の姿勢を積極的にアピールする必要があった。自民党がこれからどう変わっていくのかも注視されているのである。

 肝心の政策論争に費やされた時間は、ごくわずかだった。(略)

 谷垣総裁が指摘したのは、マニフェスト(政権公約)に掲げた政策をこのまま実行できるのかという点だった。財源不足が深刻化しているからだ。

 税金の無駄遣いを減らすだけで、十分な予算を捻出(ねんしゅつ)できるのか。(略)鳩山首相は、就任からの4年間は消費税を引き上げないことをあらためて明言した。しかし財政規律をどう図るかも含め、もっと幅広く、突っ込んだ議論をすべきではないのか。
(略)討論のテーマを絞り込み、頻繁に開催するべきだ。時間がわずか45分というのも、明らかに不足している。より実りある論戦の場に育てていくため、与野党でいま一度、検討してもらいたい。


朝日:党首討論―より頻繁に、より工夫を

 鳩山政権発足から5カ月、ようやく初めての党首討論が開かれた。中身は政治とカネの問題一色。国会内の熱気とは裏腹に、残念ながら、貧しく、物足りない論戦で終わってしまった。
(略)
 谷垣禎一自民党総裁、山口那津男公明党代表とも、母親から巨額の資金提供を受けながら、納税していなかった首相への納税者の憤りを取り上げた。
(略)民主党議員のカネの問題に、約45分の大半が費やされた。
(略)
 しかし、国会、なかでも党首討論は本来、予算案審議をはじめとする幅広い政策論争を通じ、将来ビジョンを競い合う場である。

 経済と雇用、財政をどう立て直すのか。日米同盟の「深化」や、台頭する中国、アジアとの関係は。難しいが、いよいよ待ったなしの課題はどこかへいってしまった。「いのちを守りたい」「新しい公共を」といった首相の政治哲学をめぐる応酬も聞きたかったが、取り上げられずじまいだった。

 こうした党首討論のあり方でいいのか、与野党ともに考えてもらいたい。
(略)
 可能な限り、毎週開く。時間を延ばす。なにより、毎回事前にテーマを決めておく。そうした工夫や改善を真剣に考えるべきである。でなければ、自民党長期政権時代の与野党対決の姿とどこが違うのかということになる。


岩手:政権初の党首討論 待たされたかいがない

(略)
 国民から開催を望まれながらずっと見送られてきた。あまりにも遅すぎたと言わざるを得ない。あらためて週1度の定例化を求めたい。
(略)中身の方は物足りなさばかり残った。

 攻める側の谷垣禎一自民党総裁、山口那津男公明党代表が突きつけた問題の大半は予想通り「政治とカネ」。(略)
 鳩山首相の「平成の脱税王」ぶりを強く印象づける思惑もあったのだろうが、新たな追及材料があるわけでもなく迫力不足は否めなかった。
(略)
 結局、予算委員会などの質疑の再現のように同じやりとりばかり。最後にやっと2010年度予算案には五つの問題があると追及した。

 経済財政通の谷垣氏が本来の強みを発揮できる分野のはずだが、時間の制約があり実りはゼロ同然。せっかくの党首討論というのに最後まで見せ場をつくれなかった。
(略)
 党首討論の開催を長期間見送ってきたことも猛省すべきだ。国民が聞きたいのは本格的な政策論。揚げ足とりなら別の場でやればいい。毎週1回、テーマを一つに絞ってとことん議論を尽くせば国民も理解しやすくなる。「政治主導」の時代にふさわしい党首討論を検討すべきだ。


神戸:党首討論/開催重ね理念を競い合え

(略)
 45分間の討論中、谷垣総裁、山口代表ともに制限時間の大半を首相と小沢一郎民主党幹事長の政治資金問題に費やした。目新しい追及材料があるわけでもなく、応じる首相も「私は知らなかった」と、これまでの国会答弁と同じ言葉を繰り返した。
(略)
 政権発足から5カ月。予算編成を通して民主党のマニフェストと現実のギャップも見えてきた。党首同士が政権交代の意義を問い、政治理念や政策論を戦わせ、リーダーとしての力量を競い合うにはいい時期だろう。そのためには、もっと頻繁に開催する必要がある。

 谷垣総裁は最後に、鳩山予算の問題点としてマニフェスト違反、財政運営方針の欠如など五つを挙げ、民主党のマニフェストを基本とした政権運営の危うさを指摘した。時間切れで中途半端に終わったが、国民が抱いているこうした疑念をすくい上げ、互いに大局的な展望を戦わせてこそ党首討論の意義がある。
(略)
 まず討論時間が45分では短すぎる。テーマを絞って開催回数を増やす必要がある。(略)
 党首討論は政治家同士が議論する国会の象徴だ。野党は政権批判だけでなく対案を示し、首相も積極的に逆質問するなど、制度を生かす工夫がもっとあっていい。


産経:党首討論 やはり証人喚問が必要だ

 鳩山由紀夫首相は党首討論で、母親から提供された巨額資金について全く知らなかったという従来の説明を繰り返し、資金の趣旨について母親に尋ねることも拒んだ。
(略)小沢一郎幹事長に対し、責任をとるよう求める考えがないことも明言した。

 政権交代後、初の党首討論に国民は注目し、国会の自浄能力が発揮される契機となることが期待された。だが、首相の姿勢は小沢氏ともども開き直りを続ける印象を与えただけではないか。
(略)
 来年度予算の早期成立を目指す民主党は、党首討論をそのおぜん立ての一つにしか考えていないのではないか。いつまで真相解明に背を向けるのか。


山陽:党首討論 すっきりせぬ政治とカネ

 党首討論が開催された。政権交代後初めてであり、新鮮で内容の濃い論戦が期待されたが、鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長の政治資金問題に偏った。首相は批判をかわそうと低姿勢を通したが、すっきりと納得できる説明は聞かれず、今国会を覆う「政治とカネ」の深い霧は晴れなかった。
(略)
 谷垣氏が「知らなかったでは済まない」と反発を強めたのも当然だ。(略)
 有権者が政権交代を選択したのは、公正で透明な政治を望んだからであろう。(略)それなのに、相も変わらぬ「政治とカネ」をめぐる議論で大半の時間を消化したのは情けない。

 政策論争では、谷垣氏が「無駄の排除でマニフェスト(政権公約)を実行する財源を確保するという民主党の主張は破たんした」と追及した。(略)首相は、基本的にマニフェストに基づいて予算を編成していくと決意を語っただけで、議論は深まらなかった。(略)党首同士で骨のある論争が聞きたかった。


信濃毎日:党首討論 こんな薄味の論議では

(略)
 通常国会で初めての党首討論が行われた。自民党には大事な場面なのに、谷垣禎一総裁の質問は一本調子で薄味だった。
(略)
 景気の足取りが危なっかしい。国民は暮らしの将来に不安を感じている。中長期的に財政を立て直す道筋も見えない。

 この国会には、鳩山政権にとって最初の当初予算になる2010年度予算案が提出されている。攻め手には事欠かない。

 そんな中で谷垣氏は、鳩山首相と小沢一郎民主党代表の「政治とカネ」の問題に時間を割いた。景気や財政をめぐるやりとりは、ごくあっさりしていた。
(略)
 国会審議がカネの問題で費やされる現状は問題だ。首相は小沢氏に政治倫理審査会への出席を促すなど、打開の努力をすべきだ。


世界:国会党首討論/マニフェストに厳しい検証を

 鳩山内閣が発足して初めての党首討論が開かれた。民主党代表の鳩山由紀夫首相に対し、野党側の自民党・谷垣禎一総裁、公明党・山口那津男代表らは、世論をも代表する立場だ。民主党の「政治とカネ」の不祥事問題に触れるのは当然である。
(略)
 それから初めての党首討論では、当然、民主党のマニフェスト(政権公約)に則のっとり、現政権が公約をどのように進めたか、あるいは公約自体が矛盾を内包していたかを厳しく検証するものでなければならない。

 その点、谷垣氏は「マニフェストの基本構造への疑念が政府にも相当出ているのではないか」と突いた。これは衆院選の論点であった財源問題に直結するものだ。(略)
 鳩山首相はマニフェストを掲げて政権交代をした努力を訴えたが、政権を担当する立場になった以上は結果が問われる。結果が伴わなければ有権者に謝罪してマニフェストを修正し、選挙で信を問う。そのような憲政の新たな基準を確立すべきだ。
(略)
 が、(略)マニフェスト以前の倫理問題に討論時間を割かざるを得なかったのは遺憾なことだ。
(略)日米関係の比重が小さくなったことは残念だ。山口氏が、普天間基地移設問題やインド洋給油活動からの撤退、自動車リコール問題など政権交代後、悪くなる一途の日米関係を指摘したのに対し、首相は普天間基地問題の5月決着の決意を表明した。大切なことは有言実行である。民主党は結果責任を問われている。


中日:初の党首討論 なぜ国家像を競わぬか

 政権交代後初めての党首討論が行われたが、中心テーマは「政治とカネ」。財政や外交など「国のかたち」をめぐる骨太の議論は聞かれなかった。せっかくの機会に、なぜ国家像を競わないのか。

 谷垣禎一自民党総裁が、母からの巨額の資金提供を攻撃し、鳩山由紀夫首相が謝る。どこか既視感の漂う討論だった。
(略)
 首相や小沢氏の説明が、国民を納得させるに足るものではないことも、この問題を引きずる底流にあることも否定できない。

 しかし、それに劣らず重要なのは、疲弊した日本経済や国民生活の立て直しであり、この国を持続的、安定的に運営するための財政、外交のあり方ではないのか。

 両党首から自らが追い求める「国のかたち」がどういうものか、聞かれなかったのは残念だ。
(略)


東奥:言論の府迫力欠く攻防/党首討論

 議論沸騰の場面も少なく手ぬるい攻め。質問に対し時に切り返しながらの、定まりのフレーズでの守り。
(略)
 政権発足から既に5カ月。遅すぎる党首討論だ。谷垣氏は先の予算委員会に続く第2弾だが、その主張は論理的であっても相変わらず鋭い一撃もなく、討論時間が短かったのに加え、野党として追及不足は否めず、消化不良に終わった。
(略)
 「言論の府」の攻防は、大筋で平行線をたどり、緊張と迫力を欠いたうえ、論議は深まらなかった。政党代表自身の個性もあろうが、より内容のある党首討論でなければ意味がない。

 テーマを特化し、さらに討論の開催数を増やすことを求めたい。時間が必要なら増やすべきであり、討論力を高め、新鮮で活力のある、骨太な言論へと変えてほしい。
(略)
 2月の共同通信の世論調査では鳩山内閣は「支持」が41.4%、「不支持」45.1%と逆転。(略)
 新しい政治を主唱する民主政権は理想と現実が乖離(かいり)し当初の鮮度を失いつつある。政党支持は民主が微減も自民を上回っているが、民主も正念場だ。


西日本:党首討論 政治不信を解消してこそ

 論戦の焦点はやはり「政治とカネ」だった。内政・外交とも解決すべきテーマはほかにも山積している。「またか」とうんざりした人もいるかもしれない。

 しかし、国民に根強い政治不信の解消を期すためにも、まずはこの問題にきちんとけじめをつける必要がある。その兆候がやっと見えてきたのが、最大の収穫だったと言えるのではないか。
(略)この問題に関しては、ひたすら耐え忍ぶことだと思い定めていたような首相が、前向きな姿勢を見せ始めたことにも注目しておきたい。
(略)
 政治とカネに大半の時間が費やされ、ほかの問題は消化不良のままだった。45分という討論時間はやはり短い。

 これが政権交代後、初の党首討論だったことにも、あらためて驚く。言論の府にあるまじき怠慢である。

 首相も谷垣氏も「もっと頻繁に開きたい」と足並みをそろえた。各党は党首討論を国会運営の駆け引き材料とする悪癖をいいかげんに改めるべきである。


日経:党首討論で「おわび」繰り返した首相

 鳩山由紀夫首相が就任して初めての党首討論が開かれた。自民党の谷垣禎一総裁は「政治とカネ」の問題に時間を割き、疑惑解明に及び腰な民主党の対応を追及した。首相は国民へのおわびを繰り返す一方でどう自浄作用を果たしていくかには触れず、議論は生煮えで終わった。
(略)
 やや前進があったとすれば、政治資金規正法の改正に向けた与野党の協議機関の設置に首相が賛成する意向を示した部分だろう。
(略)
 谷垣、山口両氏の質問は、政治不信の増大を招いた首相らの政治責任をあぶり出す意味では一定の効果を上げた。ただ新たな追及材料に乏しく、攻め手を欠いた印象はぬぐえない。疑惑の解明に向けて国会が果たすべき役割はなお大きい。

 鳩山政権の発足後、初の党首討論まで5カ月もかかったのは民主党の怠慢とのそしりを免れない。(略)

 不安定な景気や財政、外交問題など日本が直面する課題は山積している。党首討論をもっと頻繁に開いて各党が国の基本政策を論じ合う機会を増やしてほしい。


福島民友:初の党首討論/攻防に物足りなさを感じた

 鳩山由紀夫首相と谷垣禎一自民党総裁、山口那津男公明党代表が、政権交代以降、初の党首討論を行った。討論は主に「政治とカネ」や消費税増税問題などについて行われたが、谷垣総裁らは追及の材料に乏しく、鳩山首相も従来の答弁に終始。時間も短く、物足りなさを感じた討論だった。

 党首討論自体は意義があるが、政権交代5カ月後では、やはり開催が遅すぎる。与野党のトップが大所高所から論じ合うという重要性が軽んじられているのではないか。
(略)
 景気対策に関連して谷垣氏が消費税率引き上げ問題をただしたが、首相は「政権を担当する4年間は増税しない」とあらためて明言した。一方で首相は、菅直人財務相が3月にも税率引き上げ議論を始めたいとの意向を表明したことに「議論するのは結構」と述べている。抜本的な税体系見直しの一環として消費税率の在り方も議論するのは当然だ。

 外交・安全保障や景気対策と成長戦略などは尻切れに終わった。時間をたっぷり確保して、もっと頻繁に骨太の論戦を交わしてほしい。


北海道:党首討論 次回は政策論で勝負を

 政権交代後初の党首討論がきのう行われた。

 鳩山由紀夫首相に対し、自民党の谷垣禎一総裁と公明党の山口那津男代表がまず取り上げたのは、やはり「政治とカネ」だった。
(略)
 収穫として挙げたいのは、首相が政治資金問題の再発防止策をめぐり公明党から提案されている与野党協議機関の設置に「賛成したい」と明言したことだ。
(略)
 昨年6月以来、実に8カ月ぶりで開かれた党首討論は、時間の大半が「政治とカネ」に費やされた。自民党など野党がこの問題で政権を追い詰めようとする狙いは分かる。

 ただ、それにはおのずと国会の場にふさわしいやり方があるはずだ。
(略)
 討論でもっと踏み込んでほしかったのは2010年度予算案など政策をめぐる論戦だ。国民の関心が高い雇用や暮らし、景気対策に関するやりとりは全く聞かれなかった。

 谷垣氏は、民主党が衆院選マニフェストに掲げた政策を実現するための財源捻出(ねんしゅつ)に疑問を呈した。恒久的な財源対策や成長戦略についても首相の見解をただしたが、時間切れで終わったのは残念だ。

 政策論で勝負する。国民が期待するのは、そんな党首討論である。


毎日:党首討論 時間延長したらどうか

 鳩山政権が発足して約5カ月。鳩山由紀夫首相と自民党の谷垣禎一総裁らとの党首討論が17日ようやく実現した。しかし、討論の中身は「消化不良」の一語に尽きた。やはり、50分そこそこの時間では短過ぎる。討論の回数を増やすとともに時間の延長も検討すべき時だ。

 谷垣氏や公明党の山口那津男代表が、鳩山首相の偽装献金事件や小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる事件など一連の「政治とカネ」の問題を真っ先に取り上げたのはやむを得まい。(略)

 しかし、(略)新たな追及材料には乏しく、首相も自らの事件に関して「私は知らなかった」と繰り返すだけだった。
(略)
 このほか谷垣氏は(略)「民主党のマニフェストの基本構造に対する疑念が閣内からも出てきている」と指摘。首相が言うように消費税率を4年間引き上げず、マニフェスト政策を実行する場合、どのようにして財政の見通しを立てるのか、具体的な数値目標を掲げるべきだとも主張した。

 いずれも真っ当な指摘である。ところが、首相が「これからも歳出削減に努力する」と語ったところで時間切れとなってしまった。
(略)かねて毎日新聞は党首討論は毎週でも開けばいいと主張してきたが、消化不良の討論を繰り返さないためには、時間延長も早急に検討する必要がある。


読売:党首討論 かみ合わなかった政治とカネ

 鳩山首相と谷垣自民党総裁、山口公明党代表による、政権交代後初の党首討論が行われた。

 谷垣総裁は、鳩山首相の母親による巨額資金提供問題で「二の矢」を放てず、首相も、「全く知らなかった」と突っぱねて終わった。
(略)
 党首討論の持ち時間は谷垣氏35分、山口氏10分間に過ぎない。時間の制約もあり、消費税率引き上げの議論も消化不良だった。

 首相も谷垣氏も、今後は頻繁に党首討論を開く意向を表明した。もっと政策論議を充実させていかなければ、党首討論の存在意義が問われることになる。


 会社多いと長くなるよね。
 社説で見ておきたい点は二つ。
  1. 「政治とカネ問題」を党首討論なんかで、
    • するのも解るよ、まぁ納得。:秋田魁・産経・山陽・西日本・日経・福島民友・毎日・読売
    • してないで他した方がいんでね?:朝日・岩手・神戸・信濃毎日・世界・中日・北海道

  2. 党首討論は45分で短い。伸ばすとか回数を増やすとかしろよ。
    • 産経以外全部

 まぁ、大雑把な分け方ですけど、こんなでした。
 正直な話、予算委員会の方がよっぽど楽しかったりするしなぁ。

 あと、秋田魁・朝日・岩手・東奥・西日本・日経・福島民友・毎日が指摘したのが「政権交代から、5ヶ月たって初の党首討論って遅い」ということ。
 正直、真面目に時間設けて党首討論すると、鳩山vs谷垣だと谷垣が圧勝すると思うんだけど。朝日・毎日がそう書いてるってのは、少しスタンスを変えたのか、それでも鳩山なら、鳩山ならやってくれる。と思ってるのかはわかりませんが。

 実際問題、衆議院TVとか参議院TVとかで予算委員会見てる方がよっぽど楽しかったりするので(主に某理大臣辺りのオタオタ感)、45分程度の党首討論じゃイマイチなっちゃう気がします。最大野党2時間、第二野党1時間、それ以外の衆議院5議席以上の党は30分くらいにして、ガンガンやらせた方が面白いかも知れません。

 まぁ、国民に対するショーとしての意味合い強いんだけどね。アレ。 

2010/02/23(火) 「南アW杯終了のお知らせ」
日々でなくつらつら:スポーツ -トラックバックないよ-コメント 135コ

スポニチ:岡田監督続投、新コーチ見送り…無策でW杯へ

 岡ちゃんと心中――。(略)

 午後3時30分から日本協会で行われた犬飼会長、原技術委員長、岡田監督の緊急3者会談。40分間の話し合いの末に出た結論は、あくまでも岡田監督で南アフリカに行くというものだった。
(略)


 さーて、得失点差はマイナス何点になるかなーっと。
 もう興味そんだけ。

2010/02/15(月) 「あんだ、あれ」
日々でなくつらつら:スポーツ -トラックバックないよ-コメント 114コ

スポーツナビ:日本、韓国に1-3の敗戦 東アジア選手権3位に

 あんまりこの言葉好きじゃなかったんだけど、今回に関しては私これ言ってもいいだろなーと心から思ってしまったので、あえて書く。

岡田、腹切れ。

2010/02/15(月) 「ばんくーばー」
日々でなくつらつら -トラックバックないよ-コメント 148コ

 オリンピック始まりましたな。
 まったく、意識になかったけど盛り上がってるんでしょうか?よーわかりません。

 個人的に注目はキム・ヨナが何点取るか。
 フツーに考えて、キム・ヨナ、安藤美姫、浅田真央の誰かが金メダルでしょう。もっと言うと、1度目のオリンピックはグダグダになる傾向にあるので、個人的には安藤美姫が一番の金メダル候補だと思ってます。
 そんな中で、キム・ヨナが何点取っちゃうか。
 それが一番の興味になります。後はフリースタイルとか色々面白い競技があるのでそれが楽しみだけど、楽しむ云々以前にキム・ヨナの点数だけが気になります。

 とんでもない点数を取るとは思うんだけど、それがどっちになるんだろうなぁ。

2010/02/15(月) 「カンチョクジンG7に行く」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバックないよ-コメント 50コ

日経:菅財務相、G7で国際会議デビュー 緊張ぎみ、発言は慎重

 菅直人財務相は5日夜(日本時間6日午前)開幕した7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席し、国際会議デビューを果たした。(略)菅氏は副総理兼財務相兼経済財政担当相として経済政策を一手に担っており、「日本政府として取り組んでいることの考え方を伝えていきたい」と国際舞台での政策アピールに意欲を示している。(イカルイト〈カナダ北東部〉=木原雄士)(06日 20:59)


朝日:「国債残高、金メダル級」 菅氏、G7で財政再建約束(2)

 【イカルウィット(カナダ北部)=北沢卓也、尾形聡彦】5日始まった主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では各国の財政状況も論議された。菅直人財務相は、日本の国債発行残高の多さを「金メダルの水準」と紹介しつつ、2010年度予算成立後、直ちに財政再建に取り組む方針を「公約」した。
(略)
 食事会では欧州の閣僚が口々に、財政再建に苦しむギリシャへの懸念を語ったという。菅氏が「『ギリシャ』という名前が議論されたが、それがジャパンという名前でなくてよかった」ときわどい冗談を飛ばすと、出席者から笑い声が上がったという。
(略)


 ギリシャはそーとーマズいという話はちらほら聞いてるんだけど、G7で出るってことはかなりなんだろうなぁ。
 菅直人が笑われたのは「お前のトコはまだ余裕あんだろ」というバカにされたものでなければよいのですが。 

産経:G7でも波乱? 意気込む菅氏に気をもむ官僚(2)

 5日からカナダ・イカルウィットで開かれる先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に菅直人副総理・財務相が出席する。菅氏にとっては初の重要な国際経済会議。ただ、“円安誘導発言”などで物議をかもしてきた菅氏だけに、政府内からは、波乱含みの“デビュー戦”に、気をもむ声も漏れてくる。
(略)
 問題は菅氏の発言だ。これまで「1ドル=90円台半ばが適切」との“口先介入”が波紋を呼んだほか、中国が嫌がる人民元切り上げを想定するかのように「G7で人民元の議論があるかもしれない」と語り、財務官僚を慌てさせた。(略)

 ただ、為替問題などは水面下の調整で流れが決まることが多く、政治家の“スタンドプレー”は敬遠されがちだ。財務省OBは「菅さんは、事務方が議論を積み上げるG7の手法を分かっていない」と手厳しい。

 「こういう会議に出た経験がないので…」。菅氏はG7に向けて多くを語ろうとしないが、よほど入念な準備がないと、せっかくのデビュー戦が「顔見せ」程度に終わりかねない。 (柿内公輔)


 行く前にこういう懸念の記事もあったけどね。

2010/02/15(月) 「良くも悪くも注目候補」
日々でなくつらつら:政治のまねごとのようなビラ -トラックバックないよ-コメント 70コ

iza:民主入り・田村参院議員のつぶやきがネット上で騒然

 昨年末に自民党を離党した田村耕太郎参院議員が、民主党の小沢一郎幹事長から5日に民主党入りを打診されたことを受け、ツイッター上で一般ユーザーから批判を受け、それに田村氏が「逆ギレ」し、ネット上で話題になっている。

 田村氏は8日、民主党本部で小沢一郎幹事長と会談し、民主党に入党することを伝えた。

 田村氏は先週末、ツイッター上でその時点での民主党入りを否定した上で、「本名も名乗らずに無礼な発言する卑怯(ひきょう)者はブロック当たり前だ!お前らこそ卑怯者だ!本名名乗ってから文句言え!」と反論した。

 現在の同氏のツイッターにこの発言はないものの、ネット上では「国会議員としてひどい」との反応が続出し、発言の「コピー」が出回っている。ちなみに8日に民主党入りした田村氏はツイッターに「入党なう。」と書き込んだ。
(強調:幻導機)



 何がひどいって最後。「入党なう」っていう軽い書き込み。
 民主党が不利になったらまた離党して「(自民に)入党なう」と書きそうな勢いなこと。

 入党するってことは、それなりに理由ががっちりあるハズで、「民主党を内部から改革することで国民のための政治ができる」とか、「色々考えて民主党の政策の方が国民のためになる」とか、なんかしらの理由があったと思うんだけど、「入党なう」という一言でなんかもう台無し感。
 今度の参院選で比例で、それも上の方で出るらしいから当選はするだろうけど、これで彼が落選したらちょっとした伝説になれるだろうねぇ。

 ま、ちょっと楽しみにしておきましょう。

2010/02/15(月) 「とらすとみー処分」
日々でなくつらつら:政治のまねごとのようなビラ -トラックバックないよ-コメント 137コ

NHK:“ことばで同盟維持できず”

鳩山総理大臣は去年の日米首脳会談で、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について、オバマ大統領に「わたしを信頼して」と伝えましたが、宮城県で始まった陸上自衛隊とアメリカ陸軍の共同訓練の訓示の中で、(略)日本側を代表して訓示した第44普通科連隊長の中澤剛1等陸佐は、東アジア地域での日米同盟の重要性を強調したうえで、「同盟というものは、外交や政治的な美辞麗句で維持されるものではなく、ましてや『信頼してくれ』などということばだけで維持されるものではない」と述べました。(略)NHKの取材に対し、広報を通じて「発言をしたことは事実だが、自衛隊の最高指揮官である鳩山総理大臣の発言を引用したり批判したりしたわけではない」と話しています。


 なんか、愉快な訓示をした方がいらっしゃったらしい。1等陸佐ってことは上から数えた方が早いくらいの人なんだっけか。
 で、

読売:「信頼で同盟維持できず」発言、陸自幹部処分へ

 北沢防衛相は12日午前の閣議後の記者会見で、陸上自衛隊の幹部が10日、鳩山政権の日米同盟への取り組みに批判的な発言をしたことを明らかにし、「現場の指揮官が政治や外交という高度な国家意思に言及している部分もある。何らかの処置をするつもりだ」と述べ、処分する意向を示した。
(略)


 「お上に逆らった発言をしたと(上が)取ったから処分」という意味では当然なんだけどな。
 これで、日米同盟といえば「普天間問題」。石破茂が「5月までにアメリカとの協定を結びなおす合意ができると思ってていいんだな?」って質問してて「そうだ」とか答えてた気がするので、処分するならホントに5月までに決着つけられないとね。
 自分で自分の首を真綿で締め付けてるカッコになってるなぁ。ガチッと決まったら支持率も一気にハネ上がるだろうし。はてさて。

2010/02/15(月) 「仕分け人が行政刷新する予定」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバックないよ-コメント 143コ

 藤井裕久が財務大臣が菅直人になったので、仙谷由人が行政刷新担当大臣と国家戦略担当大臣を兼務していたのだけど、枝野幸男を行政刷新担当大臣に任命したとのこと。
 枝野幸男は小沢一郎から距離を取っている一人で、例の「事業仕分け」で活躍したので、これで鳩山政権は支持率アップを目指しているようです。

 んで、社説。

朝日:枝野氏起用―「刷新」するべきは何か

(略)
 政策に明るく、経験も積んだ枝野氏のここでの起用は、順当といえる。

 ただ、今回の人事の意味合いがそう単純でないのは言うまでもない。

 枝野氏は党内で、小沢一郎幹事長と距離を置く有力政治家の一人だ。そのせいで、鳩山政権発足後、無役を余儀なくされたともささやかれてきた。小沢氏がかかわる土地取引事件については「身を引くことも含めて、けじめをつけることが必要」と主張している。
(略)
 事件がひと区切りしたタイミングを見計らい、「非小沢」の枝野氏を起用することで、自分は小沢氏の言いなりではないと示したい。そんなねらいも、首相にあったのではないか。

 肝心なのは、それが首相の「小沢離れ」を直ちに意味するわけではないということだ。
(略)首相はいずれ幹事長更迭の決断に追い込まれることも覚悟しなければなるまい。
(略)
 「刷新」するべきなのは、よどみつつある政権と民主党内の空気である。その一役を枝野氏に期待したい。もとより、その最終的な責めを負うのは首相以外にない。


産経:枝野氏入閣 「行革に本腰」なら歓迎だ(2)

 鳩山政権の新たな行政刷新担当相に、民主党の枝野幸男元政調会長が就任した。

 行政刷新相は、同党が政権公約の中心に据えてきた「予算の無駄削減」や「行政効率化」の先導役となる重要ポストで、(略)
 枝野氏は行政刷新会議の「事業仕分け」で統括役を務めた。(略)
 首相は「事業仕分けの第2弾をできるだけ早くやらなければならない」と述べており、即戦力が期待される中での枝野氏起用は当然の選択ともいえる。

 また、小沢一郎幹事長と距離を置く枝野氏を入閣させたことは、鳩山首相の「小沢氏離れ」の意思表示とする見方も一部にはある。(略)知名度、人気度ともにある枝野氏に、日の当たるポストで働いてもらうことで内閣の改革姿勢をアピールし、政権浮揚につなげたい思惑があるのだろう。

 だが、行政改革に対するこれまでの民主党の取り組みをみると、必ずしも公約通りに進んでいるとはいえない。昨年11月の約3千事業を対象とした仕分け作業の第1弾は、見かけの派手さに比べ、成果は少なかった。事業数ではわずか449にとどまり、金額的にも7千億円弱と、目標の3兆円には遠く及ばなかった。
(略)
 枝野氏は就任後の記者会見で、「大変荷が重いがしっかりやる」と抱負を語った。求められているのはパフォーマンスではなく、成果である。覚悟をもって職務に当たってほしい。


中日:枝野行政刷新相 歯に衣着せずを貫いて

(略)
 「事業仕分け第二弾をできるだけ早くやらないといけない。国民の民主党に対する信頼を再び回復して高めていくには、できるだけ早く陣頭指揮してもらいたい」

 首相の言葉には、枝野氏への期待感の高さがにじんでいる。

 枝野氏は昨秋、国民の期待を集めた事業仕分けで統括役を務め、舌鋒(ぜっぽう)鋭く事業の必要性に切り込んでいく手腕に対する評価は高い。
(略)
 「政治とカネ」の問題をめぐり、多くの民主党議員が沈黙を守る中、枝野氏は小沢氏の責任論に言及し、小沢氏の不起訴決定後も「身を退くことも含めて、しっかりとけじめをつけることが必要だ」と、辞任論を主張した。

 首相には枝野氏を閣内に取り込むことで、小沢氏との距離を保つ意図があるのかもしれない。

 中曽根康弘元首相も当初「田中曽根内閣」といわれ、田中角栄元首相の影響を強く受けているとみられていたが、徐々に独自色を発揮し、五年の長期政権を築いた。

 衆院選を勝利に導き、参院選でも陣頭指揮を執る小沢氏は政権運営に強い影響力を持ち続けるとみられるが、首相が枝野氏起用を機に指導力を強めようとしているのなら歓迎したい。
(略)
 閣内に入った途端、舌鋒が鈍るようなら、国民の期待感が失望に変わることを忘れずに。


日経:思惑込めた枝野氏の起用

 内閣支持率の低落傾向に歯止めをかけ、何とか政権浮揚につなげたいという思惑だろう。
(略)小沢一郎幹事長と距離をおく枝野氏の起用で党内力学が変化するかどうかも、注目点である。

 国会の予算審議中に新閣僚の任命や担当替えがあるのは異例だ。(略)
 首相は10日、枝野氏の起用理由を記者団に聞かれると、昨年の予算編成で「事業仕分け」の取りまとめ役だった点に触れて「第2弾をやらないといけない。国民の信頼を回復していくため、できるだけ早く陣頭指揮してもらいたい」と語った。

 鳩山内閣は発足からまもなく5カ月となる。2010年度予算案は「子ども手当」などの衆院選の公約を一部盛り込んだ結果、国債の新規発行額は44兆円強に上った。事業仕分けによる歳出削減は7千億円弱にとどまり、行政のムダ削減は現時点では掛け声倒れとなっている。

 政治主導で予算の組み替えなどを進めるため、閣僚の兼務を解消して体制を強化する判断は評価できる。枝野氏は民主党で政策通、論客として知られている。4月から実施予定の独立行政法人や公益法人などを対象とした事業仕分けの第2弾でぜひ成果を上げてもらいたい。
(略)


毎日:枝野行政刷新相 改革の停滞感打開を

 政権浮揚の足がかりとなるだろうか。鳩山由紀夫首相は民主党中堅、45歳の枝野幸男元政調会長を行政刷新担当相に起用した。
(略)入閣は思い切った人事だ。政権のいわゆる「二重権力」問題は、首相らが過剰に小沢氏の意図を意識し、なかなか決断に踏み切れないことにむしろ問題がある。「反小沢」勢力の象徴である枝野氏が入閣し政務に忙殺されるのだから、小沢氏側にとってもあながち不利な展開ではあるまい。窮余の一策とはいえ、首相が政権運営に危機感を抱き、可能な限りの人材活用を図るのは、むしろ当然と言えよう。

 枝野氏の責任の重さは言うまでもない。同氏が統括した10年度予算案の「事業仕分け」は確かに予算の透明さを増した点で、評価できる。だが実際のムダ削減効果には限界があり、財務省が運営を主導した、との批判もつきまとった。
(略)
 「政治とカネ」をめぐり政権が揺らぐ中、首相から閣僚へのにらみが利かず、改革の目標もかすみがち、という深刻な停滞を鳩山内閣は呈しつつある。枝野氏の起用は巻き返しの端緒にはなり得るが、局面転換は容易でない。首相自らが、その先頭に立たなければならない。


読売:枝野行政刷新相 政権浮揚への転機となるか

(略)
 枝野氏は政策通のうえ、昨秋の行政刷新会議の事業仕分けで統括役を務めており、行政刷新相に適任との判断からだろう。
(略)
 枝野氏は民主党内で、小沢幹事長と距離を置くグループに属する。(略)
 首相とすれば、あえて「反小沢」で清新な印象のある枝野氏を登用することで、首相本人と小沢氏の「政治とカネ」の問題で傷ついた政権のイメージアップを図りたいのだろう。
(略)
 だが、問答無用で官僚をたたき、予算を切るという、国民受けを狙った政治的パフォーマンスは慎むべきだ。枝野行政刷新相には、仕分け人やテーマの選定、仕分け作業の進行の仕方に、より丁寧な配慮と工夫が求められる。


 前回の事業仕分けは結局、1兆円も削れなかったんだよねぇ。
 その人が次の仕分けやりますよーって言うけど、あの時は確か3兆目指して7千億だったから、20兆目指すと5兆くらいですかね。
 しかも削れそうなのを削ったら方々に敵を作ったっていう黒歴史……だと思うんだけど。ノーベル賞受賞者クラスの科学者が集まって政府を批判なんて、見たことなかったものなぁ。

 支持率は微増するのがせいぜいだと予想してみる。
 不支持率は据え置き。 

2010/02/15(月) 「なにわのべんけ」
日々でなくつらつら:笑ったもの -トラックバックないよ-コメント 195コ

スポーツナビ:ボクシングWBA世界フライ級タイトルマッチ [王者]デンカオセーン・カオウィチット
(タイ/50戦48勝1敗1分)●-12R 判定0-3(110-116、112-114、110-116)-○[挑戦者]亀田 大毅(亀田ジム/同級11位/17戦15勝2敗)



 あー、チャンプになったのねー。
 一応、

スポーツナビ:亀田大が新王者に=初の兄弟チャンピオン誕生-WBAフライ級

(略)亀田興毅(亀田)とともに、日本初の兄弟王者が誕生した。(略)
[ 時事通信 2010年2月7日 22:50 ]


 らしーです。
 で、世間の評判。

スポニチ:防衛0回?亀田大毅に“国民の期待”は…

(略)
 スポニチアネックスでは7日の試合後から翌8日夜までサイト上で緊急アンケートを実施。全648件の回答が寄せられたが、「試合を見た?」という質問には75%が「見た」と回答し、関心の高さを示した。しかし「大毅選手は何回防衛できると思う?」の質問には厳しい意見が続出。何と6割近い58%が「0回」と答え、次いで「1回」17%、「2回」11%、「3回」7%。「4回」「5回」「6回以上」を予想した人は合計でも7%にとどまった。
(略)


 というわけで、

スポーツナビ:坂田、大毅選手と対決したい!

 WBA世界フライ級王者・亀田大毅(21)=亀田=との対戦を予定している、元WBAフライ級王者・坂田健史(協栄)が8日、あらためて対決をアピールした。(略)
[ デイリースポーツ 2010年2月9日 10:30 ]


スポーツナビ:清水標的は亀田!日本王座V3

(略)
 王者・清水智信(金子)が、挑戦者のWBA世界同級12位・小林タカヤス(川島)を7回59秒TKOで下し3度目の防衛に成功した。(略)年内にも3度目の世界挑戦を狙う清水は、「WBA、WBCどちらでもいい。亀田兄弟は、興毅も大毅もどちらもやりやすい。今は世界戦をやりたくてしかたがない」(略)
[ デイリースポーツ 2010年2月9日 10:30 ]


 狙われまくり。

スポーツナビ:大毅王座返上へ…近日中に家族会議

 ボクシングのWBA世界フライ級王者・亀田大毅(21)=亀田=が、王座を返上する可能性が出てきた。王座奪取から一夜明けた8日、神戸市内で前日の試合後に体調不良で倒れたことを明かした。厳しい減量の影響によるもので、今後、フライ級にとどまって王座を防衛していくのは難しい状態。近日中に家族会議を開き、返上か防衛かの答えを出す方針。(略)王座獲得から事態は急展開を迎えたが、大毅は「しばらくゆっくり休みたい。何も考えたくない」と本音を口にした。

[ デイリースポーツ 2010年2月9日 10:30 ]


 兄同様、1個下の階級でベルト取ったらすぐに返上して上のベルト目指す手に出るっぽい。兄貴は一応ランダエタ相手に1回防衛やったけどね。
 しかし、この兄弟は結局、同階級で数回防衛しないと一生、「実績だけ」っつー印象がついて回るんじゃないかと。
 個人的には3兄弟そろって確実に日本王者や東洋王者になれるだけの実力・能力を持っている。と思うだけに。実際、まぁ、あれやこれやと思う所もあるわけだけども、なんやかんやで二人は世界のベルト巻いたわけで。

 なんか色々最初の売り方を間違えて失敗したっつーカンジがすごくする。あーもったいないもったいない。

2010/02/06(土) 「家Ageについて思う一ビンボプレイヤーの戯言」
日々でなくつらつら:MoE -トラックバックないよ-コメント 141コ

 久しぶりにMoEの話でも。
 と書いたものの、劇的なことを何一つしていないので、プレイヤーキャラクター的には話すこともなかったりします。

 ただまぁ、MoEプレイヤー的にはそれなりにホットな話題があって、いまさらながらそれについて語ろうかと思うワケです。

 Wikipediaの記述にもあるんだけど、MoEっつーゲームはタイムパラドクスをある程度ムシした「時代を駆け巡る」MMORPGという体裁をとっています。

 なんでいくつか時代があるワケですが、その中で最近できたのに「家Age」ことAncientAgeがあります。現代(PresentAge)よりも10万年前の時代にあるだだっぴろい場所。
 そこにみんなで家を建てて町を作ろう。そういう時代です。


 これがホントにつまんないワケです。


 理由はいくつかあるんだけど、
  1. 移動手段が乏しいこのゲームにおいてマップが広すぎる。
  2. 点在するアルター(テレポーター)数が広さに比例して少ない。
  3. テレポート系の魔法で必須の「この場所に」という指示ができない。
  4. 家にはベンダー(アイテム販売者)NPCを置くことが出来る。とされてるがまだ実装されてない。
  5. 実装したところで、銀行がほとんどない。
  6. 家を手に入れるためには、露天の上限価格が99,999goldのこのゲームで、200万gold以上する権利書を買わなければならない。
  7. 家を維持するためには、課金アイテムであるコインが必要である。
  8. 複数枚の販売をしているとは言え、コイン1枚で5日しか維持できない。

 ってなトコでしょうか。つまり、



 のだ。リアルマネーで維持ってのは別に客商売だからして問題ありません。問題なのは後者。とにもかくにも家まで行くのに時間がかかる。
 行った家では、渡辺篤史みたいに「ほほぉー」と言うことしかやることがない。
 よしんばアイテム販売NPCが実装されても買うためにはゲーム内通貨を持ち歩いてなければならず、通貨に重量があるから大量に持っていると歩くのもままならない上、銀行が現在マップに1箇所2箇所しかない。

 マップとして「へー」って見て回る価値が無いとは言わないけど、「街にしましょう」っていうスタンスでやるなら確実にしち面倒くさい。それが今現在のAncientAgeという場所。
 しかも、マップはもう2箇所も実装されてしまったという。まだまだマップは実装されそうな予感なのだけど、上に挙げた理由により、家を所持する人がマップの広さに対して少数で、なんかシムシティで言うとはじめたばっかりだけどこれ以上どうにもならないよ!的な空気になっているのであった。

 まーね。
 始まったばっかりですから、まだまだ人は少ないでしょーよ。
 でもね。これから先、AncientAgeでイベントをやっても人は増えないだろうなーと思うワケです。少なくとも最初に挙げた移動の面倒くささが改善されない限りは行くことすら面倒くさい。行っても面倒くさい。露店してくれるNPCが出来たってそれをめぐるのが面倒くさい。
 こんだけ面倒くさいことが重なるとどーにもならんのです。その面倒くさいトコにポツンと家を建てる。これがどんだけむなしいことかと。

 ニコニコ生放送で女性生主が放送しても、人があんまり来ない。
 30分という枠内で間に合わないという事情があったりもするんだけど、比較的好条件のハズなのにそれだものな。知り合いがいないのであれば、もはやポツーンと。一人で。ヘタすれば自分すら行かなくて。そうやって廃れていくのだろうなぁ、などと思うワケです。今のままならね。

 まぁ、私に限って言えば、そもそも200万goldというゲーム内通貨を用意できないくらいなんですが。
 っていうか、100万すら貯めたことないよ。あははははは。 

2010/02/06(土) 「最近使ってなかったとは言え便利なツールだから歓迎ではあるのだけども」
日々でなくつらつら:政治のまねごとのようなビラ -トラックバックないよ-コメント 123コ

Madonote Official Site:Infomation 2010.02.04

こん○○は。「窓の手」の作者の猪川です。(略)2004年春に公開した窓の手2004以降、本業が急に多忙になり(所謂IT業界の3Kを5年ぐらい体感してました)開発が事実上停止してしまい、(略)申し訳なく思っております。(略)リーマンクライシスで世界中が不景気になり、民主党政権に変わったことでこの不景気はまだ数年は続きそうです。そのおかげでプライベートの時間を以前より確保出来そうな気がしていますので、Windows7対応版の開発を着手しました。(略)

 現場は正直なのだった。

 それにしても、「開発して欲しい」という気持ちも解るけど、開発できる理由が理由だと「それもそれで」とか思ってしまうのだよなぁ。

2010/02/06(土) 「ドルジ引退」
日々でなくつらつら:スポーツ -トラックバックないよ-コメント 196コ

ロイター:大相撲=横綱朝青龍、現役引退を表明

 [東京 4日 ロイター] 大相撲の横綱朝青龍(29、本名=ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身)が4日、現役引退を表明した。

 朝青龍は、先月の初場所中に泥酔した状態で知人に暴行したとして、日本相撲協会から厳しい処分が科せられることが予想されていた。

 25回の優勝を飾りながら、これまでも数々の不祥事を起こしていた朝青龍は、記者会見で「大勢の方々と日本相撲協会に迷惑をかけた。今日、その責任をとって引退する。モンゴルの大草原から来た少年を支援してくれた皆様に感謝したい」と自らけじめをつけ、「いつかこういうことが来ると思っていた」と目に涙を浮かべながら語った。


ニッカン:朝青龍「引退賛成」7割/街頭アンケート

 横綱朝青龍(29=高砂)が4日に表明した突然の引退は、日本中でどう受け止められたのか。日刊スポーツでは札幌、東京、大阪、福岡で計135人に緊急街頭アンケートを行った。135人中69人(約51%)が「辞めて当然」と回答した。「自業自得」と厳しい声もあった。
(略)


 なんかニッカンは朝青龍に悪態をつく傾向にあるよーです。
 過去になんかあったんだろなぁと思いつつ、そこまで調べてるのもめんどいのでおしまい。
 比較してみたので別エントリで。

ニッカン:K1谷川EP、朝青龍の動向「気になる」

 朝青龍の「第2の人生」に、日本の格闘技界も熱視線を送った。K-1とDREAMを主催するFEGの谷川貞治イベントプロデューサー(EP、48)は4日、「まだ獲得は考えていません」と話した上で、「今後の動向は気になります。興味はあるので注視したい」と話した。
(略)
 一方、横綱と親交があり、総合格闘家に転向した北京五輪柔道100キロ超級金メダリスト石井慧が契約するSRC(戦極)のアドバイザーを務める日本レスリング協会の福田富昭会長は「刑事事件になったり、前科があるならともかく、その気があるなら、歓迎したい」との考えを示した。今後、日本格闘技界で朝青龍争奪戦が始まるかもしれない。



 ま、総合も動くわな。石井vs朝青龍あたりが無難ですかねぇ。話題的にも。キャリア的にも。

共同:モンゴル各紙が日本批判 朝青龍引退は協会の圧力

 【ウランバートル共同】モンゴル各紙は5日、自国出身の大相撲元横綱朝青龍関の引退表明を1面トップで大きく報じた。元朝青龍関の行動に問題があったとの指摘はほとんどなく、いずれも日本側が優勝回数記録を破られるのを恐れていたなどと強調し「相撲協会の圧力で引退させられた」(オノードル紙)と日本側に批判的に伝えた。

 各紙とも、元朝青龍関が大相撲ファンの拡大や収入増に貢献したなどと分析。半面、引退は日本側からの圧力として不満を示し、ズーニ・メデー紙は「モンゴル国内での大相撲放送の中止」を呼び掛けた。

 モンゴル柔道協会の会長を務めるバトトルガ道路・運輸・建設・都市計画相もモンゴリン・メデー紙のインタビューで「日本人は自国の伝統スポーツで外国国籍の横綱に記録を破られることを恐れていたのではないか」などと日本批判を繰り返した。


 モンゴルなんかではこういう報道がされてるんだそうな。
 確かに、後のエントリで出しますけど、朝青龍が自らスパっとやめたってワケでもないようなので。

FNN:横綱・朝青龍が現役引退表明 長年大相撲を見続けてきたデーモン閣下に話を聞きました。

横綱・朝青龍が4日午後、現役引退を表明しました。長年、大相撲を見続けてきて、自他共に認める大相撲ファンのデーモン閣下に話を聞きました。

(朝青龍の引退を聞いて、まずどのように感じたか?)
いや、まぁびっくりしましたね、とりあえず。
その次に、辞め方がくわしくわからなかったので、辞めさせられたのか、自分で辞めたのかっていうことを、まずすぐに思いましたね。
(会見によると、ずっと引退ということは頭の中にあって、様子を見てきたというような説明だったが、今回の会見を聞いてどう思ったか?)
本人もね、初場所優勝したこともあって、本当は土俵の上でまだ取りたいんだろうけれども、やむなく辞めざるを得なくなってしまったなという雰囲気を感じたかな。
(言葉の上では、朝青龍は相撲には未練はないときっぱり言い切っていたが?)
それは、朝青龍の最後の強がりじゃないですか?
(デーモン閣下は朝青龍と個人的につきあいはあるのか?)
そんなに深いつきあいはないですが、顔を何回か合わせた程度。
(本当はものすごくまじめな?)
何をもって、まじめというかはわからないけれども、親しい人たちには、非常にフレンドリーに、気さくにという印象はあるみたいね。
(朝青龍のことで特に印象に残っていることは?)
やっぱり、7場所連続優勝っていうのは、わが輩は印象に残るかなぁ。
相撲の上での記録ですがね。
(こういう横綱がいなくなると、相撲の魅力がぐっとなくなるのではないかと思うが?)
わが輩は、実は引退勧告派ではなかったので、非常に残念だよ。


 何はともあれ。
 良くも悪くも相撲を身近にしていた横綱が去ることになりました。
 なんでまた追い出されたのかというと、裏でウニャウニャとあったからではないかという噂話を見たり聞いたりしましたが、ここではあえて触れますまい。

 ただ、これによって相撲人気はガタ落ちするでしょう。「悪童・朝青龍vs優等生・白鵬」という解りやすかった軸が綺麗にバッキリ折れちゃったから。
 日本人力士vs外国人力士という軸が無いということは、去年6場所連続8勝7敗の大関としてはいかがなものかと言われる成績な魁皇が48勝で日本人最多勝だった。という事実がすべてを物語ります。

 正直、理事に貴乃花がなりました。とかいろいろ変わるんですよ的なイメージを出そうと必死ですけど、まぁ無駄に終わるでしょう。このままゆるやかに大相撲から日本人が消えて、なんだかよくわからない組織に変わっていくんじゃないのかなぁ、と思うワケです。残念ながら。

 ま、その一端にはちょっとのことでいちいちギャーギャーわめく存在がいるからだって思ったりするんですけどね。数字が取れるんだったらしょーがないか。今回のは流石に示談で済んだとは言え、数場所謹慎くらいはするようなコトだったと思うけどね。それ以前の話にはどーにも釈然としないものもあるんだよね。「サッカー」とか大統領来てたしな、あれ。

2010/02/06(土) 「ドルジ引退に伴うスポーツ各紙の言いっぷり」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバックないよ-コメント 282コ

時事:許されなかった現役続行=追い詰められ決断-朝青龍

 大相撲の横綱朝青龍が4日、引退した。最後は朝青龍本人の決断が尊重された形。しかし朝青龍には、日本相撲協会理事会からも横綱審議委員会からも、現役続行の選択肢は残されていなかった。
(略)
 朝青龍側からは、暴行問題の被害者とされる人物からの「お酒を飲んだ席での延長での出来事。寛大なる処分をお願いします」などとするメモが提出され、相撲協会の弁護士も入って対応を協議。一部理事からは「今回は出場停止処分にとどめ、もう一度だけチャンスを」との意見も出た。
 激論が交わされたが、最後は現役続行を許さない理事長の強い意見が通り、師弟に伝えられた末の引退届提出だった。 (2010/02/04-20:09)


 というわけで、こういうやり取りがあった末の引退だったらしいです。
 このやり取りをスポーツ新聞が取り上げるとこーなったようです。

サンスポ:朝青電撃引退!クビ迫られ、大慌て「届け出」2

 衝撃の決断!! 大相撲の横綱朝青龍(29)が4日、1月の初場所中に起こした一般人への暴行問題の責任を取って引退した。同日、日本相撲協会に引退届を提出し、受理された。(略)
 決断のときが、きた。数々の問題を起こしてきた横綱が、いよいよ腹をくくる。「引退届」は用意していなかった。理事会での事情聴取の後、控室に戻ると、行司が書いた引退届にサインし、印鑑をつく。師匠の高砂親方とともに理事会にその引退届を提出。受理されて、土俵を去ることが決まった。
(略)
 この日の理事会で処分が引き延ばされた場合、朝青龍に引退を迫る覚悟を突き付けていたのだ。

 こうした厳しい姿勢は、理事会にも伝わった。事態を重く受け止めていた武蔵川理事長を中心に「解雇」を求める意見が次々と飛び出した。12人が出席した午前の理事会。処分については意見が真っ二つに割れた。多数決では「解雇」が6票、「5場所連続出場停止」も6票。過半数に達しなかったため、いったん中断された。午後に再開された理事会では「解雇」が7票となった。
(略)
 横審、理事会からかかる過去にない強烈な圧力。実力行使もなされた。午後の事情聴取の途中、3人の理事が控室にいた朝青龍を囲み、「このままだと解雇になるぞ」。九重親方をはじめ、理事の二所ノ関親方(元関脇金剛)、友綱親方(元関脇魁輝)が強く引退を迫った。引退しなければ、横綱として史上初の解雇へ。朝青龍も観念した。
(略)
 品格を問われ続けた横綱だが、約20分間の会見では思い出の土俵を振り返るとき、涙もみせた。昇進のときから一人横綱。土俵を支えながら、日本文化への関心も低く、問題行動を繰り返した。そして、最後も「暴行問題」で…。横綱在位42場所(歴代8位)。相撲界に残した汚点は消えることはないが、モンゴル人力士で初めて横綱に上り詰めた功績も記憶に残る-。
(略)


スポニチ:朝青龍、突然の引退劇…「解雇」と迫られ観念

(略)
 数々のトラブルを起こしてきた問題横綱がついに引退に追い込まれた。(略)
 理事会では外部役員の吉野準監事が、元警視総監の立場から厳罰を要求。他の理事からも解雇を求める声が上がった。(略)朝青龍が事件の経緯について「私は殴ってません」と否定すると、(略)吉野準監事、外部理事で元東京高検検事長の村山弘義理事(弁護士)らが「解雇にすべきだ」と激しく追及。理事会に「解雇」についての決を求めたが、賛成と反対が同数の6人だった。(略)午後1時35分に理事会は再び中断。(略)

 午後2時30分に理事会は再開したが、今度は解雇を求める声が過半数の7人に増えた。午後2時56分、業を煮やした九重親方らが朝青龍の待機する部屋に出向き「このままなら解雇になるぞ」と迫ると、横綱はついに引退を決断。(略)形の上では引退でも、その実は、限りなく解雇に近いものだった。

 横綱が優勝後に引退するのは大錦、栃木山以来3度目。数々の記録も樹立する傍ら、トラブル、騒動などの負の遺産も残した希代のヒール横綱にとっては“らしい”幕引き。だが、会見で流したのは「無念」の涙だったのかもしれない。
(略)


デイリー:朝青龍“解雇”だった…涙の引退表明

 大相撲の横綱朝青龍(29)=高砂部屋=が4日、初場所中の先月16日未明に、知人男性との暴行騒動を起こした責任を取って引退した。モンゴル国籍で年寄名跡を持たない朝青龍は協会を去ることになる。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は今月1日に、師匠の高砂親方(元大関朝潮)に4日までに朝青龍に引退を決意させるよう通告。事実上の解雇処分ともいえる状況に追いやられた朝青龍は会見で「けじめをつけるのは僕しかいない」と、涙した。
(略)
 引退へのレールは事前から敷かれていた。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は1日までに高砂親方に「4日までに引退する決断をさせろ」という内容の指示を出していた。結局、この日を迎えるまで朝青龍は覚悟を固めきれずにいたが、横審、理事長の意向に加え、解雇を求める理事が複数いたこともダメ押しとなった。ここ数日間で土俵際に追い込まれた朝青龍。引退は事実上の解雇だった。4日付で暴行騒動の調査委員会は解散、協会が真相を究明することはなくなった。
(略)
 抑えていた感情が爆発したのは思い出の一番を問われた時だった。「やっぱり…。両親の前で、横綱武蔵丸関を倒した時(01年夏場所初日)が……、誇りに思います」。自然と涙があふれ、ハンカチでぬぐった。笑って、怒って、泣いて…。喜怒哀楽が激しい横綱らしい、引退会見だった。

 前人未到の7連覇、年6場所完全制覇、優勝25回。数々の記録以上に、サッカー騒動、内館牧子委員との舌戦、暴行騒動など土俵外でも記憶に残る横綱だった。会見を終えた後、「お疲れさまでした。ありがとう。ありがとう」と笑って迎えの車に乗り込んだ。お騒がせ横綱は笑顔で手を振り、国技館に別れを告げた。


トーチュウ:朝青龍引退 事実上のクビ 解雇寸前に電撃決断

 大相撲の横綱朝青龍=高砂部屋=が1月の初場所中に起こした一般人への暴行問題の責任を取って電撃引退した。日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で理事会を開催し、朝青龍への対応を協議。理事会に呼ばれ、事情聴取された朝青龍は引退届を提出し、これを受理された。事実上の解雇で、朝青龍は日本国籍がないため相撲協会には残れない。会見では「引退します。けじめをつけるのは僕しかいない」と涙。歴代3位の優勝25回の大横綱はトラブルも多く、最後も不祥事で11年余りの土俵生活を終えた。

 最後は侍として腹を切った。理事会の中で朝青龍に与えられた選択肢は引退届を提出するか、さもなければ解雇しかないという実質的な解雇通告だった。
(略)その内容を聞かされた横綱は「最後にけじめをつけるのは僕しかない」と引退を決めた。初場所で25回目の優勝を飾った歴史に残る大横綱。最後の決断を朝青龍に委ねたのは武士の情けだった。

 応接室を出て理事会に向かう横綱はほほ笑んでいた。理事会に引退を伝えると「引退しました…。世間があるからねえ」。会見では涙があふれ出していた。「お世話になりました。晴れてるような気持ちです」。女性記者のほおに手をあて「ありがとう…」。記者会見が終わると「お疲れさまでした。ありがとう」と笑顔で手を振った。 


ニッカン:朝青龍クビ 現役続行望むもしぶしぶ引退

 横綱朝青龍(29=高砂)が強制引退に追い込まれた。初場所中に知人男性に暴行したとされる問題で、日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で理事会を開き、処分を協議。緊急に朝青龍を呼び出して事情聴取したあと、解雇も辞さない構えで引退を勧告した。現役続行を望んでいた朝青龍だが、最悪の事態を避けるため、しぶしぶ勧告を受け入れて引退を表明した。(略)
 事実上の「解雇」だった。突然の引退会見で、朝青龍は「まさか、こういうことにのみ込まれるとは頭になかった」と口にした。(略)
 初場所中に起こした「泥酔暴行騒動」。調査委員会を立ち上げていた協会は、この日の理事会を「経過報告」で終わらせるつもりだった。だが、横綱審議委員会(横審)が黙っていない。理事会前に鶴田卓彦委員長(元日本経済新聞社相談役)が、横審の総意として「引退勧告」を武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)に伝えた。横審が設置されて60年で初の引退勧告だった。
(略)示談が成立したものの、横綱としての品格や虚偽報告は度を過ぎていた。5度の厳重注意と2場所出場停止。引退への猶予はもうなかった。言い逃れできると思ってついた「ウソ」の代償は、大きかった。

 関係者によれば、前夜の朝青龍は知人に「(暴行騒動を報じた)週刊新潮を訴えてやる!」「新聞も散々書きやがって!」と息巻いていたという。この日、国技館に呼び出された際には、個人マネジャーが被害者の「嘆願書」を公開。最後まで現役続行の道を探していたが、進退窮まった。
(略)朝青龍に近い関係者は「はめられた」と悔しそうにつぶやいた。自らがまいた種とはいえ、横審と理事会に寄り切られ、引退を決断するしかなかった。
(略)暴行や騒動に対する説明や謝罪はなかった。土俵内外で続けてきた数々の悪行。1つの時代を築いた朝青龍は、追われるように土俵を去っていった。


報知:朝青龍、強制引退!史上初の横審勧告で11年の土俵人生に幕

 横綱・朝青龍(29)=高砂=が4日、電撃引退した。日本相撲協会が泥酔暴行問題の処分を協議するため午前11時から両国国技館で開いた理事会の途中、師匠の高砂親方(元大関・朝潮)とともに呼び出され、弁明したが、横綱審議委員会が史上初めて突きつけた引退勧告により自ら引退を決意。歴代3位の25回目の優勝を決めた初場所直後に不祥事で引責。お騒がせ横綱らしい幕切れとなった。

 朝青龍が泣いた。午後3時6分。理事会で引退を告げた会議室から高砂親方とともに出て来ると、涙を浮かべていた。「お世話になった。引退します」体力の限界でもなくけがでもなく泥酔暴行問題での引退。この男ならではの理由で99年初場所の初土俵から戦ってきた土俵に別れを告げた。
(略)
 運命が決まったのは午後3時過ぎだ。九重、友綱、二所ノ関の各理事が会議室を飛び出し、意思確認のため師弟がいる一室へ向かった。朝青龍はここで腹をくくった。3時4分。再び入室し、引退の決意を明かした。解雇だと退職金などがなくなる危険がある。引退なら功労金など約2億円を手にでき、引退相撲の開催も可能。協会側も横綱をクビにする初の汚点は作りたくなかった。両者の思惑は一致した。

 結局、泥酔暴行問題の真相は不明のまま。引退会見では終始、不敵な笑みを漂わせたが、思い出の一番に触れられた時は強気の仮面がはがれた。「新三役で横綱・武蔵丸関を破った一番です。誇りに思います」。01年夏場所初日。初めて横綱を倒した一番を振り返ると涙を流し絶句した。

 「モンゴルの大草原の少年を横綱に育てていただいて感謝しています」と頭を下げる一方で「品格って言うけど土俵では鬼になる」と抵抗した。優勝直後に起こした土俵外の騒動での引責引退。「強ければいい」の甘い哲学が命取りになった。
(略)


 比較的同情的なのがトーチュウとデイリー。後は多少色をつけつつ、ニッカンは見出しからして言い放題な印象。

 まぁ、悪意をにじませながら書くのがスポーツ新聞の特徴とも言えるんで、こういうカンジになるんでしょうね。記事「比較」はスポーツニュースの方が面白いのは事実なんだけど、あんまりこの手の悪口的記事って「読む」のは面白くないんだよねぇ。てめぇの趣味じゃないってだけなんだけどさ。

2010/02/06(土) 「小沢一郎不起訴で社説」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバックないよ-コメント 99コ

時事:石川議員ら午後起訴=小沢氏不起訴、捜査区切り-陸山会事件・東京地検

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、東京地検特捜部は拘置期限となる4日午後、政治資金規正法違反罪で、衆院議員石川知裕(36)、元会計責任者で小沢氏の公設第1秘書大久保隆規(48)両容疑者を起訴する。
 元私設秘書池田光智容疑者(32)については、関与の程度を検討し、最終的な処分を決める。小沢氏は嫌疑不十分で不起訴とする方針。4人の刑事処分で捜査は区切りを迎える。
(略)


 というわけで、今のところ2人起訴、1人保留。本丸は不起訴ということで一段落ついたようです。
 まぁ、家宅捜索があったのは1月13日でたかだか2、3週間前のことですし。
 今もまだ資料をじーーーーっくり見てるでしょうから、これで小沢一郎が無罪放免ですってなったワケじゃないと思ったりもするんですが、まぁ、社説が並びました。

朝日:小沢氏不起訴―このまま続投は通らない

(略)
 小沢氏は幹事長続投を表明し、鳩山由紀夫首相も認める考えだ。

 ■国会で疑問に答えよ

 しかし、一件落着というわけにはいかない。

 捜査の焦点は、小沢氏が虚偽記載にかかわっていたかどうか、土地購入の原資にゼネコンからのヤミ献金が含まれていなかったかどうかだった。
(略)
 土地購入の原資についての小沢氏の説明は二転三転した。巨額の資金を長期間、タンス預金していたことにも不自然さが残る。小沢氏周辺では、他にも収支報告書に記載のない巨額の資金移動の疑いが持たれている。

 不起訴が決まった以上、「捜査中」を理由に野党が求める参考人招致を拒むのはつじつまが合わない。国会の場で堂々と疑問に答えてもらいたい。

 より重大なのは、政治的、道義的な責任である。

 現職衆院議員を含む元秘書ら3人が逮捕、起訴された事件が、日本社会に与えた衝撃は大きく、深い。
(略)
 起訴された石川議員も、自ら議員辞職を決断すべきだろう。

 民主党自身の自浄能力も問われる。この間、小沢氏に国会での説明を求めたり、政治責任を問うたりする声はほとんど聞かれなかった。
(略)
 検察にも注文がある。

 国会開会直前の石川議員の逮捕は異例の捜査手法だった。西松建設事件でも、総選挙を控えた時期の捜査着手に「国策捜査」との批判があった。
(略)
 ただ、政権交代時代を迎え、世論が政界捜査に公平性や透明性を求めるようになっていることも軽んじてはいけない。法務・検察当局にも、節目節目で可能な範囲で国民に説明を試みる努力が必要なのではないか。
(略)


岩手:小沢氏の不起訴 検察も説明責任を負う

(略)
 事件は、土地を購入した年に、その収支を報告しなかったという当時の秘書らの罪を立件して幕。西松建設の巨額献金事件で公判中の公設第1秘書大久保隆規被告が逮捕されてからほぼ1年。政権交代の立役者である与党幹事長から2度にわたり聴取し、関係先多数を家宅捜索するなど、政局を引きずりながら展開した大捜査の帰結としては、いかにもあっけない。

 今回の結果を受けて、民主党内では小沢氏の幹事長続投論が高まるだろう。不可解と言えば、検察の捜査自体も不可解な印象を残したまま、最終的には国民の判断にげたを預けたようにも映る。
(略)
 特捜部は昨年、民主優位の解散風が吹き荒れる中で小沢氏秘書を逮捕。さらに今年、通常国会直前に元秘書の現職衆院議員を逮捕するなど、捜査は国政に重大な影響を及ぼした。小沢氏側のみならず、国民の間にもある「強引な捜査」への疑念に対する説明責任を、捜査側は十分に果たすべきだろう。

 小沢氏も、事件に絡む種々の疑問に説明を尽くしたとは言い難い。複雑な資金移動、依然不透明な原資、融資関係書類への小沢氏本人の署名、陸山会と小沢氏個人が交わした「確認書」の日付と作成時期のずれ―など。首相の偽装献金事件とも相まって、億単位の資金を「秘書の独断」に任せる金銭感覚は、相変わらず政治が庶民から遠い印象を際立たせた。

 政権のトップ2人の秘書らが罪に問われた事実は重い。成熟した政権政党に脱皮するために、引き続き説明の努力を怠るべきではない。


産経:小沢幹事長不起訴 政治責任を改めて問う 国会は証人喚問で疑惑解明を

(略)
 自らが不起訴処分になったとはいえ、国民の「信」を失いつつあることを認識すれば、幹事長続投はありえないだろう。だが、小沢氏は続投を表明した。
(略)
 小沢氏は国会で自ら進んで疑惑について説明しなければならない。政治倫理審査会での弁明にとどまらず、証人喚問なども必要だろう。今こそ立法府としての自浄能力を、最大限に発揮すべきである。石川被告への辞職勧告決議案は早急に可決すべきだ。
(略)
 検察当局が小沢氏の違法行為を立証できず、「秘書の犯罪」を問うにとどまったのはきわめて残念である。検察が能力を十分に発揮できない以上、国会がその責務を果たさなければ、国民の間の政治不信は極限にまで高まっていくだろう。
(略)
 鳩山由紀夫首相の偽装献金事件も、元秘書2人の起訴にとどまり、首相は「何も知らなかった」との主張が受け入れられて不起訴となった。首相は母親から提供された約12億6千万円の資金について、5億円余りの贈与税を支払うことで一件落着になった。

 今回も、権力中枢の人物の違法行為は見逃された格好になった。政治資金の不透明な流れが横行する現状に、歯止めをかけることはできなかった。

 国政のトップに立つものが社会規範を破って省みないようでは、信は成り立たない。納税意識などにも悪影響を与えかねない。国民に広く道徳心を求めることなどもできまい。
(略)
 小沢氏の説明には家族名義の口座の資金を自分のカネと主張するなどずさんな内容もある。不動産購入をめぐる税法上の問題なども指摘されている。

 検察当局はあらゆる法令を駆使し、違法行為の解明を続けることで信頼回復につなげてもらいたい。本紙も、この問題を厳しく追及していく。


中日:国民の疑念は解けない 「陸山会」事件小沢氏不起訴

 検察捜査は小沢一郎民主党幹事長には及ばず、側近議員らの起訴にとどまった。ゼネコンの闇は解明されたか。捜査は適正だったか。もどかしさが残る。

 政治家が特定の業界や業者と癒着する、古い政治スタイルとは、もはや決別すべきだ。そうした国民の思いも、政権交代した原動力になったのは間違いない。
(略)
 だが、証拠隠滅の恐れなどがあったにせよ、現職の国会議員を逮捕したことについては議論が絶えない。公民権停止、議員失職の可能性もあるだけに、事件の悪質性や重大性は大きなポイントだ。
(略)
 検察はすべての事件を捜査するわけではない。巨悪を剔抉(てっけつ)したり、一罰百戒的意味合いを込める場合もある。結果的に捜査が政治的な影響をもつのは宿命である。

 それゆえに検察の公正中立は絶対でなければならず、公正さを疑われることさえあってはならない。また強大な国家権力の行使からも捜査に誤りがあってはならない立場だ。
(略)
 事件を通じて「メディアは検察と一体か」との批判がかつてないほど聞かれた。報道の公正さへの問い掛けの重みも、われわれは受け止めねばならない。

 また、今回の事件では、政治家側が規正法に対する認識の甘さを露呈したともいえる。小沢氏は「報告書は秘書任せだった」と発言している。自らは起訴を免れたものの、側近らが起訴された重みをかみしめてもらいたい。小沢氏の政治的責任がいっそう追及されるのは必至だ。
(略)


日経:不起訴でも小沢氏の責任は非常に重い

(略)
 起訴されたのは、衆院議員の石川知裕・元秘書、西松建設の巨額献金事件で規正法違反に問われ公判中の公設第1秘書らだ。石川議員はけじめをつけるために、少なくとも離党するのが筋である。

 不起訴になったとはいえ、元秘書らが3人も逮捕・起訴された小沢氏の政治的、道義的責任は非常に重い。小沢氏は自ら幹事長職にとどまる意向を表明したが、1月の本紙世論調査では65%の人が辞職を求めていた。小沢氏が十分な説明責任を果たしているとは言えず、幹事長続投は有権者の理解を得られまい。

 小沢氏は2回にわたる特捜部の事情聴取に「秘書が勝手にやった」などと説明し、虚偽記入へのかかわりを否定している。
(略)
 鳩山由紀夫首相も実母から2002年以降、12億6千万円も資金を受け取っていたのに、偽装献金の問題が表面化するまでは知らなかったとして、贈与税を納めていなかった。民主党首脳の納税意識の鈍さと金銭感覚のズレには驚くばかりだ。
(略)

日経:検察は「厳正公平」に説明を

 昨年末に石川知裕衆院議員を任意聴取して以来、国民注視の中で進んだ「陸山会」の政治資金規正法違反事件捜査が決着した。検察当局は、小沢一郎・民主党幹事長を不起訴にした判断を中心に、国民に真率な説明をするべきだ。
(略)
 普通の国民の感覚では、秘書が政治家本人の関与なしに、そんな重大・悪質な違法行為という危ない橋を渡るとは考えられない。検察が収集した証拠はどんなもので、それらをどう価値判断して嫌疑をかけ、結局証拠不十分との結論に達したのか。ぜひとも知りたいところだ。

 1年近く続いた小沢氏側への捜査が、小沢氏本人には問うべき刑事責任はなかったとの結果になったことで、検察は、さまざまな方向から疑念を抱かれよう。
(略)
 国民の信頼の源泉である「厳正公平」「不偏不党」の姿勢を示すためにも、そうした疑念をはらす努力が検察には要る。
(略)


北海道:小沢氏不起訴 石川議員起訴 政治資金の抜本改革を

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる土地購入事件で、東京地検特捜部は同氏の秘書だった民主党の石川知裕衆院議員(道11区)らを政治資金規正法違反の罪で起訴した。

 告発されていた小沢氏は、嫌疑不十分として不起訴となった。

 捜査は一区切りとなったが、全容が解明されたとは言い難い。
(略)地検は鹿島はじめ各社を家宅捜索し、関係者から聴取するなど大がかりな捜査を行ったが、結果的に詰め切れずに終わった。
(略)
 検察の手法にも問題がある。石川議員が逮捕されたのは通常国会召集のわずか3日前の深夜だった。聴取に応じ、逃亡の恐れもない同議員を逮捕した緊急性とは何だったのか。

 国民の代表たる国会議員の政治生命にもかかわる。一段の慎重な捜査と、より高い説明責任が求められることを肝に銘じてもらいたい。
(略)

北海道:小沢氏不起訴 石川議員起訴 真相の究明を国会でも

 小沢一郎氏はきのう記者団に「職責返上は考えていない」と述べ、民主党の幹事長を続投する意向を表明した。果たして国民の理解を得られるだろうか。

 確かに資金管理団体の土地購入事件では不起訴処分となった。だが元秘書らが起訴されたことの監督責任は免れない。
(略)
 小沢氏に問われ続けるのは政治的、道義的責任である。

 小沢氏自身の疑惑は完全には払拭(ふっしょく)されていない。4億円もの巨額資金を事務所の金庫に保管し政治活動に用立てる-。こうした説明は国民の生活感覚からかけ離れていた。
(略)
 旧田中派に代表される自民党の古い政治体質をいまも引きずっている。そう言わざるを得ない。
(略)
 近く衆院で集中審議が行われる予定だ。いよいよ国会にも真相究明の場が設けられる。小沢氏は進んで出席し、事実解明に協力するべきだ。
(略)
 民主党にも注文がある。

 一連の捜査過程では検察との対決姿勢を鮮明にした小沢氏に同調し、党を挙げて捜査批判を強めた。疑惑解明を唱える声がほとんど聞かれないのは政権与党として情けない。
(略)


北國:小沢氏不起訴 政治的影響力は変わらない

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件は、最大の焦点だった小沢幹事長の不起訴が決まったことで一応の終結をみた。(略)小沢幹事長周辺の「政治とカネ」にまつわる疑惑がすべて晴れたわけではないが、民主党および鳩山政権は「最悪の事態を免れた」という安堵の思いだろう。
(略)政府・与党からも、表立って小沢幹事長に辞任を求める声はついぞ出なかった。(略)小沢幹事長の圧倒的な政治的影響力は、これまでと全く変わらないとみてよいのではないか。
(略)
 政府・与党が唯一恐れているのは、世論の反応だろう。かつて東京佐川急便事件で、(略)世論が猛反発し、金丸氏の脱税容疑での逮捕につながった。メディアの追及が世論をあおり、検察を後押しした図式だが、当時と今とでは、かなり状況が違う。かつてないほど検察批判の報道が流れるなど、メディアによる批判の矛先が割れている。こうしたことも政府・与党には有利に働くだろう。


毎日:小沢氏不起訴 政治責任は免れない

 これで落着というわけにはいかない。(略)

 小沢氏が不起訴となったのは虚偽記載への関与を立証する明確な証拠がないとの理由からだ。だが、石川議員は不可解な巨額資金の流れを政治資金収支報告書に故意に記載しなかった点を認め、「小沢氏の手持ち資金と分かるような記載はしたくなかった」と供述しているという。つまり、これはあくまで小沢氏本人にかかわる問題であり、その監督責任、政治的責任は極めて重い。

 小沢氏の説明が二転三転しているのも見逃せない。例えば土地購入の原資に関し、昨秋は「銀行からの借り入れ」と説明していたが、「小沢氏の個人資産」と変わった。小沢氏は「報道されたので、はっきり自己資金だと言うべきだと判断した」と語るが、報道されなければ正確に説明することはなかったのか。
(略)
 小沢氏が今も説明責任を果たしていないのは明らかであり、野党が求めている国会での参考人招致などにも進んで応じるべきだろう。

 一方、一連の捜査に疑問を持つ国民も少なくない。特捜部はこの日の処分に際し、事件の核心部分であり、石川議員らが否定しているゼネコンからの裏献金が原資の中に含まれていたと判断したのかどうかは明かさなかった。今後の公判で明らかにするとしても、捜査の根幹にかかわるだけに、きちんと説明すべきだったと考える。
(略)
 有権者の多くは「政治とカネ」も含めて自民党政治からのチェンジを政権交代に期待したはずだ。捜査への批判の前に、既に国民を失望させつつあるという政治的責任を、鳩山由紀夫首相をはじめ党全体で冷静に考える時ではないのか。


読売:小沢氏不起訴 重大な政治責任は免れない

 民主党・小沢幹事長の資金管理団体による土地購入事件で、東京地検は元秘書の石川知裕衆院議員ら3人を政治資金規正法違反で起訴した。

 小沢氏は「嫌疑不十分」で不起訴となった。しかし、自らの政治資金をめぐる事件で、元秘書ら3人が刑事責任を問われたことを厳しく受け止めねばならない。政治責任は重大である。
(略)
 小沢氏は従来、「捜査中」を理由に事実関係を十分説明してこなかった。捜査が終結した今、国民に対して、より詳細な説明を行う責任がある。
(略)
 資金管理団体の収支報告書の実態と異なる記載は、石川議員らの起訴事実となった計20億円余りの虚偽記入を含め、総額約30億円にも上る。関連政治団体との間で、複雑な資金移動を繰り返したのは、何のためなのか。

 小沢氏は、野党の求める国会招致に応じ、こうした疑問について丁寧に答えるべきだ。

 小沢氏は、不起訴処分を受けて「幹事長の職責を返上しなければならないとは考えていない」と、続投する考えを表明した。鳩山首相も、これを容認している。

 だが、首相は以前、「秘書の犯罪は議員の責任」「私なら議員バッジを外す」と明言し、自民党議員らを追及していた。今回、小沢氏の責任を問えないのは、偽装献金事件での自らの責任にはね返るからと見られても仕方がない。
(略)
 疑惑を解明しきれなかった検察にも問題がある。

 地検は、小沢氏不起訴の理由について、石川議員らとの共謀に問う証拠が足りなかったとし、捜査批判には「特定の政治家を狙ったわけではない」と言うが、この説明では不十分だ。

 社会的に注目を集めた事件の捜査結果は、公判を控えているとはいえ、しっかり説明しなければ、批判が高まりかねない。
(略)
 一方、一連の事件報道に対し、民主党や支持者などから、検察の意図的な情報漏洩(ろうえい)に基づくものではないか、という批判もあった。これは誤解である。

 読売新聞は真実に迫るため、検察官や弁護士、ゼネコン関係者などに幅広く、丹念な取材を積み重ね、その結果を報じてきた。今後も同様の姿勢で取り組み、国民の知る権利に応える報道機関としての責務を果たしていきたい。


 まぁ、多くの新聞の要点は3つ。
  1. 小沢一郎は秘書・元秘書が3人も起訴されたんだからきっちり説明しろ。そして責任取れ。
  2. 検察も検察でしっかり説明しろ。
  3. 検察のリークがあったと言われたが誤解だ。しかし、その批判をマスコミも考えるべきだ。

 3番目はあったりなかったりなんで、基本的には1番と2番のどっちに比重があるか、ですね。
 2番目が強くなっているのは岩手。さすがお膝元だけあります。

 異色を放つのは北國。
 今回の不起訴で、民主党の小沢一郎依存体質は変わらないだろう。というなんだか悲観的な社説になっています。そういえば、

時事:小沢氏とのパイプ維持へ=政権実質支配と認識-中国

 【北京時事】中国共産党・政府内では、小沢一郎民主党幹事長が不起訴処分となったことについて、「対中関係を大切にする小沢氏は両国関係での重要人物。パイプは引き続き太く保っていきたい」(共産党関係者)として、小沢氏が幹事長にとどまるよう期待する声が出ている。
 中国でも、鳩山政権を小沢氏が実質支配しているとの認識が浸透しており、(略)3日には小沢氏を不起訴処分とする東京地検特捜部の方針を日本の報道を引用して素早く伝えた。
(略)


 と、中国なんかは小沢一郎ありきでないと困る的な報道をしてるとか。これもまた凄いコトだけど。

 で。
 最初にも書きましたけど、個人的には「今回は」不起訴になっただけだと思われます。
 ただ、進退に関しては、とりあえず予算を通すっていうことが今の与党には必要なことなので、それを通すために幹事長をやめるか、通ってからやめて選挙に有利になることを狙うのかなぁ、と。
 とりあえず、どっかで責任取ってやめますってパフォーマンスをすると思うので、それまでは傍観するしかないのだろうなぁ。
 それより、テレビは国会の内容を毎日ちゃんと伝えてくれよぅ。と思うのであります。

 与党がグダグダ過ぎて見せられないのかも知れないけどね。ホッホッホ。

2010/02/06(土) 「ま、それはそれで事実だしな。お前が言うなとは思うけど」
日々でなくつらつら:政治のまねごとのようなビラ -トラックバックないよ-コメント 129コ

朝日:「まともな政策でも選挙勝てない」 仙谷刷新相、本音?

 「2005年の郵政選挙の後、政策的にまともなことを提起するのでは、なかなか日本の選挙は勝てない、と総括した」。消費税問題が議論された4日の参院決算委員会で、仙谷由人国家戦略・行政刷新相が、こんな「政治論」を披露した。民主党が過去、消費税増税を前提にした年金改革を公約に掲げて選挙に敗れ続けた記憶から、思わず本音が出たようだ。
(略)
 丸山氏は「政権をとるためには耳当たりのいいことを言うのが大人だと学び、その通りに成果を上げたのは見事だった」と皮肉った。


 ま、実際問題それが正解ってのが2回も続いちゃってんだからしょーがねーやな。

 後はテレビが失言だーって大騒ぎするかしないか。そんだけ。
 最近はネットが騒ぐほどテレビが黙る傾向にある気がするからなー。

2010/02/06(土) 「まとまるワケもないからねぇ」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバックないよ-コメント 57コ

時事:日中歴史研究報告書のポイント

 日中歴史共同研究報告書の近現代史に関する記述のポイントは次の通り。

 【日清戦争(1894~95年)以降】
 日本=近代の日中関係史において日清戦争は一つの転換点。日本が有利な不平等条約体制が形成され、日本国内でも中国を蔑視(べっし)する傾向が生まれたことなど、それ以前とは異なる傾向が顕著に見られた。
 中国=日本の拡張行為はやむことなく持続して中国人の抗日意識を激化させ、日本軍政決定者に、したい放題の横暴な心理を作り出した。

 【田中上奏文(1927年)】
 日本=対中政策を協議した東方会議に関連して「田中上奏文」と呼ばれる怪文書がある。これは田中義一首相が昭和天皇に上奏したとされるもので、中国への侵略計画だった。だが「田中上奏文」は、実際の東方会議と大きく離反していた。
 中国=真偽に関して学界で多くの議論があったが、いかに作られたかについて不明な部分がある。だが、その後の日本の拡張路線はまさしくこの文書に書かれたようになった。

 【柳条湖事件(31年)】
 日本=関東軍の作戦参謀・石原莞爾らを首謀者とする謀略によるものであった。武力発動は政府や陸軍指導部の基本方針に反する行動として開始された。急進的な軍人たちは、謀略によって日中間の衝突事件を引き起こし、満州の「危機」を一挙に打開しようとした。
 中国=関東軍が中国東北地区を侵略するため発動した九一八事変(満州事変)は、日本が実施した「満蒙(満州・蒙古)政策」の必然の産物。30年からの世界経済危機と国内の政治・社会危機の影響の下、日本は「満蒙危機」を騒ぎ立て、関東軍と軍部はそれぞれ東北地区を武力で侵攻・占領する計画を制定した。

 【日中全面戦争(37~45年)】
 日本=戦闘は8年を越え、宣戦布告による戦争以上にし烈なものとなり、両国国民に大きな負担と犠牲を強いた。特に戦場となった中国に深い傷を残したが、その原因の大半は日本側が作り出したものと言わなければならない。
 盧溝橋における最初の発砲事件は「偶発的」であり、現地では局地的解決の努力がなされた。しかし、衝突事件を好機とみなした支那駐屯軍(後の北支那方面軍)や関東軍は、蒋介石政権の打倒と華北占領という構想を実行していく。
 中国=盧溝橋事件の発生は、かなり大きな程度、日本の中国侵略政策と関係している。事件は非常に速い展開で日本による全面的な対中国侵略戦争につながったが、歴史的変化のプロセスを見ると、盧溝橋事件は必然的に起きたものと言える。

 【南京虐殺事件(37年)】
 日本=日本軍による捕虜、敗残兵、便衣兵および一部の市民に対する集団的、個別的な虐殺事件が発生し、強姦(ごうかん)、略奪や放火も頻発した。日本軍による虐殺者数は、極東国際軍事裁判(東京裁判)における判決では20万人以上(松井石根司令官に対する判決文では10万人以上)、47年の南京戦犯裁判軍事法廷では30万人以上とされ、中国の見解は後者に依拠している。
 一方、日本側の研究では20万人を上限として、4万人、2万人などさまざまな推計がなされている。犠牲者数に諸説がある背景には、「虐殺」の定義、対象となる地域・期間、埋葬記録、人口統計などの資料に対する検証の相違が存在する。
 中国=日本軍の南京での放火、殺人、強姦、略奪は国際法の重大な違反であり、第2次大戦後、連合国は東京と南京でそれぞれ軍事法廷を開き、南京大虐殺に対する審判を行った。
 東京裁判の判決書は、「占領後の最初の1カ月で南京市内では2万件近い強姦事件が発生した」「日本軍隊占領後最初の6週間以内に、市内と付近で虐殺された市民と捕虜は計20万人を超えた」と認定した。南京戦犯裁判軍事法廷は「被害者は総数30万人余りに上る」と認定した。

 【中国人犠牲者数】
 日本=国民政府軍の死者は約132万人、負傷者180万人に上っている。中国共産党軍の死傷者(失跡者を含む)は58万人を超えると推定される。非戦闘員の犠牲の多さや日本軍によるさまざまな「非違行為」は、戦後の日中両国民の中に、新しい関係構築を妨げる深い傷跡を残した。
 中国=不完全な統計によると、中国軍人・民衆の死傷者は3500万人以上、直接的な経済損失は1000億ドル以上、間接的な経済損失は5000億ドル以上に上った。関東軍731部隊や100部隊は、中国人を使った人体実験、生体解剖も実施した。(2010/01/31-17:18)
(強調、改行等、幻導機)



 とまぁ、こういうコトがありましたんで、社説並んでました。

秋田魁:日中歴史共同研究 相互理解を進める礎に

 日中両国の有識者でつくる歴史共同研究委員会の報告書がまとまった。歴史問題で対立し、時に不信感を募らせてきた両国の経緯を考えれば、報告書の作成と公表までたどり着いたことは、一つの前進といえる。

 研究はこれで終わりではない。今回を「第1期」とし、「第2期」へと継続していくことでも合意した。今後、双方の間に広がる歴史認識の溝を可能な限り埋め、相互理解を進める手だてとしなければならない。
(略)
 国同士の歴史認識、特に戦争当事国のそれが一致するのは容易ではない。ただ、相違点が明らかになった意義は大きい。違いを違いとして認め合うことが相互理解の第一歩であり、何が違うかが分からなければ、埋めようもないからである。

 長い時間を要するのは間違いない。しかし、あきらめることなく、地道に進めていくことが肝要だ。敵対や反発が理解や友好へと変われば、同じアジアの構成員として今以上に互いを高め合うことが可能になる。


朝日:日中歴史研究―政治との距離感が大切だ

 日中歴史共同研究の報告書が公表された。中国側の求めで戦後の部分が非公開となるなど、問題は多い。だが、いくつもの困難を乗り越え、ここまでこぎ着けたことを評価したい。
(略)
 とはいえ、曲折を経て1年以上遅れて公表された報告書に驚くような内容はない。南京大虐殺の犠牲者の数も中国側は最大で30万超と主張するなど、評価の違いも当然のことながら目立つが、一方で総じて抑制的な表現が多く、淡々と書かれている。双方の研究者とも、日の丸と五星紅旗から距離を置こうとした跡がうかがわれる。

 共同研究はこれからも続くことが決まっているが、戦後部分の公開を急いでほしい。日中間で相互理解を深めるのは当然だが、研究は日中で独占されるべきものではない。諸外国の幅広い有識者の知恵や研究成果をとり入れてもらいたい。研究が静かに続けられるよう見守りたい。


愛媛:日中歴史共同研究 認識の違いを越え関係構築を

 一定の成果はあった半面、大きな課題も浮き彫りになった。歴史問題の克服を目指す「日中歴史共同研究」の報告書が公表された。
 日中戦争を「日本による侵略」とする共通見解なども盛り込まれたが、ほとんどは両国それぞれの論文を併記する形で決着した。
 南京大虐殺の犠牲者数や日本の拡張政策などで歴史認識の違いは埋まらないままだ。今後の共同研究でも、厳しい議論が予想される。
 ただ、伝統や政治体制が違う両国間で歴史の見方が異なるのは当然だろう。共通見解を導く努力は必要だが、違いを克服した上で相互理解を進める方法も探るべきだ。
(略)
 南京大虐殺の犠牲者数でも、日本側の見解は虐殺事件として認めた上で20万人を上限とした。対して中国側は30万人以上という主張だ。
(略)
 両国の座長は最終会合後、次期研究に意欲を示した。その過程で、両国の友好やアジアの未来が描けるなら、十分な研究の成果であると評価してもいいではないか。


沖縄:[日中歴史研究]見えない「沖縄の視点」

 日中双方の代表者が強調したのは、相互理解を深める第一歩だった、という前向きの評価だ。日中有識者による歴史共同研究委員会が発表した報告書は見解の違いが際だつ形になったとはいえ、違いを確認し合った意義は決して過小評価されるべきではない。
(略)
 1609年の薩摩侵攻から1879年の廃藩置県(琉球処分)までの琉球の帰属をめぐり、日中双方の認識は大きく分かれた。日本と清国の双方に属した「日清両属」を主張する日本側研究者に対し、中国側は琉球処分以前は「独立国」だったとみる。

 琉球処分について、中国側は「琉球は中国の臣下となった独立国だったが、日本が横取りした。琉球を併合した日本は朝鮮半島へ拡張行動をエスカレートさせた」。日本側は「明治日本による琉球処分への抵抗は支配層が中心で、民衆には明らかに良い方向への変化」と主張する。

 いずれも沖縄側からみて違和感を覚えるのは、日中双方とも「国史」の中の位置づけに囚(とら)われ過ぎているように読めるからだ。琉球・沖縄史の固有な歴史性が見過ごされてはいまいか。
(略)


岐阜:日中歴史共同研究 相互理解を深める第一歩

 日中両国の有識者による歴史共同研究委員会の報告書が公表された。公表が大幅に遅れ、戦後史部分の公表が見送られたのは残念だ。

 しかし、これまで日中両国間で再三トラブルの原因となった「歴史」について共同研究が行われ、初めて報告書が公表されたことを、相互理解の第一歩と素直に評価したい。
(略)
 南京大虐殺の死者数について、中国側は「南京軍事法廷の認定では30万人以上」とし、日本側は「日本側の研究では20万人を上限として4万人、2万人とさまざまな推計がなされている」と記した。数字の食い違いよりも、双方が「南京で大規模な虐殺があった」との共通認識を確認したことの意義が大きい。
(略)
 今回の報告書は日中両国民に広く読まれるべきだ。日本人は中国側の論文から戦争の被害者側の歴史認識を知り、中国人は、日本人の大部分は戦争を反省しており戦争肯定論は少数であることを知ってほしい。

 将来の良好な日中関係づくりには若者同士の相互理解が不可欠だ。この報告書を高校や大学の教育に活用してはどうだろう。


神戸:日中歴史研究/相互理解を深める糸口に

 日中両国が3年間にわたって進めてきた歴史共同研究の報告書が公表された。
(略)報告書は両論併記だ。歴史認識の違いがむしろ鮮明になったともいえるが、その違いを認め合い、同時発表にこぎ着けただけでも意味がある。
(略)
 見解が分かれるこうした史実関係について両論併記になったのは、やむを得ない面もあるだろう。しかし、共同研究の目的は政治とは切り離し、史実を正しく検証することにある。相違点についても自由に議論し、さらに研究を深める努力が要る。

 残念なのは、戦後現代史が中国側の要請で非公表になったことだ。その一つに、民主化を求めた学生らのデモを政府軍が武力鎮圧した1989年の天安門事件がある。日本側は日中の歴史にかかわるとして研究課題にと迫ったが、中国側は国内への影響を懸念し、反発した。
(略)
 日中双方では引き続いて第2期の研究を行う予定だ。日本の政権交代、中国の経済発展と取り巻く環境は変わっている。新たな時代を見据え、相互理解の弾みとなるよう共同研究を地道に続けてもらいたい。


産経:日中歴史共同研究 「南京虐殺」一致は問題だ

 日中の有識者による歴史共同研究の報告書が発表された。両国の歴史に対する考え方の違いが一段と明確になった。
(略)
 ただ、南京事件(昭和12~13年)のくだりで、中国側の主張に引きずられているのは問題だ。
(略)「南京虐殺」や「南京大虐殺」は当時の中国国民党が宣伝したものであることが最近の実証的な研究で分かってきた。日本軍による集団的な虐殺の有無も、はっきりしていない。こうした日本側の研究状況を過不足なく正確に記述すべきだった。

 「南京虐殺」で認識が一致したといっても、共同研究に参加した学者間でのことだ。それがあたかも歴史の真実であるかのように、日本の教科書などで独り歩きするようなことは避けたい。
(略)
 共同研究は今後も続けられる。そもそも、独裁国家の中国と学問の自由がある日本との間で、大きな成果は期待できない。日本側の学者はこのことをよくわきまえて共同研究に臨む必要がある。


山陽:日中歴史研究 一歩ずつ理解を深めたい

(略)
 両国の見解が食い違う背景には、可能な限り学問的に事実に迫ろうとする日本側と、共産党による一党独裁体制を維持する政治的立場からの歴史解釈を求められる中国側との違いもあると言わざるを得まい。
(略)
 とはいえ、報告にこぎつけた意義は大きい。報告書はその「序」で、双方の研究者は「たとえ相手の意見に賛成できなくとも、相手がそう考えるのは理解できる」という学術研究領域の段階に達したとしながら、「まだ端緒を開いたにすぎない」と述べている。

 両国の研究者は、これまでの研究を「第1期」と位置づけ、今後新たな枠組みで「第2期」の研究に取り組むべきだとの認識でも一致した。隔たりを解決するのは容易ではないが、一歩ずつゆっくりと進みたい。


中日:日中歴史研究 違い見つめることから

 日本と中国の歴史共同研究の報告書が公表された。日中の見方の大きな違いが明らかになる一方、一部歩み寄りもみられた。隔たりを嘆くより、それを見つめることから対話を一層、進めたい。
(略)
 日清戦争以降の近代史について中国は日本の拡張行為がやむことなく続いたと主張。日中戦争による軍人・民衆の死傷者数は「約三千五百万人」、南京虐殺の被害者も「三十万人以上」とする従来の公式見解を踏襲している。

 しかし、部分的には公式見解を踏み出した。田中義一首相が昭和天皇に侵略計画を上奏したとされる「田中上奏文」は、日本で偽書との評価が定着しているが中国側も作成過程に「不明な部分がある」と認めた。日中戦争を招いた盧溝橋事件も偶発的な可能性があると述べ柔軟姿勢ものぞかせた。
(略)
 戦後史では、多くの中国人が犠牲になった文化大革命や天安門事件についての記述があるため中国側は公表に同意しなかった。「歴史をかがみとし未来に向かう」精神が、この分野でも欠かせないことをあらためて強調したい。


西日本:日中歴史研究 溝埋める努力を続けよう

 日中両国の有識者による歴史共同研究委員会が、双方の論文をまとめた初の報告書を公表した。共同研究は両国の歴史認識の溝を埋めるのが目的だったが、結果的に溝の深さと、それを埋める作業の難しさをあらためて知ることになった。
(略)
 公表された報告書は、日本と中国の有識者の論文を並列的に掲載している。日本側の論文が近年の学問的成果を踏まえ、日本のマイナス部分も実証的に記述しているのに対し、中国側の論文はこれまでの「公式見解」を踏襲した感が強い。

 焦点の一つだった「南京大虐殺」の犠牲者数について、日本側が「20万人を上限として4万人、2万人などの推計がある」としたのに対し、中国側は南京軍事法廷の認定を根拠に「30万人以上」とする従来の見解を繰り返している。

 日中戦争全体について、日本側論文は「原因の大半は日本側がつくり出したと言わざるを得ない」と率直に認めた。一方、中国側は「軍国主義日本が起こした侵略戦争。中国共産党が率いる人民は団結して抗戦し、歴史的勝利を収めた」と、党の指導性を称賛している。
(略)


毎日:日中歴史研究 まず一歩、さらに前へ

 日中両国の有識者による初の歴史共同研究の報告書がまとまり、公表された。第二次世界大戦後の現代史部分や、論議の過程を記録した討議要旨が中国側の要請で非公開とされたのは残念だが、先の戦争の負の遺産を抱える両国が歴史に向き合い報告書をまとめ上げたことは前向きに評価したい。
(略)
 日中戦争については、中国側が日本の侵略を繰り返し指摘しているのに対し、日本側も「戦場となった中国に深い傷跡を残したが、原因の大半は日本側が作り出したものと言わなければならない」としている。

 一方南京虐殺事件では、犠牲者数を中国側が極東国際軍事裁判と南京国防部軍事裁判所の判決などをもとに「延べ三十余万人」としているのに対し日本側は「20万人を上限に4万人、2万人などさまざまな推計がなされている」と記述し、認識の差を示している。

 歴史認識の溝を埋める作業が困難を伴うのはもちろんだ。今回、天安門事件(1989年)などを含む戦後史部分と討議要旨が非公表とされたことがその一端を示している。「天安門事件の評価など共産党指導部の正当性を揺るがす問題に触れることを中国側が恐れた」(日本側委員)との指摘が当たっているのだろう。

 双方は新メンバーで第2期の共同研究を行うことにしている。戦後史について中国側座長の歩平・社会科学院近代史研究所長は「第2期の継続研究としたい」と述べている。歴史に関する共通理解を研究者だけでなく国民レベルでも深めるために、次はぜひ公表してほしい。


宮崎日日:日中共同歴史研究

(略)これまで日中両国の間でさまざまな対立の原因となった「歴史」の問題で共同研究を行い、初めて報告書が公表できたことは両国の相互理解が進む第一歩と歓迎したい。
(略)
 ただ、例えば南京大虐殺の死者数について中国側が「南京軍事法廷の認定では30万人以上」とし、日本側は「日本の研究では20万人を上限として4万人、2万人とさまざまな推計がなされている」と記すなど双方の歴史認識には大きな隔たりがあるのは確かだ。
(略)
 死者数などに隔たりがあるにしても、双方が基本的な認識を共有できた意義は大きい。

 そこで今回の報告書を両国民に広く読んでもらいたい。日本人は中国側の報告から戦争被害者側の歴史認識を学ぶ必要がある。

 一方、中国の国民には今の日本人の大部分が過去の戦争を反省し、戦争肯定論はごく少数であることを知ってほしい。

 両国には政治体制の違いなど乗り越えるべき課題も多い。だが、これを機に特に若者同士が相互理解を深め、将来の良好な日中関係づくりを進めてもらいたい。


読売:日中共同研究 歴史認識の違い浮き彫りに

 民族や国家が異なれば歴史に対する考え方もおのずと異なる。

 まして共産党のイデオロギーの下で歴史解釈が行われ、学問の自由が制約されている中国との間で歴史認識を共有することは、きわめて困難なことであろう。

 日中両国の有識者による日中歴史共同研究委員会が発表した報告書は、そうした歴史認識の大きな差異を改めて浮き彫りにした。
(略)
 残念ながら中国側の政治的な制約によって、期待されたような実証的な議論は深まらなかった。

 しかし、両国を代表する学者が重要な問題について議論し、報告したこと自体に、一定の意義があったと言える。

 委員会は今後メンバーを改め、第2期の研究に継続的に取り組むことになっている。

 日中間で歴史認識を共有する難しさは理解できる。両国の戦略的互恵関係を深めていくためにも、冷静で実証的な議論を積み重ねていくことが必要だ。


 まぁ、意見なんぞ合うワケがないのです。双方、自分をある程度美化するもんですし、そもそもイデオロギーだの利害だのがぶつかって外交努力でどうにもならんかった時に戦争が起きるワケだから。
 これからどーやっても併記していくだろうし、この先つむいでいく歴史も基本的には併記されていくもんでしょう。そんなもんアメリカとやったってハルノート辺りで同じように併記するハメになるでしょ。


 こっからちと余談。

 南京については「30万以上」ってのは流石にウソというか、無理があるんじゃないの?と思うワケです。
 (多く見積もって)半年いたとして30万人の犠牲者ってことは、1日1,666人の犠牲者が出ている計算です。(日本じゃ一般的な)2ヶ月だと3倍して、1日5,000人。そんだけ毎日毎日殺されてればいい加減、南京から人が逃げてもおかしくない計算です。
 だって2日とか1週間で1万減るんだもの。
 その間、南京の中国人は南京から逃げ出すこともできず、家の奥でガクガクブルブルとしていただけっていうのはどうにも不自然だなぁ、と。逃げ出すのが多ければ30万人という人を殺すのにどんどん無理が出てくるだろう、と。

 南京という中華民国の首都を日本軍が攻めて獲った以上は戦闘の被害者は数千~数万は行っただろうとは思う。
 戦争という極限状態であれば、それなりに強盗的なものや略奪的なもの、いわゆる強姦も多少はあったのかも知れません。
 なんだけど、
 ただただ「日本兵は凶悪だった」ということにするために中国人が意味不明な行動を取ってたり、えらく弱弱しい中国人にされてたりする気がするのがちょっとなぁ。


 「日本兵」というものが半ば伝説の悪魔化しちゃってるような気がするのだよね。
 誰も逆らえないくらいの強大な力を持つ兵。それが「日本兵」みたいな。
 ひょっとしたらそれを神様にしてるから靖国はけしからん。とか言ってるのかも知んないね。

2010/02/04(木) 「それくらい想定しとけ」
日々でなくつらつら:政治のまねごとのようなビラ -トラックバックないよ-コメント 122コ

朝日:普天間継続 岡田外相「他になければ、あり得る」

 岡田克也外相は1日、日本記者クラブで記者会見し、(略)「他になければ、普天間が今のままということもあり得る」(略)「総理も思いは言われたが、明確に否定したわけではないと思う」との見方を示した。
(略)


日経:社民など、岡田外相の「普天間継続使用」発言に抗議へ

 社民党の重野安正幹事長は2日午前の記者会見で、(略)「問題をややこしくする発言で問題ありだ」と批判した。(略)


朝日:普天間存続は「答えにならぬ」 首相、外相発言を否定

 鳩山由紀夫首相は2日夜、(略)「最終的にまた戻ってきたという話では、答えにならない」(略)「騒音も含めて周辺の皆さんの安全が脅かされている。なんとしても移設しなければならないというところからスタートした」と指摘した。平野博文官房長官も2日の記者会見で、「(与党3党の)沖縄基地問題検討委員会を立ち上げているなか、(普天間に)戻ることも想定するという論理は矛盾する」と述べた。

 一方、岡田外相は同日の閣議後の記者会見で、前日の発言について、「適地が出てこなければ、最悪の場合、今の普天間ということになりかねないという危機感を表した」と釈明した。
(略)


山本一太の「気分はいつも直滑降」:普天間基地の固定化=最悪のシナリオ

(略)
 岡田克也外務大臣が、「普天間基地の固定化もあり得る!」と発言した。(ガクッX10) このセリフには、唖然とした! 真面目で、正直な岡田外相だけに、「これは言っておかざる得ない!」と思ったのだろう。 が、この発言は、いくら何でもヒドい!(怒) 「普天間問題の凍結」は、自分が参院予算委員会で鳩山総理に対して、「これだけは、ないでしょうね?」と確認した「最悪のシナリオ」だ。
(略)


 まぁ、その最悪なシナリオになっちまうぞ。と岡田克也は言っただけの話なんだと思うんだけどねぇ。個人的には「きちんとした外相のお仕事をした」と思うんだけど、なんで非難されてんだか。
 現行案以上の落としどころを誰も見つけてない以上、現行案で行くしかない。それがダメなら普天間残留確定。そんだけの話。

琉球:普天間固定論 撤去、軍縮こそ外相の使命

(略)
 県民からすれば危険極まりない普天間の「継続」使用はあり得ない。違法な爆音被害が裁判で認定された嘉手納飛行場への統合も、衆院選や名護市長選で反対の審判が下った辺野古移設もしかりだ。
(略)
 首相は先の施政方針演説で「いのちを守る」と繰り返した。岡田氏に「県民のいのちを守る」気概を期待するのは、無い物ねだりか。


 こういう意見もあるけど、沖縄から全ての米軍基地を消すのであれば、子供手当てに用意した予算を全部防衛省予算に突っ込んで自衛隊置くしかない。良くも悪くも国境にあって面積も広くて基地置くのにうってつけなんだもの。アメリカがいなくなれば日本か中国か、それとも台湾とかヨーロッパのドコだかが基地をそのまま使うだけでおしまい。

 だから、沖縄県民が決めたいなら「どこの軍がいいです」って決めてくれと。それすらイヤなら60年前みたいに玉砕覚悟でやってくれと。
 そんな話になると思うんだけどね。ベストは自衛隊だと思ってるんだけどね。それすら否定するなら玉砕ですかね。そんな結末なんぞ見たくないけどさ。

2010/02/02(火) 「平成22年1月29日 鳩山由紀夫内閣総理大臣の施政方針に関する演説」
日々でなくつらつら:政治のまねごとのようなビラ -トラックバックないよ-コメント 57コ

 どこもかしこも突っ込みどころな施政方針演説だったようで、社説も面白かったです。
 まぁ、それは別エントリで。

 まぁ、所信表明でもそうだったんだけど、なんつーか文章的には迫力不足だったので、歴代総理大臣と並べてみようかと思い立ち、衆議院の議事録をあさってみたので、左右に並べてみたという。

 鳩山由紀夫は全文。他の人はダイジェストでどーぞ。


iza:鳩山内閣総理大臣の施政方針に関する演説 全文(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)完

いのちを、守りたい。

いのちを守りたいと、願うのです。

生まれくるいのち、そして、育ちゆくいのちを守りたい。

若い夫婦が、経済的な負担を不安に思い、子どもを持つことをあきらめてしまう、そんな社会を変えていきたい。未来を担う子どもたちが、自らの無限の可能性を自由に追求していける、そんな社会を築いていかなければなりません。

働くいのちを守りたい。

雇用の確保は、緊急の課題です。しかし、それに加えて、職を失った方々や、さまざまな理由で求職活動を続けている方々が、人との接点を失わず、共同体の一員として活動していける社会をつくっていきたい。経済活動はもとより、文化、スポーツ、ボランティア活動などを通じて、すべての人が社会との接点を持っている、そんな居場所と出番のある、新しい共同体のあり方を考えていきたいと願います。

いつ、いかなるときも、人間を孤立させてはなりません。

一人暮らしのお年寄りが、誰にも看取られず孤独な死を迎える、そんな事件をなくしていかなければなりません。誰もが、地域で孤立することなく暮らしていける社会をつくっていかなければなりません。

 世界のいのちを守りたい。

これから生まれくる子どもたちが成人になったとき、核の脅威が歴史の教科書の中で過去の教訓と化している、そんな未来をつくりたいと願います。

世界中の子どもたちが、飢餓や感染症、紛争や地雷によっていのちを奪われることのない社会をつくっていこうではありませんか。誰もが衛生的な水を飲むことができ、差別や偏見とは無縁に、人権が守られ基礎的な教育が受けられる、そんな暮らしを、国際社会の責任として、すべての子どもたちに保障していかなければなりません。

今回のハイチ地震のような被害の拡大を国際的な協力で最小限に食い止め、新たな感染症の大流行を可能な限り抑え込むため、いのちを守るネットワークを、アジア、そして世界全体に張り巡らせていきたいと思います。

 地球のいのちを守りたい。

この宇宙が生成して137億年、地球が誕生して46億年。その長い時間軸から見れば、人類が生まれ、そして文明生活をおくれるようになった、いわゆる「人間圏」ができたこの1万年は、ごく短い時間に過ぎません。しかし、この「短時間」の中で、私たちは、地球の時間を驚くべき速度で早送りして、資源を浪費し、地球環境を大きく破壊し、生態系にかつてない激変を加えています。約3千万とも言われる地球上の生物種のうち、現在年間約4万の種が絶滅していると推測されています。現代の産業活動や生活スタイルは、豊かさをもたらす一方で、確実に、人類が現在のような文明生活をおくることができる「残り時間」を短くしていることに、私たち自身が気づかなければなりません。

私たちの叡智(えいち)を総動員し、地球というシステムと調和した「人間圏」はいかにあるべきか、具体策を講じていくことが必要です。少しでも地球の「残り時間」の減少を緩やかにするよう、社会を挙げて取り組むこと。それが、今を生きる私たちの未来への責任です。本年、わが国は生物多様性条約締約国会議の議長国を務めます。かけがえのない地球を子どもや孫たちの世代に引き継ぐために、国境を越えて力を合わせなければなりません。

私は、このような思いから、平成22年度予算を「いのちを守る予算」と名付け、これを日本の新しいあり方への第一歩として、国会議員の皆さん、そして、すべての国民の皆さまに提示し、活発なご議論をいただきたいと願っています。

私は、昨年末、インドを訪問した際、希望して、尊敬するマハトマ・ガンジー師の慰霊碑に献花させていただきました。慰霊碑には、ガンジー師が、八十数年前に記した「七つの社会的大罪」が刻まれています。

「理念なき政治」

「労働なき富」

「良心なき快楽」

「人格なき教育」

「道徳なき商業」

「人間性なき科学」、そして

「犠牲なき宗教」です。

まさに、今の日本と世界が抱える諸問題を、鋭く言い当てているのではないでしょうか。

20世紀の物質的な豊かさを支えてきた経済が、本当の意味で人を豊かにし、幸せをもたらしてきたのか。資本主義社会を維持しつつ、行き過ぎた「道徳なき商業」、「労働なき富」を、どのように制御していくべきなのか。人間が人間らしく幸福に生きていくために、どのような経済が、政治が、社会が、教育が望ましいのか。今、その理念が、哲学が問われています。

さらに、日本は、アジアの中で、世界の中で、国際社会の一員として、どのような国として歩んでいくべきなのか。

政権交代を果たし、民主党、社会民主党、国民新党による連立内閣として初めての予算を提出するこの国会であるからこそ、あえて、私の政治理念を、国会議員の皆さんと、国民の皆さまに提起することから、この演説を始めたいと、ガンジー廟を前に私は決意いたしました。

 (人間のための経済、再び)

経済のグローバル化や情報通信の高度化とともに、私たちの生活は日々便利になり、物質的には驚くほど豊かになりました。一方、一昨年の金融危機で直面したように、私たちが自らつくり出した経済システムを制御できない事態が発生しています。

経済のしもべとして人間が存在するのではなく、人間の幸福を実現するための経済をつくり上げるのがこの内閣の使命です。

かつて、日本の企業風土には、社会への貢献を重視する伝統が色濃くありました。働く人々、得意先や取引先、地域との長期的な信頼関係に支えられ、100年以上の歴史を誇る「長寿企業」が約2万社を数えるのは、日本の企業が社会の中の「共同体」として確固たる地位を占めてきたことの証しです。今こそ、国際競争を生き抜きつつも、社会的存在として地域社会にも貢献する日本型企業モデルを提案していかなければなりません。ガンジー師の言葉を借りれば、「商業の道徳」を育(はぐく)み、「労働をともなう富」を取り戻すための挑戦です。

 (「新しい公共」によって支えられる日本)

人の幸福や地域の豊かさは、企業による社会的な貢献や政治の力だけで実現できるものではありません。

今、市民やNPOが、教育や子育て、街づくり、介護や福祉など身近な課題を解決するために活躍しています。昨年の所信表明演説でご紹介したチョーク工場の事例が多くの方々の共感を呼んだように、人を支えること、人の役に立つことは、それ自体が歓(よろこ)びとなり、生きがいともなります。こうした人々の力を、私たちは「新しい公共」と呼び、この力を支援することによって、自立と共生を基本とする人間らしい社会を築き、地域の絆(きずな)を再生するとともに、肥大化した「官」をスリムにすることにつなげていきたいと考えます。

一昨日、「新しい公共」円卓会議の初会合を開催しました。この会合を通じて、「新しい公共」の考え方をより多くの方と共有するための対話を深めます。こうした活動を担う組織のあり方や活動を支援するための寄付税制の拡充を含め、これまで「官」が独占してきた領域を「公(おおやけ)」に開き、「新しい公共」の担い手を拡大する社会制度のあり方について、5月を目途に具体的な提案をまとめてまいります。

 (文化立国としての日本)

「新しい公共」によって、いかなる国をつくろうとしているのか。

私は、日本を世界に誇る文化の国にしていきたいと考えます。ここで言う文化とは、狭く芸術その他の文化活動だけを指すのではなく、国民の生活・行動様式や経済のあり方、さらには価値観を含む概念です。

厳しい環境・エネルギー・食料制約、人類史上例のない少子高齢化などの問題に直面する中で、さまざまな文化の架け橋として、また、唯一の被爆国として、さらには、伝統文化と現代文明の融和を最も進めている国のひとつとして、日本は、世界に対して、この困難な課題が山積する時代に適合した、独自の生活・行動様式や経済制度を提示していくべきだと考えます。

多くの国の人々が、一度でよいから日本を訪ねたい、できることなら暮らしたいと憧(あこが)れる、愛され、輝きのある国となること。異なる文化を理解し、尊重することを大切にしながら、国際社会から信頼され、国民が日本に生まれたことに誇りを感ずるような文化を育んでいきたいのです。

 (人材と知恵で世界に貢献する日本)

新しい未来を切り拓(ひら)くとき、基本となるのは、人を育てる教育であり、人間の可能性を創造する科学です。

文化の国、人間のための経済にとって必要なのは、単に数字で評価される「人格なき教育」や、結果的に人類の生存を脅かすような「人間性なき科学」ではありません。一人ひとりが地域という共同体、日本という国家、地球という生命体の一員として、より大きなものに貢献する、そんな「人格」を養う教育を目指すべきなのです。

科学もまた、人間の叡智を結集し、人類の生存にかかわる深刻な問題の解決や、人間のための経済に大きく貢献する、そんな「人間性」ある科学でなければなりません。疾病、環境・エネルギー、食料、水といった分野では、かつての産業革命にも匹敵する、しかし全く位相の異なる革新的な技術が必要です。その母となるのが科学です。

こうした教育や科学の役割をしっかりと見据え、真の教育者、科学者をさらに増やし、また社会全体として教育と科学に大きな資源を振り向けてまいります。それこそが、私が申し上げ続けてきた「コンクリートから人へ」という言葉の意味するところです。

私は、来年度予算を「いのちを守る予算」に転換しました。公共事業予算を18・3パーセント削減すると同時に、社会保障費は9・8%増、文教科学費は5・2%増と大きくメリハリをつけた予算編成ができたことは、国民の皆さまが選択された政権交代の成果です。

 (子どものいのちを守る)

所得制限を設けず、月額1万3千円の子ども手当を創設します。

子育てを社会全体で応援するための大きな第一歩です。また、すべての意志ある若者が教育を受けられるよう、高校の実質無償化を開始します。国際人権規約における高等教育の段階的な無償化条項についても、その留保撤回を具体的な目標とし、教育の格差をなくすための検討を進めます。さらに、「子ども・子育てビジョン」に基づき、新たな目標のもと、待機児童の解消や幼保一体化による保育サービスの充実、放課後児童対策の拡充など、子どもの成長を担うご家族の負担を、社会全体で分かち合う環境づくりに取り組みます。

 (いのちを守る医療と年金の再生)

社会保障費の抑制や地域の医療現場の軽視によって、国民医療は崩壊寸前です。

これを立て直し、健康な暮らしを支える医療へと再生するため、医師養成数を増やし、診療報酬を10年ぶりにプラス改定します。乳幼児からお年寄りまで、誰もが安心して医療を受けられるよう、その配分も大胆に見直し、救急・産科・小児科などの充実を図ります。患者の皆さんのご負担が重い肝炎治療については、助成対象を拡大し、自己負担限度額を引き下げます。健康寿命を伸(の)ばすとの観点から、統合医療の積極的な推進について検討を進めます。

お年寄りが、ご自身の歩まれた人生を振り返りながら、やすらぎの時間を過ごせる環境を整備することも重要です。年金をより確かなものとするため、来年度から2年間を集中対応期間として、紙台帳とコンピューター記録との突き合わせを開始するなど、年金記録問題に「国家プロジェクト」として取り組みます。

 (働くいのちを守り、人間を孤立させない)

働く人々のいのちを守り、人間を孤立させないために、まずは雇用を守ることが必要です。雇用調整助成金の支給要件を大幅に緩和し、雇用の維持に努力している企業への支援を強化しました。また、非正規雇用の方々のセーフティーネットを強化するため、雇用保険の対象を抜本的に拡充します。

労働をコストや効率で、あるいは生産過程の歯車としか捉(とら)えず、日本の高い技術力の伝承をも損ないかねない派遣労働を抜本的に見直し、いわゆる登録型派遣や製造業への派遣を原則禁止します。さらに、働く意欲のある方々が、新規産業にも活かせる新たな技術や能力を身につけることを応援するため、生活費支援を含む恒久的な求職者支援制度を平成23年度に創設すべく準備を進めます。

若者、女性、高齢者、チャレンジドの方々など、すべての人が、孤立することなく、能力を活かし、生きがいや誇りを持って社会に参加できる環境を整えるため、就業の実態を丁寧に把握し、妨げとなっている制度や慣行の是正に取り組みます。社会のあらゆる面で男女共同参画を推進し、チャレンジドの方々が、共同体の一員として生き生きと暮らせるよう、障害者自立支援法の廃止や障害者権利条約の批准などに向けた、改革の基本方針を策定します。

また、いのちを守る社会の基盤として、自殺対策を強化するとともに、消防と医療の連携などにより、救急救命体制を充実させます。住民の皆さまと一緒に、犯罪が起こりにくい社会をつくり、犯罪捜査の高度化にも取り組んでいきます。

 (いのちのための成長を担う新産業の創造)

ピンチをチャンスと捉えるということがよく言われます。では、私たちが今直面している危機の本質は何であり、それをどう変革していけばよいのでしょうか。

昨年末、私たちは、新たな成長戦略の基本方針を発表いたしました。

鳩山内閣における「成長」は、従来型の規模の成長だけを意味しません。

人間は、成人して身体の成長が止まっても、さまざまな苦難や逆境を乗り越えながら、人格的に成長を遂げていきます。私たちが目指す新たな「成長」も、日本経済の質的脱皮による、人間のための、いのちのための成長でなくてはなりません。この成長を誘発する原動力が、環境・エネルギー分野と医療・介護・健康分野における「危機」なのです。

私は、すべての主要国による公平かつ実効性ある国際的枠組みの構築や意欲的な目標の合意を前提として、2020年に、温室効果ガスを1990年比で25%削減するとの目標を掲げました。大胆すぎる目標だというご指摘もあります。しかし、この変革こそが、必ずや日本の経済の体質を変え、新しい需要を生み出すチャンスとなるのです。日本の誇る世界最高水準の環境技術を最大限に活用した「グリーン・イノベーション」を推進します。地球温暖化対策基本法を策定し、環境・エネルギー関連規制の改革と新制度の導入を加速するとともに、「チャレンジ25」によって、低炭素型社会の実現に向けたあらゆる政策を総動員します。

医療・介護・健康産業の質的充実は、いのちを守る社会をつくる一方、新たな雇用も創造します。医療・介護技術の研究開発や事業創造を「ライフ・イノベーション」として促進し、利用者が求める多様なサービスを提供するなど、健康長寿社会の実現に貢献します。

 (成長のフロンティアとしてのアジア)

今後の世界経済におけるわが国の活動の場として、さらに切り拓いていくべきフロンティアはアジアです。環境問題、都市化、少子高齢化など、日本と共通の深刻な課題を抱えるアジア諸国と、日本の知識や経験を共有し、ともに成長することを目指します。

アジアを単なる製品の輸出先と捉えるのではありません。環境を守り、安全を担保しつつ、高度な技術やサービスをパッケージにした新たなシステム、例えば、スマートグリッドや大量輸送、高度情報通信システムを共有し、地域全体で繁栄を分かち合います。それが、この地域に新たな需要を創出し、自律的な経済成長に貢献するのです。

アジアの方々を中心に、もっと多くの外国人の皆さんに日本を訪問していただくことは、経済成長のみならず、幅広い文化交流や友好関係の土台を築くためにも重要です。日本の魅力を磨き上げ、訪日外国人を2020年までに2500万人、さらに3千万人まで増やすことを目標に、総合的な観光政策を推進します。

アジア、さらには世界との交流の拠点となる空港、港湾、道路など、真に必要なインフラ整備については、厳しい財政事情を踏まえ、民間の知恵と資金も活用し、戦略的に進めてまいります。

 (地域経済を成長の源に)

もうひとつの成長の新たな地平は、国内それぞれの地域です。

その潜在力にもかかわらず、長年にわたる地域の切り捨て、さらに最近の不況の直撃にさらされた地域経済の疲弊は極限に達しています。まずは景気対策に万全を期し、今後の経済の変化にも臨機応変に対応できるよう、11年ぶりに地方交付税を1・1兆円増と大幅に増額するほか、地域経済の活性化や雇用機会の創出などを目的とした2兆円規模の景気対策枠を新たに設けます。

その上で、地域における成長のフロンティア拡大に向けた支援を行います。

わが国の農林水産業を、生産から加工、流通まで一体的に捉え、新たな価値を創出する「6次産業化」を進めることにより再生します。農家の方々、新たに農業に参入する方々には、戸別所得補償制度をひとつの飛躍のバネとして、農業の再生に果敢に挑戦していただきたい。世界に冠たる日本の食文化と高度な農林水産技術を組み合わせ、森林や農山漁村の魅力を活かした新たな観光資源・産業資源をつくり出すのです。政府としてそれをしっかりと応援しながら、食料自給率の50%までの引き上げを目指します。

地域経済を支える中小企業は日本経済の活力の源です。その資金繰り対策に万全を期するほか、「中小企業憲章」を策定し、意欲ある中小企業が日本経済の成長を支える展望を切り拓いてまいります。

さらに、地域間の活発な交流に向け、高速道路の無料化については、来年度から社会実験を実施し、その影響を確認しながら段階的に進めてまいります。

地域の住民の生活を支える郵便局の基本的なサービスが、地域を問わず一体的に利用できるようユニバーサルサービスを法的に担保するとともに、現在の持ち株会社・4分社化体制の経営形態を再編するなど、郵政事業の抜本的な見直しを行ってまいります。

 (地域主権の確立)

地域のことは、その地域に住む住民が責任をもって決める。この地域主権の実現は、単なる制度の改革ではありません。

今日の中央集権的な体質は、明治の富国強兵の国是のもとに導入され、戦時体制の中で盤石に強化され、戦後の復興と高度成長期において因習化されたものです。地域主権の実現は、この中央政府と関連公的法人のピラミッド体系を、自律的でフラットな地域主権型の構造に変革する、国のかたちの一大改革であり、鳩山内閣の改革の一丁目一番地です。

今後、地域主権戦略の工程表に従い、政治主導で集中的かつ迅速に改革を進めます。その第一弾として、地方に対する不必要な義務付けや枠付けを、地方分権改革推進計画に沿って一切廃止するとともに、道路や河川などの維持管理費に係る直轄事業負担金制度を廃止します。また、国と地方の関係を、上下関係ではなく対等なものとするため、国と地方との協議の場を新たな法律によって設置します。地域主権を支える財源についても、今後、ひも付き補助金の一括交付金化、出先機関の抜本的な改革などを含めた地域主権戦略大綱を策定します。

あわせて、「緑の分権改革」を推進するとともに、情報通信技術の徹底的な利活用による「コンクリートの道」から「光の道」への発想転換を図り、新しい時代にふさわしい地域の絆の再生や成長の基盤づくりに取り組みます。本年を地域主権革命元年とすべく、内閣の総力を挙げて改革を断行してまいります。

 (責任ある経済財政運営)

当面の経済財政運営の最大の課題は、日本経済を確かな回復軌道に乗せることです。決して景気の二番底には陥らせないとの決意のもと、この度成立した、事業規模で約24兆円となる第2次補正予算とともに、当初予算としては過去最大規模となる平成22年度予算を編成いたしました。この2つの予算により、切れ目ない景気対策を実行するとともに、特にデフレの克服に向け、日本銀行と一体となって、より強力かつ総合的な経済政策を進めてまいります。

財政の規律も政治が果たすべき重要な責任です。今回の予算においては、目標としていた新規国債発行額約44兆円以下という水準をおおむね達成することができました。政権政策を実行するために必要な約3兆円の財源も、事業仕分けを反映した既存予算の削減や公益法人の基金返納などにより捻出(ねんしゆつ)できました。さらに将来を見据え、本年前半には、複数年度を視野に入れた中期財政フレームを策定するとともに、中長期的な財政規律のあり方を含む財政運営戦略を策定し、財政健全化に向けた長く大きな道筋をお示しします。

以上のような政策を実行するのが政治であり、行政です。政府が旧態依然たる分配型の政治を行う限り、ガンジー師のいう「理念なき政治」のままです。新たな国づくりに向け、「責任ある政治」を実践していかなければなりません。

事業仕分けや子育て支援のあり方については、ご家庭や職場でも大きな話題となり、さまざまな議論がなされたことと思います。私たちは、これまで財務省主計局の一室で官僚たちの手によって行われてきた予算編成過程の議論を、民間の第一線の専門家の参加を得て、事業仕分けという公開の場で行いました。上から目線の発想で、つい身内をかばいがちだった従来型の予算編成を、国民の主体的参加と監視のもとで抜本的に変更できたのも、ひとえに政権交代のたまものです。

「戦後行政の大掃除」は、しかし、まだ始まったばかりです。

今後も、さまざまな規制や制度のあり方を抜本的に見直し、独立行政法人や公益法人が本当に必要なのか、「中抜き」の構造で無駄遣いの温床となっていないか、監視が行き届かないまま垂れ流されてきた特別会計の整理統合も含め、事業仕分け第2弾を実施します。これらすべてを、聖域なく、国民目線で検証し、一般会計と特別会計を合わせた総予算を全面的に組み替えていきます。行政刷新会議は法定化し、より強固な権限と組織によって改革を断行していきます。

 (政治主導による行政体制の見直し)

同時に、行政組織や国家公務員のあり方を見直し、その意識を変えていくことも不可欠です。

省庁の縦割りを排し、国家的な視点から予算や税制の骨格などを編成する国家戦略局を設置するほか、幹部人事の内閣一元管理を実現するために内閣人事局を設置し、官邸主導で適材適所の人材を登用します。

こうした改革を断行するため、政府と与党が密接な連携と役割分担のもと、政府部内における国会議員の占める職を充実強化するための関連法案を今国会に提案いたします。

さらに、今後、国民の視点に立って、いかなる府省編成が望ましいのか、その設置のあり方も含め、本年夏以降、私自身が主導して、抜本的な見直しに着手します。

税金の無駄遣いの最大の要因である天下りあっせんを根絶することはもちろん、「裏下り」と揶揄(やゆ)される事実上の天下りあっせん慣行にも監視の目を光らせて国民の疑念を解消します。同時に、国家公務員の労働基本権のあり方や、定年まで勤務できる環境の整備、給与体系を含めた人件費の見直しなど、新たな国家公務員制度改革にも速やかに着手します。

 (政治家自ら襟を正す)

こうした改革を行う上で、まず国会議員が自ら範を垂れる必要があります。国会における議員定数や歳費のあり方について、会派を超えて積極的な見直しの議論が行われることを強く期待します。

政治資金の問題については、私自身の問題に関して、国民の皆さまに多大のご迷惑とご心配をおかけしたことをあらためてお詫(わ)び申し上げます。ご批判を真(しん)摯(し)に受け止め、今後、政治資金のあり方が、国民の皆さまから見て、より透明で信頼できるものとなるよう、企業・団体献金の取り扱いを含め、開かれた議論を行ってまいります。

(文化融合の国、日本)

日本は四方を豊かな実りの海に囲まれた海洋国家です。

古来より、日本は、大陸や朝鮮半島からこの海を渡った人々を通じて多様な文化や技術を吸収し、独自の文化と融合させて豊かな文化を育んできました。漢字と仮名、公家と武家、神道と仏教、あるいは江戸と上方、東国の金貨制と西国の銀貨制というように、複合的な伝統と慣習、経済社会制度を併存させてきたことは日本の文化の一つの特長です。近現代の日本も和魂洋才という言葉のとおり、東洋と西洋の文化を融合させ、欧米先進諸国へのキャッチアップを実現しました。こうした文化の共存と融合こそが、新たな価値を生み出す源泉であり、それを可能にする柔軟性こそが日本の強さです。自然環境との共生の思想や、木石にも魂が宿るといった伝統的な価値観は大切にしつつも、新たな文化交流、その根幹となる人的交流に積極的に取り組み、架け橋としての日本、新しい価値や文化を生み出し、世界に発信する日本を目指していこうではありませんか。

 (東アジア共同体のあり方)

昨年の所信表明演説で、私は、東アジア共同体構想を提唱いたしました。アジアにおいて、数千年にわたる文化交流の歴史を発展させ、いのちを守るための協力を深化させる、「いのちと文化」の共同体を築き上げたい。そのような思いで提案したものです。

この構想の実現のためには、さまざまな分野で国と国との信頼関係を積み重ねていくことが必要です。断じて、一部の国だけが集まった排他的な共同体や、他の地域と対抗するための経済圏にしてはなりません。その意味で、揺るぎない日米同盟は、その重要性に変わりがないどころか、東アジア共同体の形成の前提条件として欠くことができないものです。北米や欧州との、そして域内の自由な貿易を拡大して急速な発展を遂げてきた東アジア地域です。多角的な自由貿易体制の強化が第一の利益であることを確認しつつ地域の経済協力を進める必要があります。初代常任議長を選出し、ますます統合を深化させる欧州連合とは、開かれた共同体のあり方を、ともに追求していきたいと思います。

 (いのちと文化の共同体)

東アジア共同体の実現に向けての具体策として、特に強調したいのは、いのちを守るための協力、そして、文化面での交流の強化です。

地震、台風、津波などの自然災害は、アジアの人々が直面している最大の脅威のひとつです。過去の教訓を正しく伝え、次の災害に備える防災文化を日本は培ってきました。これをアジア全域に普及させるため、日本の経験や知識を活用した人材育成に力を入れてまいります。

感染症や疾病からいのちを守るためには、機敏な対応と協力が鍵となります。新型インフルエンザをはじめとするさまざまな情報を各国が共有し、協力しながら対応できる体制を構築していきます。また、人道支援のため米国が中心となって実施している「パシフィック・パートナーシップ」に、今年から海上自衛隊の輸送艦を派遣し、太平洋・東南アジア地域における医療支援や人材交流に貢献してまいります。

 (人的交流の飛躍的充実)

昨年の12月、私はインドネシアとインドを訪問いたしました。

いずれの国でも、国民間での文化交流事業を活性化させ、特に次世代を担う若者が、国境を越えて、教育・文化、ボランティアなどの面で交流を深めることに極めて大きな期待がありました。この期待に応えるために、今後5年間で、アジア各国を中心に10万人を超える青少年を日本に招くなど、アジアにおける人的交流を大幅に拡充するとともに、域内の各国言語・文化の専門家を、相互に飛躍的に増加させることにより、東アジア共同体の中核を担える人材を育成してまいります。

APECの枠組みも、今年の議長として、充実強化に努めてまいります。経済発展を基盤として、文化・社会の面でもお互いを尊重できる関係を築いていくため、新たな成長戦略の策定に向けて積極的な議論を導きます。

 (日米同盟の深化)

今年、日米安保条約の改定から50年の節目を迎えました。この間、世界は、冷戦による東西の対立とその終焉、テロや地域紛争といった新たな脅威の顕在化など大きく変化しました。激動の半世紀にあって、日米安全保障体制は、質的には変化を遂げつつも、わが国の国防のみならず、アジア、そして世界の平和と繁栄にとって欠くことのできない存在でありました。今後もその重要性が変わることはありません。

私とオバマ大統領は、日米安保条約改定50周年を機に、日米同盟を21世紀にふさわしい形で深化させることを表明しました。今後、これまでの日米同盟の成果や課題を率直に語り合うとともに、幅広い協力を進め、重層的な同盟関係へと深化・発展させていきたいと思います。

わが国が提出し、昨年12月の国連総会において採択された「核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意」には、米国が初めて共同提案国として名を連ねました。本年は、核セキュリティ・サミットや核拡散防止条約運用検討会議が相次いで開催されます。「核のない世界」の実現に向け、日米が協調して取り組む意義は極めて大きいと考えます。

普天間基地移設問題については、米国との同盟関係を基軸として、わが国、そしてアジアの平和を確保しながら、沖縄に暮らす方々の長年にわたる大変なご負担を少しでも軽くしていくためにどのような解決策が最善か、沖縄基地問題検討委員会で精力的に議論し、政府として本年5月末までに具体的な移設先を決定することといたします。

気候変動の問題については、地球環境問題とエネルギー安全保障とを一体的に解決するための技術協力や共同実証実験、研究者交流を日米で行うことを合意しています。活動の成果は、当然世界に及びます。この分野の同盟を、そして日米同盟全体を、両国のみならずアジア太平洋地域、さらには世界の平和と繁栄に資するものとしてさらに発展させてまいります。

 (アジア太平洋地域における二国間関係)

アジア太平洋地域における信頼関係の輪を広げるため、日中間の戦略的互恵関係をより充実させてまいります。

日韓関係の、世紀をまたいだ大きな節目の今年、過去の負の歴史に目を背けることなく、これからの百年を見据え、真に未来志向の友好関係を強化してまいります。ロシアとは、北方領土問題を解決すべく取り組むとともに、アジア太平洋地域におけるパートナーとして協力を強化します。

北朝鮮の拉致、核、ミサイルといった諸問題を包括的に解決した上で、不幸な過去を清算し、日朝国交正常化を実現する。これは、アジア太平洋地域の平和と安定のためにも重要な課題です。具体的な行動を北朝鮮から引き出すべく、6者会合をはじめ関係国と一層緊密に連携してまいります。拉致問題については、新たに設置した拉致問題対策本部のもと、すべての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、政府の総力を挙げて最大限の努力を尽くしてまいります。

 (貧困や紛争、災害からいのちを救う支援)

アフリカをはじめとする発展途上国で飢餓や貧困にあえぐ人々。イラクやアフガニスタンで故郷に戻れない生活を余儀なくされる難民の人々。国際的テロで犠牲になった人々。自然災害で住む家を失った人々。こうした人々のいのちを救うために、日本に何ができるのか、そして何が求められているのか。今回のハイチ地震の惨禍に対し、わが国は、国連ハイチ安定化ミッションへの自衛隊の派遣と約7千万ドルにのぼる緊急・復興支援を表明しました。国際社会の声なき声にも耳を澄まし、国連をはじめとする国際機関や主要国と密接に連携し、困難の克服と復興を支援してまいります。

いのちを守りたい。

私の友愛政治の中核をなす理念として、政権を担ってから、かたときも忘れることなく思い、ますます強くしている決意です。

今月17日、私は、阪神・淡路大震災の追悼式典に参列いたしました。15年前の同じ日にこの地域を襲った地震は、尊いいのち、平穏な暮らし、美しい街並みを一瞬のうちに奪いました。

式典で、16歳の息子さんを亡くされたお父様のお話を伺いました。

地震で、家が倒壊し、2階に寝ていた息子が瓦礫(がれき)の下敷きになった。

積み重なった瓦礫の下から、息子の足だけが見えていて、助けてくれというように、ベッドの横板を

とん、とん、とんと叩(たた)く音がする。 

何度も何度も助け出そうと両足を引っ張るが、瓦礫の重さに動かせない。やがて、30分ほどすると、音が聞こえなくなり、次第に足も冷たくなっていくわが子をどうすることもできなかった。

「ごめんな。助けてやれなかったな。痛かったやろ、苦しかったやろな。ほんまにごめんな。」

これが現実なのか、夢なのか、時間が止まりました。身体中の涙を全部流すかのように、毎日涙し、どこにも持って行きようのない怒りに、まるで胃液が身体を溶かしていくかのような、苦しい毎日が続きました。

息子さんが目の前で息絶えていくのを、ただ見ていることしかできない無念さや悲しみ。人の親なら、いや、人間なら、誰でも分かります。災害列島といわれる日本の安全を確保する責任を負う者として、防災、そして少しでも被害を減らしていく「減災」に万全を期さねばならないとあらためて痛感しました。

今、神戸の街には、あの悲しみ、苦しみを懸命に乗り越えて取り戻した活気が溢(あふ)れています。大惨事を克服するための活動は地震の直後から始められました。警察、消防、自衛隊による救助・救援活動に加え、家族や隣人と励ましあい、困難な避難生活を送りながら復興に取り組む住民の姿がありました。全国から多くのボランティアがリュックサックを背負って駆け付けました。復旧に向けた機材や義捐金(ぎえんきん)が寄せられました。慈善のための文化活動が人々を勇気づけました。混乱した状況にあっても、略奪行為といったものはほとんどなかったと伺います。みんなで力を合わせ、人のため、社会のために努力したのです。

あの15年前の、不幸な震災が、しかし、日本の「新しい公共」の出発点だったのかもしれません。

今、災害の中心地であった長田の街の一画には、地域のNPO法人の尽力で建てられた「鉄人28号」のモニュメントが、その勇姿を見せ、観光名所、集客の拠点にさえなっています。

いのちを守るための「新しい公共」は、この国だからこそ、世界に向けて、誇りを持って発信できる。私はそう確信しています。

人のいのちを守る政治、この理念を実行に移すときです。子どもたちに幸福な社会を、未来にかけがえのない地球を引き継いでいかねばなりません。

国民の皆さま、議員の皆さん、輝く日本を取り戻すため、ともに努力してまいりましょう。

この平成22年を、日本の再出発の年にしていこうではありませんか。

(強調:幻導機)


衆議院:第6号 平成21年1月28日(水曜日)  麻生内閣総理大臣の施政方針に関する演説

○内閣総理大臣(麻生太郎君) ことしは平成二十一年、天皇陛下が御即位されて満二十年になりました。国民の皆様とともにお祝いを申し上げたいと存じます。(拍手)

 世界は今、新しい時代に入ろうとしております。その際に、日本が果たすべきは、新しい秩序づくりへの貢献です。同時に、日本自身もまた、時代の変化を乗り越えなければなりません。目指すべきは、安心と活力ある社会です。
(略)
 私は、昨年十一月のワシントンでの金融サミットで、我が国の過去の金融危機とそれを克服した経験を各国首脳に説明をしました。また、国際通貨基金の機能強化と、最大一千億ドルの融資による日本の貢献策を表明しました。あわせて、次のことも提唱いたしております。一つは、金融市場の監督と規制に関する国際的な協調性の必要性です。もう一つは、保護主義に陥ることなく、世界の貿易と経済を拡大することの必要性であります。

 これらは、各国の賛同を得て進みつつあります。世界第二位の経済規模を持つ日本は、世界経済の新しいルールづくりに積極的に貢献しなければなりません。もちろん、経済だけではありません。東西冷戦が終わって二十年、国際社会の平和と安定に向け、新しい秩序づくりにも参画しなければなりません。
(略)
 日本は、勤勉を価値とする国です。この美徳が今日の繁栄を築きました。それを続けるためにも、高齢者、障害者や女性も働きやすい社会、努力が報われる社会をつくることが重要であります。また、競争に取り残された人を支えること、再び挑戦できるようにすることが重要です。

 この点において、我が国はなお不十分であることを認めざるを得ません。日本の行政は、産業の育成には成功しました。これからは、政府の重点を生活者の支援へと移す必要があろうと存じます。
(略)
 私は、世界にあっては新しい秩序づくりへの貢献を、国内にあっては安心と活力ある社会を目指します。
(略)
 第一の課題は、活力ある社会づくりです。

 私は、当面は景気対策、中期的に財政再建、中長期的には改革による経済成長と申し上げております。まず急がねばならないこと、それは景気対策です。
(略)
 第一次補正予算、第二次補正予算、そして平成二十一年度予算、これら三つを切れ目なく、いわば三段ロケットとして進めてまいります。経済対策の規模は約七十五兆円となります。予算と減税額では合計約十二兆円、国内総生産に比べて約二%になります。諸外国の中でも最大規模の対策であります。
(略)
 課題の第二は、暮らしの安心です。
(略)
 年金記録問題により、公的年金制度に対する信頼が損なわれました。国民の皆様には改めておわびを申し上げる次第です。既に、ねんきん特別便をすべての現役加入者と年金受給者の方にお送りをし、御自身の記録を確認していただいております。(略)

 医師不足など地域医療をめぐる問題に対しては、医師養成数を増員し、勤務医の勤務環境を改善します。救急医療も、消防と医療の連携などにより、患者を確実に受け入れられるようにいたします。(略)

 少子化対策につきましては、妊婦健診を十四回分すべて無料にいたします。出産育児一時金も四十二万円に引き上げます。また、平成二十二年度までに十五万人分の保育所などをふやします。

 昨年は、食の安全や暮らしの安全を脅かす事件が相次いで発生いたしました。消費者の利益を守るため、一日も早い消費者庁の設立に向け、関連三法案の成立を急ぎます。あわせて、地方自治体が相談窓口を増設し、きめ細かに対応ができるようにいたします。
(略)
 課題の第三は、世界の平和と安定に向けた貢献であります。

 国際社会の平和と安定は、日本はもとより、世界の発展に欠かすことができません。私は、日米同盟を基軸にしながら、アジア太平洋諸国との連携、国連などの場を通じた国際協調を重要な柱として、平和と安定の構築に全力を尽くしてまいります。
(略)
 私には、一つの信念があります。それは、経済的繁栄と民主主義を希求する先に平和と幸福は必ずやかち取れるというものであります。これは戦後日本の歩みでもあります。私が自由と繁栄の弧という言葉で表現したように、自由、市場経済、人権の尊重などを基本的な価値とする若い民主主義諸国の努力を積極的に支援します。
(略)
 とかく、物事を悲観的に見る人がおられます。しかし、振り返ってみてください。日本は、半世紀にわたって平和と繁栄を続けました。諸外国からは尊敬される、一つの成功モデルでもあります。そして日本は、優秀な技術、魅力ある文化など、世界があこがれるブランドでもあります。自信と誇りを持ってよいと存じます。日本の底力は、必ずやこの難局を乗り越えます。そして、明るく強い日本を取り戻します。

 私は、自由民主党と公明党の連立政権の基盤に立ち、新たな国づくりに全力を傾注してまいります。決して逃げることはありません。国民の皆様とともに、着実に歩みを進めてまいります。

 国民の皆様と議員各位の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。(拍手)


衆議院:第1号 平成20年1月18日(金曜日) 福田内閣総理大臣の施政方針に関する演説

○内閣総理大臣(福田康夫君) 第百六十九回国会の開会に当たり、国政に臨む所信の一端を申し述べます。
(略)
 現在、我が国は、多くの課題に直面しています。

 中国やインドなどの急成長に象徴される世界経済の変化の中で、我が国の経済力をいかに保つのか、厳しい財政事情のもとで社会保障制度をいかに維持するか、少子化問題にいかに対処するのか、非正規雇用の拡大、地方経済の低迷などの問題にどう対処するのか、そしてまた、科学技術の熾烈な国際競争にどう対応していくのか、地球環境や資源・エネルギー問題などにどのような処方せんで対応するのか。

 これらの構造的な課題に加え、ガソリンや生活用品などの物価上昇、米国のサブプライムローン問題の影響を受けた経済への対応など、足元にも目配りの必要な課題があります。
(略)
 私の内閣の使命は、国民の活力を引き出し、活力ある国民が活躍する舞台を用意することです。行政は、常に国民の立場に立って、国民が何を求めているかということを念頭に置かねばなりません。まずは、将来の不安をなくす仕組みをつくり、その基礎の上に、だれもが成長を実感できるような経済社会を構築する必要があります。
(略)
 これらの実現に向け、第一に、生活者、消費者が主役となる社会を実現する「国民本位の行財政への転換」、第二に、国民が安心して生活できる「社会保障制度の確立と安全の確保」、第三に、国民が豊かさを実感できる「活力ある経済社会の構築」、第四に、地球規模の課題の解決に積極的に取り組む「平和協力国家日本の実現」、第五に、地球温暖化対策と経済成長を同時に実現する「低炭素社会への転換」、以上五つの基本方針に基づき、私は、国政に取り組んでまいります。
(略)
 高齢化の進展に伴い、年金や医療など社会保障に要する費用は増加せざるを得ません。地球温暖化問題など新たな時代の課題への対応も必要となってきます。行政に対する信頼を回復するとともに、国民生活に真に必要な分野の財源を確保するため、徹底した行財政改革を断行します。
(略)
 安定した成長を図るとともに、こうした財政健全化への努力を継続して、歳出歳入一体改革を徹底して進め、まずは、二〇一一年度に国、地方の基礎的財政収支の黒字化を確実に達成します。

 道路特定財源については、厳しい財政事情のもと、地域の自立、活性化に役立つ道路の整備事業は、真に必要なものを、効率化を徹底しつつ行います。(略)これまでの特定財源の仕組みを見直し、納税者の理解を得ながら一般財源を確保してまいります。

 公務員制度のあり方を原点に立ち返って見直すことが必要です。行政に対する信頼を取り戻すため、公務員が能力を高め、国民の立場に立ち、誇りと責任を持って職務を遂行できるよう、総合的な公務員制度改革を進めてまいります。
(略)
 年金記録問題については、国民の皆様に御迷惑をおかけしていることを改めて深くおわび申し上げます。
(略)
 この問題は、四十年以上にわたるさまざまな問題が積み重なって生じたものですが、私の内閣で解決するよう、全力を尽くしてまいります。国民の皆様の御理解、御協力をお願い申し上げます。
(略)
 少子化は、我が国の活力にもかかわる問題であり、社会全体で取り組み、着実な効果を上げる必要があります。(略)

 今、医療現場はさまざまな問題に直面していますが、国民の皆様が安心できるように、患者本位の医療体制を構築します。勤務医の過重な労働環境や、産婦人科、小児科の医師不足の問題に対応し、診療報酬の改定や大学の医学部の定員増を実施するとともに、医療事故の原因究明制度の検討を進め、事故の再発防止とあわせ、医師が安心して医療に取り組めるようにします。ITを活用して救急情報を関係機関と共有するなど、救急医療の体制を整備します。
(略)
 自然災害時の犠牲者ゼロを目指し、お年寄りや障害をお持ちの方への対策、小中学校や住宅の耐震化を進めます。被災者の生活再建支援にも万全を期します。(略)総合的な対策を講じてまいります。
(略)
 私は、次の三つの柱から成る経済成長戦略を経済財政諮問会議において具体化し、直ちに実行します。最近の原油高や株価の低迷に伴う景気への影響を注意深く見守りながら、適切に対応してまいります。

 まず第一に、他国の追随を許さない技術を持ち続けることを目指す、革新的技術創造戦略を展開します。
(略)
 第二は、日本を世界により開かれた国とし、アジア、世界との間の人、物、金、情報の流れを拡大するグローバル戦略の展開であります。
(略)
 第三は、雇用拡大と生産性向上を同時に実現し、すべての人が成長を実感できるようにする全員参加の経済戦略の展開です。
(略)
 我が国経済の活力を支えるのは中小企業の底力です。日本の強みであるつながり力をさらに強化し、地域経済の活力の復活と中小企業の生産性の向上を実現するため、地域連携拠点を全国に二百から三百カ所整備します。(略)また、中小企業の事業承継を円滑にするための税制措置の抜本見直しを行うこととしています。
(略)
 地方の元気は日本の活力の源です。昨年十一月に取りまとめた地方再生戦略に基づき、地方の創意工夫を生かした自主的な取り組みを、政府一体となって強力に後押ししてまいります。(略)

 それぞれの地方が取り組む事業について、その立ち上がりを地方の元気再生事業として国が全面的に応援します。(略)地域の防犯や子育てなどさまざまな課題に積極的に取り組むNPOの活動を応援します。
(略)
 テロとの闘いや大量破壊兵器の不拡散問題に積極的に取り組みます。インド洋における給油活動を再開するとともに、アフガニスタン、イラク国民の国家再建に対する支援を継続していきます。紛争地域の再建は、治安の確保と復興を同時に進めることが重要です。こうした平和構築分野での協力をさらに進めるため、我が国が人材育成や研究、知的貢献の拠点となることを目指します。また、迅速かつ効果的に国際平和協力活動を実施していくため、いわゆる一般法の検討を進めます。
(略)
 日米同盟は我が国外交の基軸であり、信頼関係を一層強めていくとともに、その基礎となる人的・知的交流をさらに進めます。在日米軍再編については、抑止力維持と負担軽減という考え方を踏まえ、沖縄など地元の切実な声によく耳を傾けつつ、地域の振興に全力を挙げて取り組みながら、着実に進めてまいります。
(略)
 地球環境問題は、二十一世紀の人類にとって最も深刻な課題であります。一刻も早く、国際社会の協力のもとに、全地球的規模で温室効果ガスの削減に取り組んでいかなければなりません。我が国は、これまで、徹底的に省エネ技術の開発や導入を進め、世界最高のエネルギー効率を実現しました。こうした環境力を最大限に活用して、世界の先例となる低炭素社会への転換を進め、国際社会を先導してまいりたいと思います。
(略)
 以上の施策を実行するに際し、最も重要なのは人であります。ふるさとや国を愛し、国際的にも十分通用する、あすの日本を担う若者を育てる環境を整えることは、大人の責任です。志を高く持ち、自立してたくましく社会を生き抜く力と、仲間や地域社会とともに生きる心をはぐくむため、学校のみならず、家庭、地域、行政が一体となって教育の再生に取り組んでまいります。
(略)
 我が国のすぐれた文化や芸術を一層発展させることは、現代に生きる我々の使命です。アニメや音楽など新しい文化の担い手を育てるとともに、日本の誇りである伝統文化、芸術の継承や発展、文化財の保存、活用などに着実に取り組んでまいります。
(略)
 私は日本人の力を信じています。日本人は、目前に困難があろうとも必ずや未来を切り開く、その力があると確信しております。(拍手)
(略)
 私は、本日申し上げました政策を推進するに当たり、どんな困難があろうとも、あきらめずに全力で結果を出す努力をしてまいります。そして、活力ある日本、世界に貢献する日本へと進歩するためにも、進歩をはぐくむ信頼という巣を国民と行政、国民と政治の間につくってまいりたいと思います。

 国民の皆様の御理解と御協力を切に望むものであります。(拍手)


衆議院:第2号 平成19年1月26日(金曜日) 安倍内閣総理大臣の施政方針に関する演説

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 昨年九月、私は、総理に就任した際、安倍内閣の目指す日本の姿は、世界の人々があこがれと尊敬を抱き、子供たちの世代が自信と誇りを持つことができるように、活力とチャンスと優しさに満ちあふれ、自律の精神を大事にする、世界に開かれた「美しい国、日本」であることを国民の皆様にお示ししました。この新しい日本の姿の実現に向け、国民の皆様とともに、一つ一つスピード感を持って結果を出していくことが重要であると考えています。引き続き、日本の明るい未来に向け、全力投球することをお約束いたします。(拍手)
(略)
 今こそ、これらの戦後レジームを原点にさかのぼって大胆に見直し、新たな船出をすべきときが来ています。「美しい国、日本」の実現に向けて、次の五十年、百年の時代の荒波に耐え得る新たな国家像を描いていくことこそ私の使命であります。
(略)
 美しい国を実現するには、その基盤として、活力に満ちた経済が不可欠です。日本が人口減少社会を迎える中で、国民が未来に夢や希望を持ち、より安心して生活できる基盤となる社会保障制度を維持するためにも、生産性を向上させ、成長力を強化することが必要です。(略)


 経済連携の強化は、お互いの国に市場の拡大という大きな恩恵をもたらし、国内の改革にも資するものであります。ASEANなどとの経済連携協定や日中韓の投資協定の早期締結と、WTOドーハ・ラウンド交渉の早期妥結に取り組みます。
(略)
 特に、私は、勝ち組と負け組が固定化せず、働き方、学び方、暮らし方が多様で複線化している社会、すなわち、チャンスにあふれ、だれでも何度でもチャレンジが可能な社会をつくり上げることの重要性を訴えてまいりました。さまざまな事情や困難を抱える人たちも含め、挑戦する意欲を持つ人が就職や学習に積極的にチャレンジできるよう、今般取りまとめた再チャレンジ支援総合プランに基づき、全力を挙げて取り組みます。(拍手)
(略)
 地方の活力なくして国の活力はありません。私は、国が地方のやることを考え、押しつけるという、戦後続いてきたやり方は、もはや捨て去るべきだと考えます。

 地方のやる気、知恵と工夫を引き出すには、地域に住む方のニーズを一番よくわかっている地方がみずから考え、実行することのできる体制づくりが必要です。地方分権を徹底して進めます。新分権一括法案の三年以内の国会提出に向け、国と地方の役割分担や国の関与のあり方の見直しを行います。その上で、交付税、補助金、税源配分の見直しの一体的な検討を進めるとともに、地方公共団体間の財政力の格差の縮小を目指します。道州制については、さらに議論を深め、検討してまいります。
(略)
 我が国財政は、引き続き極めて厳しい状況です。歳出削減を一段と進め、財政の無駄をなくすとの基本方針は、安倍内閣において、いささかも揺らぐことはありません。今後とも、経済成長を維持しながら、国民負担の最小化を第一の目標に、歳出歳入一体改革に正面から取り組みます。

 将来世代に責任を持った財政運営を行うため、二〇一〇年代半ばに向け、債務残高の対GDP比率を安定的に引き下げることを目指し、まずは、二〇一一年度には国と地方を合わせた基礎的財政収支を確実に黒字化します。(略)その第一歩である平成十九年度予算編成においては、新規国債発行額を過去最大の四兆五千億円減額することなどにより、合わせて六兆三千億円の財政健全化を実現しました。
(略)
 国や地方の無駄や非効率を放置したまま、国民に負担増を求めることはできません。徹底してぜい肉をそぎ落とし、無駄ゼロを目指す行政改革を進め、筋肉質の政府の実現を目指します。
(略)
 このように改革を徹底して実施した上で、それでも対応し切れない負担増に対しては、安定的な財源を確保し、将来世代への負担の先送りを行わないようにしなければなりません。(略)

 教育再生は内閣の最重要課題です。現在、いじめや子供の自殺を初めとして、子供たちのモラルや学ぶ意欲の低下、家庭や地域の教育力の低下といった問題が指摘されています。公共の精神や自律の精神、自分たちが生まれ育った地域や国に対する愛着愛情、道徳心、そういった価値観を今までおろそかにしてきたのではないでしょうか。こうした価値観をしっかりと子供たちに教えていくことこそ、日本の将来にとって極めて重要であると考えます。
(略)
 子供は国の宝です。安心して結婚し、子供を産み育てることができる日本にしていかなければなりません。同時に、家族のすばらしさや価値を再認識することも必要です。次のような政策を実行に移すとともに、少子化に対し、さらに本格的な戦略を打ち立てます。

 児童手当の乳幼児加算を創設し、三歳未満の第一子、第二子に対する手当を倍増し、一律一万円とします。育児休業給付を休業前の賃金の四割から五割に引き上げるとともに、延長保育など多様なニーズへの対応を進め、仕事と子育ての両立支援に全力を尽くします。働く人が家族と触れ合う時間をふやすため、長時間の時間外労働を抑制するための取り組みを強化するなど、仕事と生活のバランスがとれた、働く人に優しい社会の実現を目指します。
(略)
 京都議定書目標達成計画に基づき、地球温暖化対策を加速します。乗用車の燃費基準を二〇一五年までに二割以上改善し、世界で最も厳しい水準とするとともに、バイオ燃料の利用率を高めるための工程表を策定します。世界最高水準にある我が国のエネルギー・環境技術を活用し、中国を初めとするアジアに対し、省エネ・環境面での協力を進めます。(略)

 自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有する国々との連携の強化、オープンでイノベーションに富むアジアの構築、世界の平和と安定への貢献を三本の柱とし、真にアジアと世界の平和に貢献する、主張する外交をさらに推し進めてまいります。
(略)
 ますます複雑化する外交や安全保障に関する問題に政治の強力なリーダーシップにより即座に対応できるよう、官邸の司令塔機能の強化に向けた体制の整備に取り組みます。あわせて、内閣の情報機能の強化を図ります。

 我が国は、国際社会における地位に見合った貢献を行うべきと私は考えます。包括的な国連改革に粘り強く取り組み、安全保障理事会の常任理事国入りを目指します。(拍手)
(略)
 未来は開かれているとの信念のもと、ことしを美しい国創り元年と位置づけ、私はみずから先頭に立って、あすに向かってチャレンジする勇気ある人々とともに、さまざまな改革の実現に向け、全身全霊を傾けて、たじろぐことなく進んでいく覚悟であります。(拍手)
(略)
 日本とみずからの可能性を信じ、ともに未来を切り開いていこうではありませんか。

 国民の皆様並びに議員各位の御協力を心からお願い申し上げます。

 ありがとうございました。(拍手)


衆議院:第4号 平成14年2月4日(月曜日) 小泉内閣総理大臣の施政方針に関する演説

○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 小泉内閣に対する支持率が低下し、私の改革への姿勢が後退するのではないかと懸念する声があります。しかし、私の改革への決意は全く揺るぎません。(拍手)引き続き改革に邁進するとの決意を持って、私は、施政方針演説を行います。(拍手)
(略)
 構造改革は、着実に動き出しています。特殊法人改革、規制改革など、さまざまな改革がスタートを切りました。必要な予算も編成しました。(略)
 平成十四年度予算は、改革断行予算です。五兆円を削減しつつ重点分野に二兆円を再配分する、この方針のもと、公共投資やODAを一割削減しました。医療制度も思い切って見直しました。(略)一般会計、特別会計合わせて一兆一千億円を超える削減を実現しました。
 これらの歳出面における努力や歳入面における税外収入の確保などにより、国債発行額三十兆円を守り、税金をむだ遣いしない体質へ改善するとともに、将来の財政破綻を阻止するための第一歩を踏み出すことができました。(略)改革を断行する一方で、デフレスパイラルに陥ることを回避するために細心の注意を払います。政府は、日銀と一致協力して、デフレ阻止に向けて強い決意で臨みます。(拍手)
(略)
 明確な方向性を持った改革が、需要を掘り起こし、事業機会をつくり出し、そして成長を生む、こうした環境を整備することこそ政府の役割だと考えています。既に、構造改革によって、日本経済の潜在的な力が動き出しつつあります。(略)
 改革によって変わるのは、国や企業だけではありません。一番変わるのは、国民一人一人の生活です。今後、暮らしの改革という視点に立って、身近な暮らしがどう変わるのかということを示していきたいと思います。
 私は、経済社会の主役である人が、能力と個性を発揮し、存分に活躍できる仕組みを備えた、努力が報われ、再挑戦できる社会の実現を目指します。(拍手)
(略)
 努力が報われ、再挑戦できる社会は、明確なルールと自己責任原則に貫かれた事後チェック・救済型社会です。この新しい社会にふさわしい司法制度を構築し、国民にとって身近なものとするため、早急に司法制度改革推進計画を策定し、改革を着実に進めます。裁判の一層の迅速化を図るための制度や、法科大学院を中核とする法曹養成制度を整備するとともに、弁護士などの法曹人口をふやし、国民が裁判官とともに刑事訴訟手続に関与する新たな制度を導入します。
(略)
 民間にできることは民間にゆだね、地方にできることは地方にゆだねるとの原則に基づき、行政の構造改革を進め、民間と地方の知恵が活力と豊かさを生み出す社会を実現します。
(略)
 国民の抱くさまざまな不安を解消し、人をいたわり、安全で安心に暮らせる社会を実現することは、政治の責任です。
 我が国は、国民皆年金、国民皆保険という、世界に誇るべき社会保障制度をつくり上げてきました。今世紀、いまだ経験したことのない少子高齢社会を迎える中で、このすぐれた制度を堅持し、長寿国家にふさわしいものに再構築していかなければなりません。
(略)
 緊急に対応を要する地球温暖化の問題に対しては、今国会における京都議定書締結の承認と、これに必要な国内法の整備を目指します。また、米国の建設的な対応を引き続き求めるとともに、途上国を含めた国際的ルールが構築されるよう、最大限の努力を傾けます。九月に開催される持続可能な開発に関する世界首脳会議においては、環境保護と開発をともに達成すべきことを訴えてまいります。
(略)
 温室効果ガスの約九割が、エネルギーの消費から発生する二酸化炭素です。このため、省エネルギー対策、新エネルギー対策を強力に進めるとともに、二酸化炭素を排出しない原子力発電を、安全確保を大前提に着実に推進します。燃料電池は、水素をエネルギーとして利用する時代の扉を開くかぎです。自動車の動力や家庭の電源として、三年以内の実用化を目指します。また、電気事業者による新エネルギーの導入を促進します。
(略)
 小泉構造改革五つの目標として掲げた社会に向けて、明るい未来を力強く切り開く担い手は人です。子供たちの夢と希望をはぐくむ社会を実現し、子供たちが、日本人としての誇りと自覚を持ち、新たなる国づくりを担うことのできる、豊かな個性と能力を持った人間に育つよう、全力を尽くします。
 少人数授業や習熟度別指導の推進、教員の資質向上などにより、確かな学力の育成を図るとともに、心の教育の充実を目指して、青少年が多様な奉仕活動、体験活動を行える環境を整備し、学校週五日制の完全実施を踏まえた活動の場を拡大します。(略)

 世界の平和と安全の実現のため、テロ対策に加え、大量破壊兵器などの軍縮・不拡散、対人地雷の問題にも着実に取り組みます。さらに、先般の国際平和協力法の改正も踏まえ、国連平和維持活動に貢献してまいります。三月には、自衛隊施設部隊を東ティモールのPKOへ派遣する予定です。
(略)
 我が国の安全と繁栄は、国際社会の平和と繁栄なくして実現できません。基本的人権の尊重と民主主義、市場経済と自由貿易を基調としつつ、多様な文化や価値観が相互に尊重され、人間一人一人の幸福と尊厳が守られる国際秩序の発展に向けて、積極的に取り組みます。そのため、各国と幅広い協力関係を発展させていくとともに、安保理改革を初めとする国連の機能強化に向けた取り組みに努めてまいります。
(略)
 日米関係は、ますます緊密になっています。(略)日米安保体制の信頼性を向上させるとともに、(略)成長のための日米経済パートナーシップを通じた建設的な対話を行ってまいります。
 また、本土復帰三十周年を迎える沖縄のさらなる振興に取り組みます。普天間飛行場の移設、返還を含め、沖縄に関する特別行動委員会最終報告の実施に全力で取り組み、沖縄県民の負担軽減へ向けた努力を継続するとともに、沖縄の経済的自立を支援します。
(略)
 今回、私は、外務省の体制を一新することとしました。新しい体制のもと、山積する外交課題に取り組むとともに、内外の信頼を一刻も早く回復するよう、外務省改革を強力に進めてまいります。(拍手)
(略)
 いかなる政策も、政治に対する国民の信頼なくして実行できません。構造改革の実現のためには、まず、国会議員が率先して範を示し、国民とともに改革に立ち向かっていかなければなりません。
(略)
 これまで不可能だと思われていた改革が、国民の幅広い支持によって、着実に実現の方向に向かっています。国家の発展に不可欠のものは、みずからを助ける精神と、みずからを律する精神であり、改革の原動力は国民一人一人です。
(略)
 明治維新の激動の中から近代国家を築き上げ、第二次大戦の国土の荒廃に屈することなく祖国再建に立ち上がった先人たちの献身的努力に思いをいたしながら、我々も現下の難局に雄々しく立ち向かっていこうではありませんか。(拍手)あすの発展のために。子供たちの未来のために。
 国民並びに議員各位の御協力を心からお願い申し上げます。(拍手)


衆議院:第1号 平成13年1月31日(水曜日) 森内閣総理大臣の施政方針に関する演説

○内閣総理大臣(森喜朗君) 第百五十一回国会の開会に当たり、世紀の変わり目に国政を預かる内閣総理大臣として、歴史のめぐり合わせに改めてその重責をかみしめつつ、所信を申し述べたいと思います。
(略)
 我が国は、こうした二十世紀の経験の中から自由と民主主義のとうとさを学び、平和を手に入れました。これらの国民的な合意は、国づくりを進める上での基本であります。私たちは、日本固有の伝統や文化、美しい自然を我が国の子や孫たちにしっかりと引き継ぐとともに、この合意を一層確かなものとして、二十一世紀こそ豊かな環境に恵まれた平和な日本、そして世界を築いていかなければなりません。(拍手)
(略)
 私は、日本の活力を創出していく原動力は人であると考えております。先般、ギリシャを訪れましたが、ギリシャ文明の根幹にあるものは、人間の尊重であり、人間の躍動であります。イタリアのルネサンスがギリシャに戻れと訴えたように、二十一世紀の今日もまた人間のルネサンスが重要であると私は考えております。
(略)
 二十一世紀をこのような時代にしていくためには、既存の施策の発想を超えて、過去との訣別による改革を避けて通ることはできません。今こそ、新たな国づくりに向け、この国に何が必要なのかという原点に立ち返って、明治維新、戦後改革に次ぐ第三の抜本的改革を実行し、日本の新生を図っていくことが必要であります。(略)
 我が国の経済は、緩やかな改善を続けておりますが、依然として厳しい状況にあり、また、米国経済の減速など、懸念すべき点も見られます。(略)
公共事業等に十分な対応を行うとともに、総額七千億円の日本新生特別枠を初め、IT革命の推進など二十一世紀の新たな発展基盤の構築に必要とされる分野に重点的、効率的に資金を配分することとし、新世紀のスタートにふさわしい予算といたしました。税制面では、企業組織再編成に係る税制を整備するほか、住宅投資及び中小企業の設備投資の促進などを図ることにいたしております。
(略)
 私は、我が国には大きな潜在力があると考えております。企業の創造的な経済活動を促進し、新規産業を創出することなどにより、停滞と閉塞を打破し、日本経済の新たな成長と発展を実現するため、経済構造改革に果敢に取り組んでまいります。(略)
 科学技術は尽きることのない知的資源であり、その振興は、「希望の世紀」実現に向けた未来への先行投資と言えるものであります。(略)科学技術創造立国の実現に向け、ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料等、我が国の新生に貢献する研究開発を重点的に推進いたします。同時に、研究開発システムの改革や科学技術振興のための基盤の整備も進めてまいります。
(略)
 私は、この国会において、まず、子供一人一人、国民一人一人が、学校がよくなる、教育が変わるという実感が持てるような本格的な教育改革に取り組んでまいります。
(略)
 「人間の世紀」を支えるためには、便利で暮らしに楽しさがある都市づくりを目指すことは極めて重要であります。国境を越えた都市間競争の時代を迎えた今、世界に誇れる都市づくりを国家的課題として明確に位置づけ、官民の力を結集して、生き生きとした都市生活や経済活動を支える都市基盤を整備してまいります。(略)高齢者の居住安定確保に関する法律案を提出するとともに、生活空間、公共交通機関のバリアフリー化を推進してまいります。
 食料の安定供給の機能や国土、自然環境の保全等の多面的な機能を有している我が国農林水産業と農山漁村について、食料自給率の向上等を目指し、その健全な発展に取り組んでまいります。(略)
 中央省庁改革については、橋本内閣以来、内閣の最重要課題の一つと位置づけ、精力的に取り組んでまいりましたが、一月六日、いよいよ新たな府省体制が発足いたしました。この改革は、国民の立場に立った総合的、機動的かつ透明な行政を目指し、二十一世紀の我が国にふさわしい行政を構築する歴史的な改革であり、改革のメリットを国民にとって確かなものとするように、全力を挙げて新たな体制に魂を吹き込んでまいります。(拍手)
(略)
 国民本位の効率的で質の高い行政の実現のために、全府省において政策評価制度を着実に実施するとともに、その実効性を高め、これに対する国民の信頼を一層向上させるため、所要の法律案を今国会に提出いたします。
 地方分権の推進につきましては、今後とも、国と地方の役割分担に応じた地方税財源の充実確保や国庫補助負担金の整理合理化等、さらなる推進に強い決意で取り組むとともに、市町村合併の推進など、新たな役割を担うにふさわしい行政体制のあり方の問題についても真正面から取り組んでまいります。(拍手)
(略)
 我が国の外交は、自由、民主主義、人権、市場経済という普遍的な価値観のもとで、アジア太平洋地域の平和と繁栄を確保することを引き続き優先課題としなければなりません。
(略)
 同盟国たる米国との関係については、ブッシュ新政権との間に早期に確固たる信頼関係を構築してまいります。(略)
 また、今後とも、沖縄の特性を生かした振興開発の推進に努めていくとともに、沖縄県民の負担を軽減すべく、引き続き、SACO最終報告の着実な実施に全力で取り組みます。特に、普天間飛行場の移設、返還については、沖縄県及び地元地方公共団体との代替施設協議会等において、できるだけ早く成案を得るべく努力してまいります。(拍手)
(略)
 新世紀を迎えた今、国政のかじ取りを担う責任の重さを痛切に感じております。
 新しい世紀を希望に満ちあふれたものにするためには、最初の十年が極めて重要であると考えます。古い殻を破り、大きく羽ばたくためには、乗り越えなければならない痛みや苦しみがあります。安住してきた古い慣習を断ち切り、未知なる未来へと飛び出すには、強い勇気が必要であります。
(略)
 国民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力を心からお願いを申し上げて、私の施政に関する演説を終わります。(拍手)



 思わず、森元演説まで。
 それにしても、「いのちをだいじに」したいのは解るけど、具体的な数字も政策もほとんど無くて「あれしたいなー、これしたいなー」という内容だった気がする。
 合ってるかどうかわかんないけど、たぶん、こんな内容だったんじゃないかなーと。



 なんなんだろね。これ。
 選挙権を持つ国民のおそらく半分以上が、どっかの企業になんかしらで属してて、その企業が今ヤバいってのを自覚してるんでしょかね。この人。

 あえて評価するとすれば、今までの自民党総裁首相の演説が官僚からもらった数字・政策を並べた作文であるのに対し、今回はそういうものは一切使わずに首相が自らの言葉で発した演説である。というもの。
 ただし、そう評価するには鳩山由紀夫という人は名文家だとは思えないのです。平田オリザ演出したっていうから演説を見たら評価が変わるのかもしんないけど、文章読んだところで感動しました。っていうにはちょっと。ここで感動させたいんです的ないらんエピソードが入ってるし。ガンジーとか。


 まぁ、後はちょこちょこと拾ったブログの文章とか新聞記事から抜粋でも。なんとなくで、MoEのチャットログ調に流して終わりたいと思います。

逢坂誠二(民主党)は言った:今後の新しい国のあり方を考える、鳩山内閣としての考え方を、ああした一つの表現形で示したものです。それをシニカルに冷笑的に、批判をしているだけでは何も生まれません。新しい国づくりには、前向きな姿勢が必要です。
小泉進次郎(自民党)は言った:ガンジーが偉大な人物だということは言うまでもありません。しかし、私は今必要なのはケネディの精神だと思うんです。(略)苦しい中でも、頑張れば、努力をすれば報われる、国民の一人一人がそう思えるような政策や制度設計をすることが必要だと思うんです。
山岡賢次(民主党)は言った:この度の演説は、これまで過去の総理にはない、理念を十分に盛り込んだ意義のある演説でありました。具体的な文言も、身近で分かりやすくなおかつ現実的でありました。
河野太郎(自民党)は言った:お母様から巨額の贈与を受け、「労働なき富は社会の大罪」。ちょっと違和感あるのではないか。
末松義規(民主党)は言った:正直言って驚きました。よかったと思います。詩的な表現を織り込みながら、国政の方針を示していくという鳩山総理らしいやり方だと思いました。わかりやすいです。従来の「官僚作文のホッチキス」演説より格段に聞きやすいです。
石破茂(自民党)は言った:あれは一体なんだったのでしょう。総理が前置きも何もなく、いきなり「いのちを守りたい!」と絶叫したのにはいささか驚きました。(略)誰も反対しない原則論や歴史上の偉人を引用するのは、それだけ本人に自信が無いということなのではないでしょうか。
志位和夫(共産党)は言った:施政方針演説というのは、総理の願望を語るものではなく、国民の切実な願いをどう実現していくかの具体的方針を語るべきものだ(略)全体としては、『この国のあり方を問いたい』といいながら、“日本をどうしていくのか”ということの大きなビジョンが、内政、外交ともにみえないという演説でもあった
亀井静香(国民新党)は言った:宇宙人らしさも出ていたんじゃないの?

2010/02/02(火) 「その演説をうけての社説」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバックないよ-コメント 88コ

朝日:鳩山政権―演説の美辞に酔う暇なし

(略)
 政権交代から4カ月余り。華々しくスタートした序章の盛り上がりは早くもしぼみ、内閣支持率は低落を続ける。これをどう挽回(ばんかい)するか。新年度予算案の国会審議入りにあたって首相が選んだのは、改めてみずからが目指す理念を熱く語ることだった。
(略)
 演説のスタイルも変えた。各省から集めた施策を列挙するだけの感が強かった形式をやめ、聞く方が気恥ずかしくなるほどの理想を語り続けた。
(略)具体論を語ろうにも語れない鳩山政権の苦しさがのぞいている。その事実を国民の多くが気づいている。だが演説には説明がない。そこに違和感を禁じえないのだ。
(略)
 首相は自らの政治資金の問題を陳謝したが、現職議員が逮捕されているのに、小沢一郎民主党幹事長の問題には一言も触れなかった。残念だ。

 マニフェストにせよ、資金の問題にせよ、逃げていては、政権を率いる首相の覚悟に疑問を覚えざるをえない。
(略)


産経:施政方針演説 国益守る決意なきは残念

 鳩山由紀夫首相は初の施政方針演説に「いのちを守る」というキーワードをちりばめた。各省の政策を網羅する旧来の演説の枠を破り、自らの政治理念を強く打ち出したかったのだろうが空虚なスローガンを並べた印象は否めない。「国を守る」ことに言及しなかったのは残念である。

 首相が明示すべきなのは、政権が直面している最重要課題への見解だろう。それはほとんどうかがえない。
(略)
 首相は元秘書2人が起訴された偽装献金問題で改めて陳謝し、小沢氏の資金管理団体の土地購入事件には触れなかった。自らの問題は決着済みで、小沢氏は潔白を信じて幹事長を続投させる姿勢と受け取れる。政治への信頼を回復できると思っているのだろうか。
(略)


中日:施政方針演説 理念は踊る、されど…

 鳩山由紀夫首相は就任後初の施政方針演説で「いのちを守る」政治を実現する決意を強調した。その理念は理解する。しかし、首相に今、問われているのは、理念を形にする実行力ではないのか。
(略)
 「いのち」という言葉は演説内で二十四回繰り返された。
(略)
 しかし、「理念先行」という決まり文句を、鳩山首相の施政方針演説にも使わざるを得ないことは残念で仕方がない。

 政治に問われるのは、理念を形にした具体策の提示と、それを実現する政治力だ。それは、政権交代を経ても変わらない。

 例えば、景気対策に万全を期す考えを示してはいるが、個別の政策を具体的に挙げて実現を確約するには至っていない。
(略)
 肥大化した「官」をスリム化する「新しい公共」という概念も具体像は提示されていない。

 「政治とカネ」の問題は、(略)首相自身が乗り出して、指導力を示す気概は感じられない。

 首相は年頭会見で「正念場の一年」と語った。政策遂行には悲壮な決意で当たるべきだ。「いのちを守る」は政治の基本だが、政治生命を賭すに値する理念である。


日経:鳩山首相は言葉の重みをかみしめよ

(略)
 昨年の所信表明演説に続き、今回も官僚の作文を排して、自分の言葉で語るスタイルを貫いた。非営利組織(NPO)などの活力を引き出す「新しい公共」の概念を強調したりして、鳩山色をちりばめたが、総じて具体論に欠ける印象は否めない。
(略)
 2010年度予算案を「いのちを守る予算」と命名し、公共事業予算を18.3%削減する一方で、社会保障費は9.8%増、文教科学費は5.2%増になったと指摘。「大きくメリハリをつけた予算編成は、政権交代の成果だ」と胸を張った。

 ただこうした話を聞いて安心感を抱いた有権者はどれほどいただろうか。首相は年金制度の抜本改革や後期高齢者医療制度の見直しには一切言及しなかった。何も手を打たなければ膨らむ一方の社会保障費の増加だけを取り上げて成果と言われても、若い世代の将来への不安は一向に解消しないだろう。
(略)


北海道:施政方針演説 鳩山首相の実行見たい

(略)
 インド独立の父・ガンジーの言葉などを引用した演説から、政治家としての「思い」は伝わってきた。

 だが50分余りの演説を聞いて、物足りなさも残った。理念は語られたが、それを実現する具体的な処方せんが提示されなかったからだ。
(略)
 説得力のある数値目標を欠いては国民も期待しようがない。
(略)
 政権交代から4カ月余り。いま鳩山政権に求められているのは、現実の政治課題を解決するためのビジョンと実現に至る道筋、それを裏打ちする財源を明示することだ。
(略)
 不満なのは自らの偽装献金事件に関した発言がひと言だけだったことだ。小沢一郎民主党幹事長の資金疑惑に至っては一切触れなかった。
(略)


毎日:施政方針演説 理念実現の段取り示せ

 願わくは、政治とカネの陰で低調な政策論戦を一気に活性化する節目にしてほしかった。

 一言で言えば理念先行で実現力には「?」のつく演説だった。鳩山由紀夫首相定番の「友愛」論は影を潜めたものの、「いのち」をキーワードに、10年度予算案を「いのちを守る予算」と命名し、雇用問題で「働くいのち」を、紛争・災害対策で「世界のいのち」を、環境問題で「地球のいのち」を守ろうと、演説の中で「いのち」を24回も連発した。
(略)
 全体が総花的で、政策の深掘りや選択と集中が見受けられなかったが、特に気になったのは、この国会でこれだけ騒ぎになっている政治とカネについての言及が、極めておざなりだったことだ。自らの問題をわび、企業団体献金について議論を行うと語っただけで、小沢一郎民主党幹事長の資金問題には一切触れず、政権としてこの問題とどう格闘するか、確たるメッセージが伝わってこなかった。それどころか、「労働なき富」を大罪としてどのように制御していくのか、と説くあたりは、母親からの巨額資金贈与問題をどう認識しているのか、疑問を感じさせる点もあった。政権の命そのものを脅かしかねない。細心の注意が必要だ。
(略)主要政策をどう実現するか、手段、工程が明示されなかったのは残念だ。(略)


読売: 施政方針演説 危機打開の決意が足りない

 財政危機にも、政治倫理の問題にも正対せず、政策断行の優先順位も不透明だ。

 鳩山首相の初の施政方針演説を要約すれば、そのようなことになろう。
(略)
 景気や雇用対策については、踏み込み不足は明らかである。
(略)
 首相は、自らの資金管理団体をめぐる偽装献金事件に関して、改めて陳謝した。ところが、小沢民主党幹事長の資金管理団体による土地購入事件については、言及しなかった。

 これはおかしい。首相と小沢氏は、ともに政治不信を招いた重大な責任がある。逃げの一手では、国民の理解は得られまい。
(略)
 異色の演説は、首相なりの創意だろう。だが、言葉だけが走って政策内容に明確さを欠いては、施政方針としては物足りない。このままでは、内政も外交も混迷が避けられないのではないか。


 具体的なことをあれやこれやと書いててくれたんですが、カットしてたりします。
 まぁ、平たく言えば、拾った新聞の社説はどれを見ても「で、どーすんのよ?」というもの。
 ただ、「鳩山由紀夫の言葉の1個1個が軽い」というのが日本マスコミにおけるコンセンサスになってるのかも知れません。
 とゆーのも、こーゆー記事を見つけたから。
 
ロイター:デフレ克服に日銀と一体で「強力な経済政策」=首相施政方針演説

 [東京 29日 ロイター] 鳩山由紀夫首相は29日午後の衆院本会議で、政権発足後初となる施政方針演説を行い、当面の経済財政運営の課題として「日本経済を確かな回復軌道に乗せる」ことを挙げ、2009年度第2次補正予算と2010年度予算の切れ目のない実行で「決して景気の二番底には陥らせない」との決意を表明した。

 デフレ克服に向け、日銀と一体となった「より強力かつ総合的な経済政策」の推進にも言及した。
(略)
 経済のグローバル化や情報通信の高度化などで、生活が便利になり、物質的に豊かになったとする一方、世界的な金融危機を例にあげ、「私たちが自らつくり出した経済システムを制御できない事態が発生している」と懸念を示した。その上で「人間の幸福を実現するための経済をつくり上げるのがこの内閣の使命」とし、「今こそ、国際競争を生き抜きつつも、社会的存在として地域社会にも貢献する日本型企業モデルを提案していかなければないらない」と強調した。
(略)
 10年度予算案は一般会計総額が92.3兆円程度と当初ベースで過去最大に膨らむ。鳩山首相は「財政の規律も政治が果たすべき重要な責任」とし、複数年度を視野に入れた「中期財政フレーム」と中長期的な財政規律のあり方を含む「財政運営戦略」を今年前半に策定し、「財政健全化に向けた長く大きな道筋を示す」と語った。特別会計の整理統合を含めた事業仕分け第2弾の実施を明らかにするとともに、一般会計と特別会計を合わせた総予算の全面的な組み換えに取り組む決意も示した。

 一方、当面の経済財政運営では「日本経済を確かな回復軌道に乗せる」ことを最大の課題と位置づけた。28日に成立した2009年度第2次補正予算と2010年度予算案は「決して景気の二番底には陥らせないとの決意で編成した」と述べ、両予算の執行で切れ目のない景気対策が実行できると指摘。デフレ克服に向けて「日本銀行と一体となって、より強力かつ総合的な経済政策を進める」と強調した。
(略)
 自身が提唱している東アジア共同体構想では「一部の国だけが集まった排他的な共同体や、他の地域と対抗するための経済圏にしてはいけない」とし、日米同盟について「重要性に変わりがないないどころか、東アジア共同体形成の前提条件として欠くことができない」と強調。米軍普天間基地の移設問題に関して「政府として本年5月末までに具体的な移設先を決定する」とあらためて表明した。

 また、政治主導による行政組織の見直しに関連し、省庁再編について「いかなる府省編成が望ましいのか、その設置のあり方も含め、本年夏以降、抜本的な見直しに着手する」と語った。


 ロイターだとなんか勇ましいんです。
 確かに言ってることなので、ロイターが嘘ついてるワケでもないんだけど、なんかこう文章読んでだけ評価になると、そんな勇ましかったんかなぁ?具体的に夢語ってくれてたかなぁ?なんて思ってしまうのだよね。
 いや、個人の夢は語ってくれてたけどね。そういう意味じゃなくて。うん。


2010/02/01(月) 「やわらか銀行は論外、あうは正直微妙だし、芋場に至っては家に電波がなさげなので」
日々でなくつらつら:ニュース -トラックバックないよ-コメント 184コ

ブルームバーグ:ウィルコム:会社更生法で再建へ、機構・ソフトバンクと調整-日経

 1月27日(ブルームバーグ):米投資会社カーライル・グループ傘下のPHS会社ウィルコムが会社更生法を活用した再建を目指す方向で企業再生支援機構や国内通信3位ソフトバンクと最終調整に入ったと27日付の日本経済新聞朝刊が報じた。ウィルコムは「憶測記事」とするコメントを発表。その中で、サービス顧客や取引先には影響はないと強調した。

  ウィルコムは昨年9月、第三者機関が仲介する私的整理の事業再生ADR(裁判外紛争解決)手続きに入り、次世代サービス展開のための投資で増大した債務の返済期限延長を取引先の金融機関に求めている。
(略)


 あえて日経じゃなくて、ブルームバーグで。
 ウィルコムは一応否定してるっぽい。

 まぁ、正直な話、ウィルコムの回線が今となっては貧弱なので、ネットをほっとんど使わない状態になってしまったのだね。いくばくかの通話と音楽再生マッシーンと化しているわけです。うちの03。
 なんでまぁ、ドコモに行くにせよ行かないにせよ、それ相応の使い方しか当面はしないだろうし、じゃぁ、どうしようかなぁ、などと思うワケです。乗り換えキャンペーン中に行くのが手なのかねぇ?

 ただなー、写真送る時に受け取り側もパケ代発生するとか聞いちゃうとなぁ。まぁ、ぼこすか送ったらケータイのメモリがパンクするんかも知れないけども。

2010/02/01(月) 「さーて、井筒監督は次回作作れるのかねーっと」
日々でなくつらつら:ニュース -トラックバックないよ-コメント 142コ

読売:「フラガール」制作のシネカノン、再生法適用申請

 民間信用調査会社の帝国データバンクは28日、映画「フラガール」「パッチギ!」などを制作した映画制作・配給会社「シネカノン」(東京都渋谷区)と関連会社の計2社が同日、民事再生法の適用を東京地裁へ申請したと発表した。

 負債総額は計47億300万円。

 同社は1989年に創業し、韓国のヒット映画「シュリ」などを配給したほか、2006年公開の「フラガール」では数多くの映画賞を受賞するなど、注目を集めた。しかし、ここ数年はヒット作に恵まれず、飲食部門も不振が続いていた。


 から。代表は李鳳宇という在日コリアンの人。シュリを引っ張ってきたのもこの会社で、良くも悪くも韓国と日本の文化の受け渡しを担ったトコとも言えましょう。
 歓喜の歌の配給もココだったなぁ。そう言えば。北海道のヒゲの人曰く、志の輔落語を見て、映画になる!と思ってやったんだそうだ。ドラマ版はそのヒゲが作ったワケだけども。

 結局、フラガールが最後の花火になってしまったんだねぇ……。

2010/02/01(月) 「三つ子の赤字神出陣」
日々でなくつらつら:政治のまねごとのようなビラ -トラックバックないよ-コメント 79コ

新世紀のビッグブラザーへ blog:祭りの始まり 「ルビコンを渡れ!」

(略)
 本日17:00に記者発表される予定ですが、三橋貴明は自由民主党の全国比例区(非拘束名簿方式)の候補として(99%の確率で)今年の参議院選挙に出馬します。
(略)


自民党:自由民主党 第22回参議院議員通常選挙 比例代表選出議員 公認候補者

 というわけで、「三つ子の赤字神」こと三橋貴明が選挙に出るんだそーな。

 と、書いたのはいいけど、実は名前くらいしか知らなかったりする。blogもちょこちょこ見てるんだけど、いかんせん頭悪いので1割と理解できてまへん。
 金勘定は足すと引くしかできないので、いや、それすらも怪しいけども。

2010/02/01(月) 「ま、大騒ぎにゃならんのだろうけどね。テレビじゃぁ」
日々でなくつらつら:政治のまねごとのようなビラ -トラックバックないよ-コメント 19コ

共同:「黒人を選んでまで」 オバマ政権誕生で小沢氏

 民主党の小沢一郎幹事長は27日夜の那覇市内の会合で、(略)「米国はオバマさんという黒人を選んでまで、世の中を変えよう、国を変えようと国民が選択した」(略)「私は保守の代表とみられていたが、最近は右翼からは小沢一郎は左翼だと非難され、左翼からは右翼だと非難される。両方から非難されるのは中道を行っていると思っている」(略)


 右翼左翼っつーか、ただの親中土建政治家っつーイメージしかないんですが。前は親米(略)だっただけでさ。
 などと書いてたらアルファルファモザイクでまとめてたスレのコメの方がよっぽど頭のいいコメントだったので、まぁ、それで。

 さておき、最近は共同から、民主叩き的なニュースが出てくるようになりました。
 全国紙ではいまいちだけど、地方紙にめっぽう影響力のある共同通信の記事となると、地方での民主党支持率ってのがだんだん落ちてくるかも知れません。
 もっとも、広告費で言うと、今現在新聞の影響力ってのがネットと同等それ以下になってきつつあるという状況らしいので、テレビ見てる層には伝わらないのかなー。一億総白痴化とはよく言ったもんだ。

2010/02/01(月) 「なーご」
日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ -トラックバックないよ-コメント 78コ

朝日:新顔・稲嶺氏当選「辺野古に基地造らせぬ」 名護市長選

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が争点になった沖縄県名護市の市長選が24日、投開票され、日米が合意した同市辺野古への移設に反対する新顔の稲嶺進氏(64)=民主、共産、社民、国民新、沖縄社会大衆、そうぞう推薦=が、移設を容認する現職の島袋吉和氏(63)を破り、初当選した。鳩山内閣は5月末までに移設先を決める方針だが、辺野古への移設は極めて困難になった。当日有権者数は4万4896人、投票率は76.96%(前回74.98%)だった。
(略)
■名護市長選の確定得票

当 17950 稲嶺  進 64

  16362 島袋 吉和 63  


 はい、というわけで。
 「普天間からの移設の見送り」or「辺野戸に移設で一悶着」の選択肢に絞られてまいりました。県外・国外にアメリカが「No」と言っている以上は、「辺野古じゃなきゃ動かさない、普天間で」という可能性が高いワケで、よーっぽど美味しい移転先を教えないと動かないんじゃないかなーと。
 反米感情が高まるだろうけど、高まったところで損するのがアメリカじゃなくて日本だろうし。

朝日:首相「普天間、国の責任で結論出す」 稲嶺氏当選受け

 鳩山由紀夫首相は25日の衆院予算委員会で、(略)「選挙の結果は名護市民の民意の表れだ。いずれにしても、国の責任でしっかりと普天間の移設先の結論を出す。民意は民意として受け止めさせていただく。5月までに政府として結論を出させていただく強い決意だ」(略)
平野博文官房長官は25日の会見で「(選挙結果は)民意のひとつであることは否定しないが、そのことで辺野古が削除だという判断には立たない。ゼロベースで最適地を探す」(略)


 まぁ、そんなワケで「民意で辺野古でしょうがないじゃん」になってほしかったフシもある、民主党政権は頭を抱えるのでありましたとさ。
 以下社説。

朝日:名護市長選―「県外」探しを加速せよ

(略)
 移設問題は安全保障にかかわることであり、政府が責任をもって判断すべきだ。だが、鳩山由紀夫首相は今回の結果を重く受け止めざるをえまい。日米合意の重さとともに、沖縄の地元の意思の尊重を語ってきたからだ。

 今年5月末までに移設問題を決着させると内外に公約している首相は、新候補地探しにいよいよ全力を挙げねばならない。
(略)
 名護市が普天間の移設先に浮上してから10年余りになる。過去3回の市長選ではいずれも容認派が勝った。振興策より基地ノーを求める民意が多数派を占めたのは初めてのことだ。

 昨年の政権交代で、普天間の県外・国外移設を主張してきた民主党政権が誕生したことが、そうした変化を後押ししたに違いない。

 それだけに、こうした民意を受け止めなければならない鳩山首相の責任は極めて重い。
(略)


沖縄:[名護市長に稲嶺氏]「翻弄の14年」に終止符

 民意は示された。沖縄にだけ負担を押し付ける矛盾を振興策で取り繕う仕組みは「終わり」を迎えた。

 「もう終わりにしよう」

 名護市長選で現職を抑えて当選した稲嶺進氏(64)は有権者にそう訴えてきた。日米関係に刺さるとげといわれ、14年も迷走した米軍普天間飛行場の県内移転計画は事実上、消滅した。
(略)
 多くの市民が景気対策を新市長に望んでいる。いばらの道ではあるが、基地に頼らない自立策が課題となる。

 鳩山政権は普天間問題の解決を5月までと期限設定し、与党3党が移設先を検討している。よもや辺野古に舞い戻ることは許されない。
(略)


産経:名護市長選 首相は決着に政治生命を

(略)
 これが鳩山由紀夫首相が「県民の声を聞きたい」としてきた結果であり、普天間をキャンプ・シュワブ沿岸部(同市辺野古)に移設する現行計画は著しく困難となった。日米同盟への悪影響は甚大だ。日本の安全保障の根幹を一首長選の判断に委ねてしまった首相の責任は極めて重大で、禍根を残しかねない。

 首相は政治生命をかけて移設受け入れを地元に説得し、一日も早く問題を決着させるべきだ。
(略)
 現行計画が挫折すれば、普天間移設ばかりか海兵隊部隊のグアム移転や嘉手納以南の米軍施設返還も白紙となる。アジア太平洋の米軍戦略や日米の共同抑止態勢にも重大な支障を生じかねない。

 「県民の基地負担軽減」という歴代政権の約束を果たせず、米国の対日信頼も失われる。日米同盟関係は空洞化の危機に直面させられるだろう。
(略)


中日:名護の選択 県内移設反対の発露だ

 沖縄県名護市長選は米軍普天間飛行場の同市辺野古への移設に反対する新人、稲嶺進氏が勝った。鳩山由紀夫首相は県内移設断念を躊躇(ちゅうちょ)せず、県外・国外移設の検討を本格的に始めるべきだ。
(略)
 検討委委員長の平野博文官房長官は記者会見で「辺野古を削除するとの判断に立たず、ゼロベースで最適地を探していく」と、現行案も排除しない考えを示した。

 しかし、検討した結果、辺野古移設が息を吹き返したのでは、過重な基地負担に苦しんできた沖縄県民の期待を大きく裏切る。
(略)
 首相はあえて困難な道を選んだことになるが、この道を切り開くのもまた、自らの責任である。


日経:名護市長選挙で深まった普天間の混迷

(略)
 皮肉にも、鳩山政権は、民主党推薦候補の勝利により、特に対米関係上苦しい立場に追い込まれる。

 鳩山由紀夫首相は普天間移設をめぐる結論を5月に決めると表明し、(1)日本の安全保障は日米同盟が基盤であり、日米合意の重みは認識している(2)移設先は県外、国外が望ましいと主張して選挙を戦い、勝利した重みも認識している(3)連立政権を維持するために、社民党、国民新党の意思を尊重する必要もある――の3条件を指摘してきた。

 首相は「3条件を満たす答えを探すのは、針の穴にロープを通すくらい難しいかもしれないが、あきらめていない」とも述べてきた。
(略)
 安全保障の観点に立った判断をし、それに抵抗のある沖縄県民や社民党を説得する。それは最終的には首相だけができる仕事である。

 2006年、額賀福志郎防衛庁長官(当時)は沖縄を訪問し、風呂のない公民館に泊まり、地元村長の家で地元料理の山羊汁を食べた。鳩山政権には、沖縄に対し、そのような接し方をした閣僚はいない。

 首相自身は就任後、まだ沖縄に行ってもいない。


毎日:名護市長選 辺野古反対の民意重い

(略)
 鳩山政権には、選挙結果をどう受け止め、どんな方針で移設問題に取り組むのか、明確にしてもらいたい。

 普天間移設の原点は飛行場周辺住民の危険・生活被害の除去であり、移設が暗礁に乗り上げて「普天間」が固定化することは何としても避けなければならない。同時に、移設先選定では、米軍基地が集中する沖縄県民の負担軽減と、米軍のプレゼンスによる抑止力の維持を両立させることが求められている。
(略)
 しかし、先の日米外相会談で「5月決着」は対米公約となっており、これをほごにするようなことになれば、日米関係が一層悪化する可能性もある。普天間問題解決が日米同盟深化の試金石になると明言した鳩山首相の言葉を信じたい。


読売:名護市長選 それでも辺野古移設が最善だ

 米軍普天間飛行場の移設問題の解決が、一段と困難になった。
(略)施設を円滑に建設し、安定使用していくには、地元自治体の理解と協力が欠かせない。
(略)
 こうした案と比べれば、今回の市長選結果を踏まえても、現行案の方が実現可能性が高い。5月の決着が対米公約となる中、現行案を断念すべきではあるまい。

 そもそも、国の安全保障にかかわる問題を首長選挙の結果に委ねること自体が誤りであり、国の責任で結論を出すべきだ。
(略)鳩山首相の優柔不断な対応と決断力の欠如(略)が具体的な展望のないまま県外移設に言及し、「沖縄の民意」を重視する発言を繰り返した結果、沖縄の期待が過剰に高まり、問題解決が難しくなった。

 移設先が見つからなければ、市街地の中心に位置し、事故の危険性と騒音問題を抱える普天間飛行場の深刻な現状が、長期にわたり固定化される。日米関係も悪化し、危機的状況に陥るだろう。

 それを鳩山政権は望むのか。
(略)


琉球:名護市政交代/民意は「辺野古」ノー 「脱基地」の北部振興元年に

(略)
 鳩山政権は示された民意をしっかりと受け止め、迷うことなく、間違いのない決断をしてほしい。
 稲嶺氏の当選は、鳩山政権、ほかならぬ鳩山由紀夫首相にとって「厳しい結果」であろう。
 なぜなら、鳩山内閣の安保・防衛担当閣僚らはこれまで「辺野古」移設ありきの対応に終始してきたからだ。
 鳩山首相が普天間移設問題の結論を「5月末まで」先送りしたのも、「辺野古」を選択肢に残していることの証左だ。
(略)
 移設問題が浮上して13年。名護市民は新基地受け入れと基地とリンクする地域振興策の可否をめぐり、地域や家族すらも分断され、論争を強いられてきた。
 今回の市長選で、市民はその苦悩の13年に終止符を打てる。
(略)
 辺野古移設を容認する島袋氏を支持し、応援した仲井真弘多知事は、示された民意を誠実に受け止め、自らも主張する「県外・国外」というベストな選択に挑んでほしい。


 まぁ、沖縄・琉球の「そもそも米軍いらない」新聞は「県外・国外」へという意思表示。朝日・中日もその意見。
 毎日・産経は「辺野古案が流れたせいで、普天間および嘉手納以南の基地返還すらされない」ことを危惧しています。ちなみに私もそうなるだろうなぁ、と。
 日経・読売もそれが意識としてあるだろうから、「辺野古しかない」という社説を打ってます。

 まぁ、5月が結論だってことになるみたいなんで、あと4ヶ月ばかし待ちになるワケですが、この辺野古案というもの事態、県民投票までやったもので、普天間を辺野古に移す……だけじゃなくて、嘉手納以南の基地とか、普天間の10倍くらいの面積が沖縄に帰ってくるハズだったよーな記憶があるワケです。

 それを捨ててまで現行案を廃棄するとは思えないのですがね。もちろん、県外移設とやらで、それらも帰ってくればいいわけだけどさ。
 大体、辺野古にしようぜ。ってなったのも日本から話を振ったからアメリカが動いたんであって、別にアメリカにすりゃどーだっていいんだよね。それを自民党が決めたからあーでもねーこーでもねーとか言うのはナンセンスだって話でさ。

 5月までに世論が現行案で通るってことでまとまってるといいね。沖縄県民のためにも。

トラックバック
/

前に書いた記事
08/20のツイートまとめ(2017/08/21)/08/19のツイートまとめ(2017/08/20)/08/18のツイートまとめ(2017/08/19)/08/17のツイートまとめ(2017/08/18)/08/16のツイートまとめ(2017/08/17)/08/15のツイートまとめ(2017/08/16)/08/14のツイートまとめ(2017/08/15)/08/13のツイートまとめ(2017/08/14)/08/12のツイートまとめ(2017/08/13)/08/11のツイートまとめ(2017/08/12)/

もらったコメント
Sarah Carlson,08/20,/ Shad,08/17,/ charutos farrapos,08/13,/ http://biblioray.pusku.com/,08/09,/ www.multisys.com.br,08/09,/ Emanuelly,08/09,/ sigmaclub-ui.org,08/09,/ Wabanync,08/08,/ make 200 a day online,08/08,/ Pedro João Lucas,08/07,/

もらったトラックバック
げんさんち。:「オバマ大統領の広島訪問についての社説・韓国編」(05/31)

カテゴリ
Welcome to the Gloval Village! (20)  P-TALK 2012 (12)  P-TALK 2011 (12)  P-TALK 2010 (11)  P-TALK 2009 (12)  P-TALK 2008 (12)  P-TALK 2007 (20)  P-TALK 2006 (19)  P-TALK 2005 (24)  P-TALK 2004 (0)  P-TALK 2003 (0)  P-TALK 2002 (5)  P-TALK 2001 (21)  P-TALK 2000 (22)  P-TALK 1999 (18)  P-TALK 1998 (10)  日々でなくつらつら (2977)  日々でなくつらつら:ラクガキ (3)  日々でなくつらつら:笑ったもの (66)  日々でなくつらつら:ニュース (319)  日々でなくつらつら:記録しとくもの (57)  日々でなくつらつら:プロレス格闘技 (42)  日々でなくつらつら:スポーツ (69)  日々でなくつらつら:えっちぃの (6)  日々でなくつらつら:萌え! (23)  日々でなくつらつら:MoE (144)  日々でなくつらつら:トリックスター (68)  日々でなくつらつら:QMA (28)  日々でなくつらつら:ゲームの話 (29)  日々でなくつらつら:コンピューター関係 (11)  日々でなくつらつら:りなざうの (5)  日々でなくつらつら:だぶぜろさんの (24)  日々でなくつらつら:もばいる関係 (7)  日々でなくつらつら:本日のspam (17)  日々でなくつらつら:カラオケ (1)  日々でなくつらつら:なんか催し事 (3)  日々でなくつらつら:政治のまねごとのようなビラ (232)  日々でなくつらつら:各紙社説・コラム・記事並べ (222)  げんさんち。Off* (4)  お勉強 (4)  悪戦苦闘の歴史 (8)  ニコつべ (0)  ニコつべ:MoE自作 (4)  ニコつべ:MoE MAD (0)  ニコつべ:MoE プレイ (0)  ニコつべ:無双MAD (2)  ニコつべ:無双プレイ (0)  ニコつべ:BASARA MAD (0)  ニコつべ:歌ってみた (1)  ニコつべ:政治 (4)  ニコつべ:政治MAD (3)  ニコつべ:VOCALOID・UTAU (4)  ニコつべ:笑ったの (2)  ニコつべ:ゲーム (1)  ニコつべ:ゲームMAD (2)  ニコつべ:アニメMAD (1)  ニコつべ:MusicMAD (4)  P-TALK 2013 (12)  P-TALK 2014 (12)  P-TALK 2015 (12)  P-TALK 2016 (12)  P-TALK 2017 (7) 

月別一覧
2017/08(21),2017/07(31),2017/06(31),2017/05(32),2017/04(31),2017/03(32),2017/02(29),2017/01(32),2016/12(31),2016/11(31),2016/10(32),2016/09(31),2016/08(34),2016/07(33),2016/06(33),2016/05(35),2016/04(31),2016/03(31),2016/02(30),2016/01(32),2015/12(32),2015/11(31),2015/10(32),2015/09(32),2015/08(32),2015/07(32),2015/06(30),2015/05(33),2015/04(31),2015/03(32),2015/02(29),2015/01(32),2014/12(33),2014/11(33),2014/10(32),2014/09(22),2014/08(35),2014/07(32),2014/06(31),2014/05(33),2014/04(30),2014/03(32),2014/02(29),2014/01(31),2013/12(32),2013/11(31),2013/10(32),2013/09(31),2013/08(32),2013/07(33),2013/06(27),2013/05(1),2013/04(2),2013/03(26),2013/02(30),2013/01(32),2012/12(32),2012/11(32),2012/10(36),2012/09(33),2012/08(33),2012/07(32),2012/06(31),2012/05(31),2012/04(33),2012/03(39),2012/02(32),2012/01(33),2011/12(35),2011/11(31),2011/10(40),2011/09(36),2011/08(35),2011/07(32),2011/06(33),2011/05(34),2011/04(33),2011/03(47),2011/02(48),2011/01(40),2010/12(32),2010/11(32),2010/10(39),2010/09(49),2010/08(46),2010/07(46),2010/06(83),2010/05(78),2010/04(69),2010/03(50),2010/02(39),2010/01(15),2009/12(13),2009/11(21),2009/10(27),2009/09(15),2009/08(31),2009/07(38),2009/06(28),2009/05(28),2009/04(16),2009/03(44),2009/02(36),2009/01(16),2008/12(20),2008/11(13),2008/10(12),2008/09(17),2008/08(13),2008/07(9),2008/06(15),2008/05(11),2008/04(24),2008/03(15),2008/02(22),2008/01(12),2007/12(12),2007/11(11),2007/10(12),2007/09(20),2007/08(18),2007/07(15),2007/06(20),2007/05(16),2007/04(20),2007/03(19),2007/02(19),2007/01(18),2006/12(28),2006/11(29),2006/10(40),2006/09(34),2006/08(27),2006/07(29),2006/06(22),2006/05(19),2006/04(23),2006/03(24),2006/02(41),2006/01(43),2005/12(40),2005/11(52),2005/10(46),2005/09(36),2005/08(51),2005/07(30),2005/06(45),2005/05(25),2005/04(4),2005/03(1),2005/02(2),2005/01(1),2004/12(1),2004/11(1),2004/10(1),2004/09(1),2004/08(1),2004/07(1),2004/06(1),2004/05(1),2004/04(1),2004/03(1),2004/02(1),2004/01(1),2003/12(12),2003/11(1),2003/10(1),2003/09(1),2003/08(1),2003/07(1),2003/06(1),2003/05(1),2003/04(1),2003/03(1),2003/02(1),2003/01(1),2002/12(1),2002/11(1),2002/10(1),2002/09(1),2002/08(1),2002/07(1),2002/06(1),2002/05(1),2002/04(1),2002/03(2),2002/02(3),2002/01(3),2001/12(3),2001/11(3),2001/10(3),2001/09(2),2001/08(5),2001/07(3),2001/06(2),2001/05(4),2001/04(3),2001/03(3),2001/02(2),2001/01(3),2000/12(3),2000/11(3),2000/10(3),2000/09(3),2000/08(3),2000/07(3),2000/06(2),2000/05(4),2000/04(3),2000/03(2),2000/02(3),2000/01(4),1999/12(3),1999/11(3),1999/10(2),1999/09(2),1999/08(2),1999/07(2),1999/06(3),1999/05(2),1999/04(3),1999/03(3),1999/02(3),1999/01(3),1998/12(4),1998/11(3),1998/10(3),1998/09(5),1998/08(3),1975/03(2),1970/06(2),1970/01(1),

書いたバカ:幻導機

RSS
ADMIN

FC2Ad



copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved