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27日開かれた麻生太郎首相(自民党総裁)と鳩山由紀夫民主党代表による初の党首討論の要旨は次の通り。
◆北朝鮮問題 | |
[τLτ] | 「私にとり4人目の首相。国民が最も不満に思うことなどを尋ね、有意義に意見交換したい。基本的には内政問題が中心だが、最初は北朝鮮の核実験に関して。大きな出来事の発生時には、情報の入手、コントロールが重要だ。日本にはなかったが米国や中国には北朝鮮から通告があったという。その事前通告が、米国から日本にすぐに通告があったかどうかが混乱している。中曽根弘文外相や外務省幹部は『なかった』というが、一部の官僚は『あった』という」 |
(゚⊿゚) | 「党首討論が今回ようやく実現した。どちらが内閣総理大臣としてふさわしいか、どちらの政党が、政権担当力があるかを、この機会に意見を戦わせていきたい。 今は、経済危機に端を発し、いろいろな危機が我々の前に存在している。国民に対する社会保障と、国家としての安全保障と二つの保障が極めて大きな意義を持つと考える。 今回の核実験に関し情報がかなり早めに伝わっていたのは事実。だがいつの時点でどうあったかは、話さない約束だ。この種の情報を政府として申し上げたことは一回もない」 |
[τLτ] | 「質問に答えてもらえないのは残念。いち早く国民に知らせる義務があるのではないか。これを隠し、『知らなかった』と言ったり、『事前に知っている』と言ったり。言わないことになっているのに、みな言っているではないか」 |
◇地域主権の国づくりへ--鳩山代表/民主の政策に不安抱く--麻生首相 ◆国のあり方 | |
[τLτ] | 「時の総理がこの国をどのようにしたいか、ビジョン、理念がまずあり、それに基づいて具体的な政策を作り上げていくことが極めて大事だ。今までの自民党は、総裁総理になることが目的で、何をやるかが決まっていない。だから結果として、官僚任せの政治になってしまっているのではないか。 先日の党代表選で申し上げたのは『友愛社会の建設』。この国では社会におけるきずながずたずたに切れている。人の幸せを自分の幸せと思える世の中にしたいと思っている。今の日本の政治はまったくそうなっていない。なぜそのようになってしまったか」 |
(゚⊿゚) | 「人に対する情愛を掲げられることに異論はない。ただ問題は、理念、抽象論ではなく、現実問題として我々は100年に1度という経済危機に直面している。数え上げれば切りがない現実論を抱えており、それへの対応は時の政権に最も重要な案件だ。 私どもは『小さくても温かい政府』を(就任直後の)7カ月ほど前に申し上げた。ほころんできている福祉面に関し、きちんとやっていかねばならないと申し上げている。私どもこそきちんとした理念をそれなりに申し上げている。『政権交代』と言うが、政権交代は目的ではない。 我々から見ると民主党は、社会保障問題も、安全保障問題も、極めて不安を抱かざるを得ない」 |
[τLτ] | 「理念的なことは聞かれなかった。残念だ。政権交代は目的ではない。スタートラインだ。そこから新しい日本が生まれる。 一つ具体例を申しあげたい。それは三鷹第四小学校の例だ。教師のほかに200名のボランティア教師がエントリーされ、20人のクラスに1人の先生と3、4人のボランティアがつき、子供たちに個人指導して落ちこぼれがなくなっている。子供も満足し、ボランティアも子供に幸せを与えて幸せを感じている。みんなが人の幸せを自分の幸せに感じることができる、社会のきずな。これからの日本を築き上げていく原動力だ。こうした社会を作り上げるには、冷笑するような人たちに去っていただかなくてはならない。 今の麻生政権、自公連立政権は官僚主導の政権だ。私たちは国民、市民、生活者に視点を当てた政権を作りたい。中央集権的な発想をやめ、地域のことは地域に任せる、地域主権の国づくりに変えていく。業界中心の縦国家に対し、我々は市民の連帯を大事にする横社会を作り上げていきたい。新しい政治を作る発想にどうして麻生政権はならないのか」 |
(゚⊿゚) | 「例の全体像がよく見えない。それを全国でやる場合に、具体的に政策にしていかないと見えてこない。『それぞれの居場所』との話も極めて抽象的だ。政策として具体化していくのが最も大切だ。我々は学者や評論家をしているわけではない。また『官僚目線』というが、公務員が誇りを持って公、国家のために尽くすようにしてやるのが基本。官僚バッシングだけやってもうまくいかない」 |
[τLτ] | 「極めて上から目線の麻生首相らしい答えだ。政府による解決は、金がかかりすぎ、ある意味での悪平等という弊害に陥る。市場原理にすべてを委ねると、弱肉強食の世界に入ってしまう。だから今、第3の道を模索しなければならない。今までボランティアとかNPOなど、政治の光が与えられてこなかった分野に光をあてる。コストもかからない」 |
◇法案整備に与党協力を--鳩山代表/西松問題の説明不十分--麻生首相 ◆政治とカネ | |
[τLτ] | 「政治改革推進本部が開かれ、(幹事長の)岡田(克也)本部長のもとで、我々は政治とカネの問題に結論を出した。法案を準備するので与党も協力して成立を図ろうではないか」 |
(゚⊿゚) | 「やはり国民の最大の関心は西松建設の違法献金問題。十分に説明を果たしたと思っているのか。責任を取った小沢一郎氏が鳩山代表に次ぐ代表代行になるのが責任の取り方か。国民目線から見ると、なかなか理解しがたいというのが正直な実感だ。 企業・団体献金禁止を打ち出したが、違法献金の疑いで小沢前代表の秘書が逮捕されたことがきっかけではなかったか。現在の法律ですら守られていない疑いがある。少なくとも法改正の前に、現行法ですら守られていないところが問題だ。秘書の違反を契機に、制度が悪いと言うのは論理のすり替えだ。我々としては、きちんと対応がなされないと、この話は空理空論になりかねない。 世襲問題は、各党がいろいろなルールを作られるのは、いいことだ。私どもは安倍(晋三)幹事長代理のころから公募制度を積極的に採用させた。そこで選ばれた方は立派な支部、党の選択だ」 |
[τLτ] | 「聞き捨てならない発言をした。私どもの側に政治資金規正法を犯した者がいると決まったわけではない。これから裁判で決着がつく話だ。そちらにもたくさんいた。漆間(巌)官房副長官が「自民党には捜査は及ばない」と言った。同じことで一方は秘書が逮捕・起訴され、他方ではなんにもおとがめなし。これが検察官僚のやることか」 |
◆天下り | |
[τLτ] | 「天下りは4500団体に、2万5000人の天下った方々がいて、12兆1000億円の国の予算がそこに流れ、半分が随意契約だ。官僚の利権をそのまま擁護する政治家たちが、信じられない天下り天国を作ってしまっている」 |
(゚⊿゚) | 「向こう3年間認められていた天下り、渡りを今年から禁止にした。今後も、随意契約、入札がきちんとした、開かれた形で行われるよう、努力していかなきゃならない」 |
[τLτ] | 「あまりにもめちゃくちゃな補正予算であるのは、あなた方がよく分かっていると思う。補正は緊急性のあるものに使われる予算でなくてはならないがそうでないものに平然と使われている。無駄遣いを徹底的になくすために私たちは戦ってきた。あなた方が本来やるべきことを野党の我々が協力してやってきた。こんな無駄遣い、一掃させようではないか。補正予算、やめようではないか」 |
(゚⊿゚) | 「国策捜査のごとき話にすり替えられるのは、本人が正しいと思ったことであっても、少なくとも間違った場合は逮捕されるということは十分にある。それは国策捜査ではない。補正予算については、経済危機に対応するにあたり、きちんと対応していったとご理解いただきたい」 |
[τLτ] | 「意味のない答弁を長くされて、これが党首討論だと言われたらもったいない。官僚に依存して予算を組み、ほとんどが借金だ。2年後には消費税の増税だと、そんなめちゃくちゃな予算を組むような政府には早くご退出を願うように、全力を尽くしてまいりたい。これからも党首討論、存分にやろうではないか」 |
(゚⊿゚) | 「答弁が長すぎるという話だが、これは討論であって答弁ではない。答弁を求める形ではなく、討論を申し込んでいただくようお願い申し上げる」 |
北朝鮮が「地下核実験を成功裏に実施した」と発表した。それによる地震波を各国が探知した。爆発の本当の規模などはっきりしない点は多いが、06年10月の実験に対する国連安保理の決議を無視し挑戦する行動だ。
日本の安全保障にとってはもちろんのこと、世界の安全保障や平和にとってもゆゆしき事態である。
日本政府などの要請で安保理は緊急会合を開き、対応を話し合う。国連をはじめ核の拡散防止を課題とする国際機関の存在意義が問われている。
(略)
だが、いかに脅威であるからといって、軍事力で解決を目指すことが現実的でないことは米国や中国、日本をはじめ関係国が共有している認識だ。であれば、国際社会は忍耐強く知恵を絞り、北朝鮮の基本的な政策転換を生み出すための努力を外交的手段で続けなければならない。
(略)
オバマ政権にとっては、これから対話に取り組もうとしていた北朝鮮から早々と出ばなをくじかれた形だ。政権の対北姿勢への批判が米国内で強まる可能性もある。
だが、核の拡散による恐怖から世界を救い、閉鎖的な独裁国家を世界に開かれた国にするという大きな目標にとって北朝鮮は最大の試金石のひとつだ。北朝鮮の変化を促すことができるのは何と言っても米国だ。
中国の役割もはっきりしている。米国とともに東アジアの長い目で見た安全保障がどうあるべきかを考えてもらいたい。世界同時不況の中で米中の戦略的な連携が重みを増している。朝鮮半島の安定はそれを生かすべき最たる領域ではないか。
日本は、被爆国として「核のない世界」への取り組みに参画しようとしている。同時に、北朝鮮の核実験や拉致問題を深刻な脅威として受け止めざるをえない立場だ。現実には日朝の直接協議で事態を動かせる可能性は、いまは残念ながら乏しい。
米中の連携を促し、韓国とともに地域の安全確保へ積極的に後押ししていきたい。
(略)
東アジア地域の脅威を高め、核・大量破壊兵器拡散の危険も増大させた。06年以来の一連の国連決議に対する明確な違反を断じて許してはならない。日本は米韓などとともに国連安全保障理事会の緊急協議に力を結集し、国際社会の総意をまとめて速やかに厳しい制裁を発動すべきである。
一方、北の核再実験は日本の防衛に重大な問題を突きつけた。長距離ミサイル発射と同様に、日米同盟の抑止力が機能不全に陥っている現実をみせつけたからだ。ミサイルと核の脅威増大への備えをどうするかこそ、国の総力をあげて取り組むべき課題である。
(略)
とりわけ政権交代したばかりのオバマ米大統領は、4月の「核なき世界」を掲げた演説の当日に弾道ミサイルを発射されたのに続いて、あからさまな挑戦的行動を再び突きつけられた。
核実験によって、核問題解決をめざす6カ国協議再開の期待は一層遠くなった。こうなった背景には、米国の対北政策が迷走状態にあることと、6カ国協議のメンバーで安保理常任理事国でもある中国、ロシア両国の非協力的な姿勢の2点が挙げられよう。
(略)
オバマ大統領が「明確な国際法違反」と述べたのをはじめ、日韓など各国が北を厳しく非難しているのは当然だ。しかし、北の行動を改めさせるには、明確で断固とした制裁措置の実行が不可欠である。米国は金融制裁とテロ支援国家指定の再発動を真剣に検討すべきであり、中露は世界の平和と安全を担う重大な責任を自覚し、義務を果たすよう求めたい。
日本の防衛力はこれまで「専守防衛」を基本とし、攻撃能力は米軍に委ねてきた。日本は自ら報復能力を持っていないが、自衛力の一環として北の核・ミサイル施設に対する先制破壊などの抑止能力を整えるべきだ。
(略)
国連の場での制裁論議や日本独自の制裁強化もさらに検討する必要がある。そうした外交的対応と同時に、防衛・安全保障のあり方の検討も怠ってはならない。
北朝鮮がまた核実験を行った。先のミサイル発射に続いての暴挙だ。国際社会に挑戦するつもりか。失うものの方が大きいことを知らせるときだ。
(略)
四月のプラハ演説で、オバマ米大統領は「核廃絶」への強い意欲を示し、ロシアとの戦略兵器削減交渉や、核拡散防止条約(NPT)体制強化による核不拡散への取り組みも始まった。
今回の実験は、オバマ政権の模索に冷水をかけ、せっかくの国際的な意思を逆なでするものだ。
(略)
周辺国をはじめ、国際的な非難を招くのは必至だ。国連安保理でもさらなる制裁などより厳しい措置がとられるはずだ。
日本も、国連での制裁強化など「断固たる対応」に取り組み始めた。効果的な北朝鮮包囲網をつくるため外交努力をすべきだ。
これから各国の協議、折衝が行われるだろうが、特に米国と中国には注文がある。
米国のブッシュ前政権は、前回の核実験で急に対話路線に切り替え、「核放棄」の担保もないまま金融制裁やテロ支援国家指定の解除を行った。これが北朝鮮の揺さぶり戦術に勢いをつけた。
中国の責任も大きい。北朝鮮の貿易の七割以上を中国が占め、食糧やエネルギーの依存度はさらに高い。生殺与奪を握っている。
(略)
従って、中国抜きの経済制裁は尻抜けになる。緩衝地帯としての北朝鮮が必要だとしても、大量破壊兵器の開発は、中国の安全保障や経済発展の大きな障害だ。
(略)
周辺国は、北朝鮮の揺さぶりや瀬戸際戦術に乗せられないよう腰を据えて対応する覚悟がいる。
北朝鮮はいったい、どこまで挑発行為を繰り返すつもりなのか。ミサイル発射に続き、今度は2度目の核実験である。北東アジアや世界の安全を揺るがす北朝鮮の蛮行は断じて容認できない。国際社会は国連安全保障理事会の決議を通じて直ちに、拘束力かつ実効性のある厳しい制裁を科すべきである。
(略)
北朝鮮はオバマ政権の注目を集め、米朝交渉につなげたいのだろう。だが国際社会は今度こそ、挑発や威嚇行為がもはや通用しないことを北朝鮮に認識させる必要がある。
(略)
北朝鮮の暴走には中国やロシアも重い責任を負う。中ロは4月のミサイル発射に対して「北朝鮮を過剰に刺激すべきではない」と主張、安保理決議の採択に反対した。その結果が核実験である。06年の安保理決議の実効性が問われるのも、実際の経済制裁に二の足を踏んできた中ロのあいまいな態度が背景にある。
北朝鮮の6カ国協議復帰を含め、対話の道を閉ざす必要はないが、協議参加を条件に妥協的な態度を取るべきではない。重要なのは挑発が孤立を深めるだけだと、北朝鮮に知らしめる国際社会の結束である。
北朝鮮が核実験を強行した。二〇〇六年十月以来、二度目である。
そればかりではない。日本海に向けて短距離ミサイルも発射した。
今年四月のミサイル発射問題で国際社会から非難を浴び、国連安全保障理事会は議長声明でミサイル発射と核実験の中止を要求した。
その一致したメッセージにも全く耳を傾けようとせず、北東アジアのみならず世界の平和と安定を脅かす暴挙を繰り返した。
断じて容認するわけにいかない。
(略)
オバマ大統領がプラハで「核のない世界」を目指す決意を表明して以来、各国で「核ゼロ」の実現を願う新潮流が生まれている。
今回の核実験は世界的な流れに逆行するばかりでなく、イランなどとの技術協力を通じて核拡散を招く恐れがある。米国とロシアが新たに始めた核兵器削減交渉にも暗い影を投げかけることは避けられまい。
(略)
北朝鮮に対して国際社会が一致した行動をとることが大事である。
麻生太郎首相は韓国の李明博(イミョンバク)大統領と電話会談し、日韓両国が緊密に連携していく方針を確認した。
米国やロシアも相次いで北朝鮮の行動を非難した。引き続き関係国の結束を求めたい。
重要なのは六カ国協議の枠組みに北朝鮮を引き戻すことだ。
(略)
核だけでなく日本の拉致問題を解決するためにも、北朝鮮の思惑に引きずられることなく、対話を軸に事態の打開を図っていきたい。
(略)
麻生太郎首相は「断じて容認できるものではない。まずは安保理から始める」と語り、韓国の李明博(イミョンバク)大統領との電話協議では国際社会が北朝鮮に厳しく対応すべきだという認識で一致した。日米韓の連携も改めて確認した。もっともなことである。挑発的なルール違反に、安保理は断固たる姿勢で臨むべきだ。
ただ国連レベルでの対応には限界もある。北朝鮮の核問題を扱う6カ国協議は行き詰まっているが、結局はその構成国が実質的な利害関係者と言える。そして事態を打開するには、北朝鮮の意図を冷徹に見定め、的確な対策をとる必要がある。
(略)
オバマ大統領は究極的な核兵器廃絶を目指す方針を示した。それならば、まず北朝鮮の核の脅威を完全除去するという具体的な目標達成に尽力してほしい。同盟国日本の懸念だけが問題なのではない。北朝鮮の核保有を小規模であれ事実上認めるような事態になれば、他の国も同様に国際ルールを無視して核開発に走る危険を排除できまい。
(略)
一方、中国もこれまで以上に強い姿勢で対処すべきである。北朝鮮はますます中国への経済的依存度を高めている。食糧、エネルギー面で、中国の助けなしには生存できない国と言える。ところが中国はこれまで北朝鮮への強い影響力を持たないと説明してきた。
実際には、北朝鮮へのエネルギー供給を調節するといった方法で圧力をかけたことがあるようだ。表立って北朝鮮の体面をつぶし、事態を悪化させる必要はない。ただ、国際ルールを無視すれば利益より損害が大きいという事実を理解させるべきである。説得の役割を果たせるのは、さしあたり中国しかあるまい。
(略)
異様な体制ではあるが、核兵器を使えば北朝鮮も破局を迎える。日本政府も国民も北朝鮮の暴挙に過剰反応せず、米中や韓国との協調を重視しつつ対応していくこと。それが当面、最善の選択肢であろう。
(略)北朝鮮が配備ずみのノドン・ミサイルの射程内にある日本にとって、事態は深刻さを増した。政府が直ちに国連安全保障理事会の招集を求めたのは当然だ。北朝鮮の暴挙には、厳しく対処していかなければならない。
今回の核実験は、最初の核実験後に安保理が全会一致で採択した決議1718への明白な違反だ。北朝鮮は、「核実験や弾道ミサイル発射の中止」を求めた決議を、相次いで蹂躙(じゅうりん)したことになる。
(略)
北朝鮮が野放図に進める核ミサイル開発をどう阻止するのか。国際社会は、冷静に判断し、緊密に連携して対処する必要がある。
安保理の選択肢には、制裁を強化する決議の採択がある。3年前の決議1718は、その後、北朝鮮が6か国協議に復帰したことで制裁が徹底されなかった。先の弾道ミサイル発射でごく一部の制裁が実施されたが、現状のままでよいというわけにはいくまい。
日本は3年前、やはり安保理の一員として米英仏とともに制裁決議の採択を主導したように、今回も先頭に立って、安保理で制裁強化決議の採択を目指すべきだ。
(略)
現状では、北朝鮮が経済的に依存する中国の役割が、北朝鮮に核放棄への圧力をかけるうえできわめて重い。首相は、慎重な態度を示すと予想される中国、ロシアに積極的に働きかけるべきだ。
(略)
北朝鮮が直接対話を望むオバマ米政権の責任はきわめて大きい。核を持つ北朝鮮との正常化はあり得ないことを肝に銘じさせ、核廃棄へ向かわせるよう、毅然(きぜん)とした態度を貫いてもらいたい。
(略)
核を持たない日本にとって、米軍の核抑止力こそが北朝鮮に核使用を思いとどまらせる唯一の対抗手段だ。いわゆる「核の傘」が確実に機能するよう日米同盟関係の信頼性を確保する必要がある。
ミサイル防衛(MD)システムの一層の充実も欠かせない。迎撃ミサイルの着実な配備はもちろん、米国との情報共有や、相互運用性の向上など、システムの実効性を高めることが重要だ。
作家、代表作は『グイン・サーガ』、『魔界水滸伝』、『伊集院大介』シリーズなど。
2009年 5月26日 没 享年56 すい臓がんにより死去
(略)
『フォーカス中東紛争 -変わるイスラエル-』
高橋和夫さん(放送大学助教授、中東専門家)
5月11日(月)/ブロードウェイショールーム
(略)
『リクエストBAR -オセアニックナイト-』
柳田昌宏さん(マジシャン) 5月11日(月)/ラッキースターバー
(略)
『ピースボートスタッフ紹介企画』
5月11日(月)/フリースペース
(略)
【ソウル=浅野好春】韓国慶尚南道(キョンサンナムド)金海(キムヘ)市郊外の烽下(ポンハ)村で23日午前6時40分ごろ、自宅の裏山を登山中の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領(62)が転落し、病院に運ばれたが、間もなく死亡した。
韓国KBSテレビによると「つらかった」とする遺書が残されており、大統領時代の側近も「岩壁から飛び降りたと見られる」と発表、自殺だった模様だ。
盧前大統領は、大統領在任中に有力後援者から不正資金を受け取った疑いで最高検察庁の事情聴取を受け、最高検は5月中にも逮捕か在宅起訴かを決める方針だったが、盧氏の急死で疑惑の解明は困難となった。
(略)
【ソウル23日聯合ニュース】23日午前、登山中に岩から飛び降り亡くなった盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領は、慶尚南道金海市・ポンハ集落の自宅を出る30分ほど前にパソコンに遺書を残していた。最終保存日時は23日午前5時21分となっている。以下はその全文。
非常に多くの人に面倒をかけた。
わたしにより多くの人々が受けた苦痛は非常に大きい。この先、受ける苦痛も察することができない。
余生も他人に荷物となることしかない。
健康状態が良くなく、何もできない。本を読むことも、文字を書くこともできない。
あまり悲しむな。生と死はすべて自然のひとかけらではないか。
申し訳なく思うな。だれも恨むな。運命だ。
火葬してほしい。そして家の近くにごく小さい碑石をひとつだけ残せ。昔から考えていたことだ。
(略)
地縁や血縁、学閥が幅を利かす。日本もそうだが、政治とカネが切り離せない。そんな社会を変えてほしい。盧政権は、国民のその熱い期待にこたえるべく登場したはずだった。
全斗煥、盧泰愚の両元大統領は自身が腐敗に問われ、続く金泳三、金大中元大統領は、いずれも子息が不正資金の受け取りで断罪された。
それもあって盧武鉉氏は裏取引のない透明な政治を唱えた。人権派弁護士として活躍し、対立する野党からもカネに清潔と見られる庶民派だった。
(略)
曲折はあっても、韓国には独裁から民主への一貫した流れがある。そしてこの20年あまり、民主主義を深めて市民社会を成熟させ、経済の発展という輝かしい成果をあげてきた。
こうした実績を踏まえ、政治の安定に歩みを進めてほしい。それが、盧氏の死を無にしない道ではないか。
【ソウル=黒田勝弘】韓国の盧武鉉前大統領が自殺した。夫人や息子など家族の“金銭疑惑”に追いつめられた結果だ。それにしても韓国では歴代大統領の悲劇や不幸が多い。
(略)
この背景には、南北分断が続くなかで対立が激しい政治状況などのほか、強力な大統領中心制からくる権力の集中度の高さや、相変わらずの血縁を中心にした家族主義・縁故主義などがあるように思える。
(略)
過去、全斗煥氏も金泳三、金大中両氏の場合も家族が金銭疑惑で逮捕されている。権力者の家族や親戚、縁者に群がれば、その口利きなどで利を得ることができるという縁故主義の結果だ。これには「権力を背景にすれば法律や規則など無関係に何でも可能になる」という権力の大きさが作用している。
みんなが権力を利用し、権力に群がって甘い汁を吸おうとする。韓国では現在の李明博政権下を含め「自分は大統領官邸に知り合いがいる」といって詐欺をはたらく者が依然、後を絶たない。
韓国では血縁をはじめ地縁、学縁、その他…人と人のつながりが何より重要という「法より人情」の社会が続いている。みんなが日常的に“有力な人脈”を求めて必死だ。これが変わらない限り、権力にまつわる金銭疑惑事件はなかなかなくならない。
(略)
その意味では「過去の大統領とは違う!」という本人の意気込みとは逆に、盧武鉉氏は意外に平凡な指導者だった。ただ過去の指導者と違って自殺で責任を取ったところが、盧氏が最後に見せた「盧武鉉らしさ」かもしれない。
(略)
韓国の盧武鉉前大統領が自殺した。収賄容疑で検察の事情聴取を受けていた。韓国ではこれまでも大統領やその一族による不正蓄財が繰り返された。政治風土の変革が課題だ。
(略)
背景には韓国の政治風土がある。任期五年の大統領は絶大な権力を持つ。また古くからの地縁、血縁主義が色濃く残る。利権のおこぼれにあずかろうとする縁故者が盛んに近づいてくる。
(略)
韓国は経済発展と民主化を着実に進めてきた。だが権力の腐敗は保守、革新を問わず、恒例であるかのように繰り返される。政治風土を変えていく、地道な取り組みを期待したい。
(略)
韓国では1980年代までの軍事政権下、大手財閥が大統領に多額の資金を提供するのが慣例となっていた。時の政権はその見返りに、許認可や政府系金融機関を通じた融資の便宜を図ったといわれる。
世界を舞台に活躍する財閥も生まれたが、不透明な癒着の構図は海外から不信の目で見られ、後に金融機関が不良債権に苦しむ伏線になった。97年のアジア通貨危機で、国際通貨基金(IMF)に支援を仰がざるを得なくなった一因でもある。
(略)
盧武鉉氏は北朝鮮との過度な融和政策で批判を受け、政権末期には「経済失政」と国民の支持も失ったが、政治資金改革など政治の浄化への自負はあったはずだ。歴代大統領と違って退任後すぐ故郷に戻って一切の政界活動から退いたのも、自らの政治哲学の表れだったのだろう。
盧武鉉氏の身辺でも浮上した不正資金疑惑は、強大な権限を持つ大統領、青瓦台(大統領府)をめぐる経済利権の暗部の根深さを示唆する。前大統領の死は、掲げた理想と現実のジレンマの深さも象徴している。
(略)
金大中(キムデジュン)政権の後継者として出馬した大統領選では、経済発展を主導した「既得権勢力」への敵意や反米感情をあらわにして、新世代の国民の共感を得た。大統領在任中も国会の弾劾訴追を受けるなど波乱が続き、米国や日本とも摩擦を起こして「革命政権のようだ」と評された。任期末が迫って実現した金正日(キムジョンイル)総書記との南北首脳会談では、次期政権が履行できないような大盤振る舞いの支援約束をして禍根を残した。
このように「信念を貫く」一方で激越さが目立ち、和合の精神に乏しい政治家だったが、死去を受けて、金大中元大統領が「民主政権10年を共にした人間として、私の体の半分が崩れたような心情」だと述べただけではない。インターネットの各種サイトには追悼の書き込みが殺到している。歴史的評価はともかく、一時代を作った人であった。
(略)
韓国の政争は激しい。李大統領は大差で当選したが左右対立の構図は解消されていない。世界同時不況の中、盧前大統領の悲劇をさらなる混乱の引き金にしてはならないということを、共通認識にしてほしい。
(略)
盧武鉉氏の悲劇は、韓国の“政治文化”の所産とも言える。
大統領に強大な権力が集中するシステムのもと、私利私欲を求める勢力が地縁血縁を利用して大統領周辺に近づき、家族、側近たちもカネまみれになる醜態が、歴代政権で繰り返されてきた。
清廉潔白を標榜(ひょうぼう)した左派政権も例外ではなかった。
こうした文化をどこまで是正できるかが、保守派の李明博政権には問われている。
盧武鉉前政権の時代、日韓関係は、歴史認識や竹島問題で冷え込み、首脳同士のシャトル外交もストップした。
当時、韓国は一方的な北朝鮮支援に傾く融和政策に固執し、そのため日本や米国との安全保障関係はぎくしゃくした。
政権交代で登場した李政権は、北朝鮮の核開発に厳しい態度で臨み、日米韓連携が再構築されてきている。
盧武鉉氏の死は、時代の変化を象徴するようにも映る。
【ソウル18日時事】韓国の京畿地方警察庁は18日、売春目的で日本へ女性を送っていたとして、性売買防止特別法違反の疑いで、ブローカーの韓国人の男(47)ら2人を検挙した。
同庁によると、男は昨年12月から今年3月にかけ、インターネットの求人サイトを通じ、売春目的で女性57人を募集。川崎市の韓国人風俗業者に紹介したり、同市の自分の店で雇ったりして、計1350万円の利益を不当に得た疑いが持たれている。
男はネットで「日本に行けば、月2000万ウォン(約150万円)を簡単に稼げる」と宣伝。女性からメールで写真を送ってもらった後、電話で年齢などを尋ねた上で送る女性を決めていた。警察関係者は「韓国での取り締まりが厳しくなっているほか、円高の影響もあり、こうした犯罪が増えている」と話している。(2009/05/18-16:16)
聯合ニュースによると、韓国政府傘下の韓国食品研究院は18日、同国を代表する食品のキムチに、鳥インフルエンザウイルスへの感染やウイルスの活動を抑制する効果があることが動物実験で実証されたと明らかにした。
同ニュースは、新型インフルエンザウイルスへの効果も期待されると伝えた。
聯合ニュースによると、キムチからの抽出物を与えた鶏やネズミと、そうでない鶏やネズミに、鳥インフルエンザウイルスをそれぞれ鼻から注入。キムチ抽出物を摂取したグループは感染率が低く、生存率も高かった。どの成分に効果があるのかは不明という。
中国で2003年に新型肺炎(SARS)が大流行した際、キムチは免疫力を高めるとのうわさが広まり、同国で販売量が急増したことがある。(共同)
『中東の平和と紛争解決 -市民社会の役割-』
ニザール・ガネムさん(レバノン・平和活動家/ピースボート国際奨学生)
5月10日(日)/ブロードウェイショールーム
(略)
『母へ贈る言葉 -ありがとうが云いたくて-』
5月10日(日)/スターライトラウンジ
(略)
『船内のヒトコマ・運動会準備』
5月10日(日)/ティキバー
船上の一大イベント・洋上大運動会の開催を3日後に控え、その準備も大詰め。
(略)
(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は、4月18、19日の前回調査の結果)
◆麻生内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持する 27(26)
支持しない 56(57)
(略)
◆どの政党を支持していますか。
自民党25(25)▽民主党26(21)▽公明党4(4)▽共産党3(2)▽社民党1(1)▽国民新党0(0)▽改革クラブ0(0)▽新党日本0(0)▽その他の政党0(0)▽支持政党なし33(40)▽答えない・分からない8(7)
◆仮に、いま、総選挙の投票をするとしたら、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか。
自民党25(27)▽民主党38(32)▽公明党5(4)▽共産党3(3)▽社民党2(2)▽国民新党0(0)▽改革クラブ0(0)▽新党日本0(0)▽その他の政党1(1)▽答えない・分からない26(31)
◆今後も、自民党を中心とした政権が続くのがよいと思いますか。民主党を中心とした政権に代わるのがよいと思いますか。
自民党中心の政権 28(29)
民主党中心の政権 45(41)
(略)
◆民主党の小沢代表が、代表を辞任しました。辞めたことはよかったと思いますか。よくなかったと思いますか。
よかった 68 よくなかった17
◆小沢さんは辞任するのは党の結束のためだとし、西松建設の政治献金問題については「一点のやましいところもない」と述べました。辞任にあたってのこの説明に納得できますか。納得できませんか。
納得できる14 納得できない78
◆民主党の新しい代表に、鳩山由紀夫さんが就任しました。鳩山さんが率いる民主党に、期待しますか。期待しませんか。
期待する 47 期待しない 43
◆代表が小沢さんから鳩山さんに代わったことで、あなたの民主党に対する印象は、よくなりましたか。悪くなりましたか。変わりませんか。
よくなった 16
悪くなった 6
変わらない 75
◆麻生首相と民主党の鳩山代表とでは、どちらが首相にふさわしいと思いますか。
麻生さん 29 鳩山さん 40
◇
調査方法 16日夕から17日夜にかけて、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1897件、有効回答は1123人。回答率59%。
(略)鳩山由紀夫新代表が「どちらが首相にふさわしいか」との質問で43・6%と、麻生太郎首相の32・0%を11・6ポイント上回った。(略)鳩山氏に「期待する」は「大いに」「ある程度」を合わせ47・5%にとどまり、「期待しない」の計50・6%(略)小沢氏の党内影響力に関して「ある程度残る」「かなり残る」との見方が計82.4%(略)
麻生内閣の支持率は26・2%(略)で、今月11、12日に実施した-->前回調査の28・0%(略)不支持率は5・1ポイント増の60・2%(略)次期衆院選比例代表の投票先は自民25・8%、民主37・3%(略)政党支持率でも民主30・0%で自民の25・2%(略)
(略)民主党の鳩山由紀夫新代表について「期待する」が47%、「期待しない」は49%(略)民主党支持率は38%(略)10ポイント上昇。3ポイント低下して33%になった自民党(略)<--を3カ月ぶりに上回った。
-->麻生内閣の支持率は2ポイント低下し30%。不支持率は3ポイント上昇し62%。
衆院選後の首相にふさわしい人を聞くと麻生太郎首相が16%で鳩山代表が29%。「どちらでもない」は52%だった。(17日 23:18)
(略)麻生太郎首相と鳩山氏のどちらが首相にふさわしいか(略)鳩山氏との回答が34%で、麻生首相の21%(略)次の衆院選で勝ってほしい政党の質問では民主党が56%(略)前回調査比11ポイント増(略)自民党の29%(略)政党支持率では民主が30%(前回24%)、自民が23%(前回27%)(略)鳩山代表に期待するかどうかの質問では「期待する」と「期待しない」がともに49%(略)小沢氏の辞任と鳩山代表の就任で民主党に対する評価が変わったかについても「変わらない」が68%(略)
▽調査日:2009年5月16-17日 対象者:全国有権者
方法:RDD追跡方式電話聴取法
発信用電話番号(対象全域バンク4)4500件
有権者在住世帯が確認できたもの 1736件
各世帯で有権者1人を無作為に指定(乱数方式)
有効回答 1059件(有権者世帯に対する回答率 61.0%)
Q あなたは、麻生内閣を、支持しますか、支持しませんか。
答 1.支持する 30.0 2.支持しない 60.4 3.その他 1.1 4.DK.NA 8.5
Q 今、どの政党を支持していますか。1つだけあげて下さい。
答 1.自民党 28.4 5.社民党 1.1
2.民主党 30.8 6.国民新党 --- 9.その他の政党 ---
3.公明党 3.6 7.改革クラブ --- 10.支持政党なし 30.6
4.共産党 2.1 8.新党日本 0.1 11.DK.NA 3.4
Q 民主党の新しい代表に、鳩山由紀夫さんが選ばれました。あなたは、鳩山代表に、
期待していますか、期待していませんか。
答 1.期待している 39.5 2.期待していない 52.7 3.DK.NA 7.8
Q 麻生首相と、民主党の鳩山代表とを比べた場合、どちらが首相にふさわしいと思い
ますか。
答 1.麻生首相 31.8 2.鳩山代表 41.9 3.DK.NA 26.2
Q 民主党が鳩山代表に代わったことによって、あなたの民主党に対する印象は、良く
なりましたか、悪くなりましたか、それとも、変わりませんか。
答 1.良くなった 21.8 3.変わらない 67.4
2.悪くなった 7.5 4.DK.NA 3.4
Q 鳩山代表は、消費税率の引き上げについて、「4年は議論する必要はない」などと
しています。あなたは、これを、評価しますか、評価しませんか。
答 1.評価する 40.8 2.評価しない 47.2 3.DK.NA 12.1
Q 民主党は、次の衆議院選挙で、政権交代を実現できると思いますか、そうは思いま
せんか。
答 1.実現できる 30.9 2.そうは思わない 55.1 3.DK.NA 13.9
Q 民主党の新しい代表には、鳩山代表と岡田克也さんとでは、どちらがふさわしいと
思っていましたか。
答 1.鳩山代表 28.4 2.岡田克也 53.5 3.DK.NA 18.1
(略)
Q 小沢・前代表は、民主党の中で引き続き、強い影響力を持つと思いますか、そうは
思いませんか。
答 1.強い影響力を持つ 80.7 2.そうは思わない 13.2 3.DK.NA 6.1
(略)
Q 仮に今、衆議院選挙が行われるとしたら、そのうちの比例代表選挙では、どの政党
に投票しようと思いますか。1つだけあげて下さい。
答 1.自民党 27.4 5.社民党 1.2
2.民主党 40.9 6.国民新党 0.4 9.その他の政党 ---
3.公明党 3.8 7.改革クラブ --- 10.決めていない 18.1
4.共産党 2.4 8.新党日本 0.2 11.DK.NA 5.6
Q 次の衆議院選挙のあとに、どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。次
の4つの中から、1つだけ選んで下さい。
答 1.自民党中心の政権 16.0
2.民主党中心の政権 23.5
3.自民党と民主党による大連立政権 23.9
4.政界再編による新しい枠組みの政権 31.5
5.その他 ---
6.DK.NA 5.1
■本社・FNN合同世論調査 主な質問と回答
【問】麻生内閣を支持するか
支持する27.4(28.2) 支持しない60.9(59.2) わからないなど11.7(12.6)
【問】どの政党を支持するか
自民党27.5(29.2) 民主党30.5(21.5) 公明党 4.0( 3.0)
共産党 3.0( 2.9) 社民党 1.3( 1.3) 国民新党 0.4( 0.5)
改革クラブ 0.0( 0.1) 新党日本 0.0( 0.1) 他の政党 0.2( 1.2)
支持政党なし31.4(39.6) わからないなど 1.7( 0.6)
(略)
【問】民主党代表選で次に当てはまる考えは
《鳩山代表に期待できる》思う41.6 思わない49.4 わからないなど 9.0
(略)
《鳩山代表の方が岡田氏より代表にふさわしい》思う35.2 思わない45.4 わからないなど19.4
(略)
《鳩山代表の方が岡田氏より小沢氏の影響を受ける》思う80.7 思わない 9.1 わからないなど10.2
《小沢氏の辞任理由の説明に納得する》思う21.2 思わない72.9 わからないなど 5.9
(略)
【問】麻生首相と鳩山代表を比べると
(略)
《首相にふさわしいのは》麻生首相33.1 鳩山代表37.7 わからないなど29.2
(略)
【問】与野党の政治家で、日本の首相に一番ふさわしいのは(敬称略)
麻生太郎 8.3( 8.7) 石原伸晃 4.5( 5.4) 小池百合子 3.1( 3.7) 小泉純一郎13.0(11.7) 舛添要一10.7(10.6) 与謝野馨 4.1( 5.3) 他の与党議員 2.1( 3.5) 渡辺喜美 4.7( 4.0) 小沢一郎 3.7( 5.2)岡田克也 9.0( 5.4) 菅直人 2.7( 2.8) 長妻昭 2.0(-) 鳩山由紀夫 7.6( 2.2) 前原誠司 2.4( 2.3) 他の野党議員 2.6( 2.9) ふさわしい人はいない15.3(20.1) わからないなど 4.2( 3.3)
(略)
【問】次期衆院選の比例代表でどの政党に投票したいか
自民党31.3(34.6) 民主党45.2(34.0) 公明党 4.7( 3.9) 共産党 3.5( 4.5) 社民党 1.7( 2.0) 国民新党 0.7( 0.6) 改革クラブ 0.0( 0.0) 新党日本 0.1( 0.4) 他の政党 5.4(10.3) わからないなど 7.4( 9.7)
(注)数字は%。()内の数字は前回4月25、26日の本社・FNN合同世論調査結果。
■世論調査の方法 調査エリアごとの性別・年齢構成に合わせ、電話番号を無作為に発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で電話をかけ、算出した回答数が得られるまで調査を行った。調査対象は全国の成年男女1000人。
質問 | 朝日 | 共同 | 日経 | 毎日 | 読売 | 産経(※) | |
次に投票するなら? | 自民 | 25%(↓2%) | 25.8% | -- | 29% | 27%(±0%) | 31.3% |
民主 | 38%(↑6%) | 37.3% | -- | 56%(↑11%) | 41%(↑11%) | 45.2% | |
政党支持率 | 自民 | 25%(±0%) | 25.2% | 33%(↓3%) | 23%(↓4%) | 28.4%(↑ 1.6%) | 27.5%(±?%) |
民主 | 26%(↑5%) | 30.0% | 38%(↑10%) | 30%(↑6%) | 30.8%(↑7.4%) | 30.5%(↑9%) | |
望ましい政権は? | 自民中心 | 28%(↓1%) | -- | -- | -- | 16.0% | -- |
民主中心 | 45%(↑4%) | -- | -- | -- | 23.5% | -- | |
首相にふさわしいのは? | 麻生太郎 | 29% | -- | 16% | 21% | 32% | 33.1% |
鳩山由紀夫 | 40% | -- | 29% | 34% | 42% | 37.7% | |
鳩山代表に期待する? | する | 47% | 47.5% | 47% | 49% | 40% | 41.6% |
しない | 43% | 50.6% | 47% | 49% | 53% | 49.4% | |
民主党の印象は? | よくなった | 16% | -- | -- | ??% | -- | -- |
変わらない | 75% | -- | -- | 68% | -- | -- | |
麻生内閣支持率 | 支持 | 27%(↓1%) | 26.2%(↓1.8%) | 30%(↓2%) | -- | -- | 27.4% |
不支持 | 56%(↓1%) | 60.2%(↑5.1%) | 62%(↑3% ) | -- | -- | -- | |
小沢元代表の影響力は残ると思う? | 残る | -- | 82.4% | -- | -- | 81% | 80.7% |
残らない | -- | ????% | -- | -- | ??% | ????% | |
新代表、鳩山氏・岡田氏のどっちが良かった? | 鳩山氏 | -- | -- | -- | -- | 28% | 35.2% |
岡田氏 | -- | -- | -- | -- | 54% | 45.4% |
次の総選挙で民主党の「顔」となる新代表に、鳩山由紀夫氏が選ばれた。
小沢前代表の公設秘書の逮捕以来、予想もしなかった逆風にさらされてきた民主党にとって、巻き返しに向けた足場は出来たことになる。
(略)
小沢体制のもとで幹事長をつとめた鳩山氏が新代表につくことで、政策や党運営での継続性や安定感はあるものの、「刷新」という点で疑問符がつきまとうのは避けられない。
(略)
この2カ月、「小沢氏と一蓮托生(いちれんたくしょう)」と寄り添い、「国策捜査の可能性」まで口にしてきた鳩山氏にとっては、容易なことではない。事件についての民主党としての説明責任はまだ果たされたとは言えない。総選挙を考えれば、選挙実務と戦略にたけた小沢氏の力を借りたい事情もあろうが、国民の目の厳しさを侮ってはいけない。
■小沢時代から脱皮を
民主党は変わったと納得してもらえるかどうか。まず、新執行部の人事で、そして実際の党運営で「鳩山主導」を打ち出せるかどうかが、最初の試金石になる。
(略)
自民党に代わって政権を担えるような政党に、民主党を立て直す。それは単に民主党の利益だけではない。失政があれば政権を担当する政党が交代するという、ごく当たり前の民主主義の仕組みを日本に根付かせるうえで重要な意味をもつ。
そのためにも、岡田氏や支援した議員たちは新体制に協力すべきだろう。
鳩山民主党の発足で、解散・総選挙をめぐる政局は一気に動きを早める。対立軸を鮮明にした本格的な政権選択選挙を待ちたい。
民主党の新代表に鳩山由紀夫氏が選出された。西松建設の違法献金事件をめぐって辞任した小沢一郎前代表を支えてきた鳩山氏の責任問題は残っているものの、政権を担える政党に民主党を鍛え上げることを期待したい。
(略)
国民が最も不安視しているのは民主党の政策だ。
民主党は政権を獲得した場合、インド洋での海上自衛隊による補給活動やソマリア沖での海賊対処活動などをどう位置付けるのか。テロとの戦いに参加する国際協調行動であると同時に、主要な海上交通路を確保する日本自身の国益がかかる問題だ。政権担当者として直ちに判断を求められる。
(略)
子ども手当、農業者戸別所得補償など民主党の政策を実現する上での財源論も、与党から根拠がないと批判を受けた内容から変わっていない。無駄を削減し、一般会計、特別会計合わせて200兆円の1割で20兆円を生み出す-というものだ。
岡田氏も論戦で同じ財源を挙げながら、「具体的なメドがついた歳出削減額に応じて政策を実行に移す」とも述べた。財源が確定していないことを認めざるを得なかったためだろう。
(略)
一方、自民党は小沢氏が代表にとどまり、民主党支持率が低下する「敵失」を眺めていたにすぎない。民主党代表選に対し、「鳩山新代表の方が岡田氏よりも戦いやすい」といった声も出ていた。
(略)
自民党は、小沢氏の違法献金問題が判明した以降も次期衆院選で民主党に投票したい有権者が多い現実を直視すべきだ。政治とカネだけでなく、政策面全般にわたり自民党への失望感が大きくなっている。これを是正しない限り、国民の政権交代への期待がしぼむことはない。
(略)
各種世論調査では岡田氏への期待が鳩山氏をしのいでいた。二十九票も差が開いたことに違和感はあるが、党所属の衆参議員は迫る総選挙へ、まずは党の安定を優先する判断をしたようである。
(略)
敵の少ない鳩山氏の「包容力」で結束し、岡田氏は総選挙の「表の顔」の一人に-。大勢のそんな思惑も見て取れた、高揚感に欠ける結末だった。
短期戦となった代表選日程の決定に当たって、小沢氏は党内の異論を封じ込める強引手法を見せたばかりだ。鳩山新代表は早速、党内外の「小沢院政」懸念にさらされよう。
(略)
「小沢頼み」が過ぎれば、鳩山氏に向けられる国民の目はより厳しさを増すだろう。代表選の合言葉になった「親小沢VS非小沢の争いにはしない」誓いは、いつほごになるかわからない。
紛争の火種を残さないために、党には「内向き」から「外向き」への体質転換が緊要だろう。
開かれた議論を巻き起こし、総選挙の政権公約(マニフェスト)を早急に完成させる。これも「内向き」でなく、国民向けに。
(略)
冷水のかかった政権交代ムードをどう復活させるか、前途は甘くない。再びつまずけば、民主にとっての政権奪取のチャンスはもうないと心得ておいてほしい。
(略)
党所属国会議員による投票結果は、鳩山氏が124票、岡田克也副代表が95票だった。各種世論調査では岡田氏の人気が上回っていたが、鳩山氏は小沢グループなど党内の幅広い勢力の支持を得た。就任後の記者会見で鳩山氏は「必ず政権交代を果たし、国民に喜んでもらえる日本社会を作りたい。日本の大掃除、世直しをしたい」と表明した。
辞任に至る過程で、小沢氏は幹事長の鳩山氏と2人だけで進退や代表選日程などを相談した。鳩山氏は小沢氏と「一蓮托生(いちれんたくしょう)」と述べたこともあり、出馬の際に党内外から「小沢氏の傀儡(かいらい)」と批判された。鳩山氏は重要ポストで小沢氏を処遇する意向だが、小沢氏の院政を許せば世論から厳しく指弾されるだろう。
(略)
今のままでは衆院選の政権公約の大半が、前回参院選のコピーになりねない。すでに財源問題などで多くの疑問が呈されている。例えば鳩山氏は衆院選後の4 年間は消費税増税の議論を封印する考えを示したが、それで公的年金に最低保障年金を導入するための財源を生み出せるのか。鳩山氏が唱える「友愛社会」というキーワードも抽象的である。
(略)
(略)
小沢氏の辞任表明から一週間足らずの短期決戦。投票したのは国会議員のみで、地方遊説の機会もなかった。これで幅広い国民の声を吸い上げることができたのか疑問だ。
「次の首相候補」を選ぶ熱気と緊張感からはほど遠かった。
(略)
「小沢氏のかいらいにはならない」という鳩山氏が民主党をどう立て直すか。そのリーダーシップが今日から日々試されていく。
(略)
民主党に課題が多いからといって、自民党に高みの見物を決め込む余裕はない。麻生太郎内閣の支持率は回復基調にあるものの、不支持率は依然過半数に上っている。
(略)
「敵失頼み」で政権を維持し続けるだけでは、いつまでも袋小路から抜け出すことはできまい。
(略)
行き詰まりを打開する場は総選挙をおいてない。世論が小沢氏を辞任に追い込んで、政界の閉塞(へいそく)状況に風穴を開けた。何よりも、このことが民意の力を証明している。
経済の苦境を乗り越え、暮らしの明日を切り開きたい。それには国民が声を上げ、政治を変えていかねばならない。政党の刷新も再編も、その延長線上に見えてくるはずだ。
小沢一郎民主党代表の辞任表明からわずか五日後に、後継者が決まった。本来なら、政権公約の概要を示したうえで代表選に臨むのだろうが、政策論争を深める十分な時間がないなかで、「党の顔」を選ばざるを得なかった。慌ただしく船出した鳩山民主党にまず求められるのは、政権交代後の「青写真」をできるだけ早く、具体的に示すことだろう。
(略)
鳩山代表は、幹事長として小沢氏を三年間支え、代表選では小沢氏の全面的な支持を得た。鳩山代表は「小沢氏の傀儡(かいらい)政権と呼ばれるつもりは一切ない」と強調していたが、代表選の各種世論調査で鳩山支持が岡田克也氏より低かった最大の理由は、小沢氏との距離が近いと見られたからだろう。国民の多くは西松事件について、小沢氏が説明責任を果たしたとは思っていない。鳩山体制下で、小沢氏がどんな立ち位置を占めるのか、国民の厳しい目が向けられている。
(略)
(略)
鳩山氏は代表選勝利を受け党の結束を訴え「日本の大掃除をやろう」と政権交代に向け党の反転攻勢を誓った。とはいえ、小沢氏の後押しを得てあわただしく代表に選ばれた過程は、国民に閉ざされた印象を与えたと言わざるを得ない。
(略)
重要なのは、政権公約を通じて新しい政治の姿をアピールする発信力だ。鳩山氏が掲げる「愛のある政治」との表現は抽象的だ。かつて「(甘く溶けやすい)ソフトクリーム」とやゆされたことを受け、芯のある「アイスキャンディー」と討論で反論したが、まだまだか細い。特に消費税の引き上げ論議を当面封印したままで、社会保障の財源など政権担当能力を証明できるだろうか。代表選で前面に掲げた「脱官僚」の実現にしても、具体的な政権構想が示されたとは言い難い。
新代表誕生に伴い、焦点は麻生首相による衆院解散の判断に絞られる。与党は早くも「小沢院政」批判に力を入れるが、内閣支持率が依然3割に満たぬ厳しさに変わりはない。
(略)
民主党は、小沢路線の見直しでなく、踏襲を選択した。問題は、その選択が国民に理解・支持されるかどうかだ。
(略)
良くも悪くも、民主党は小沢氏の強烈な個性と指導力に依存してきた。鳩山代表は新体制でも、小沢氏を要職に起用する意向で、小沢氏の影響力は維持される。
鳩山代表は、「小沢の傀儡(かいらい)政権と呼ばれるつもりは一切ない」と言う。党運営や国会対策を通じて「鳩山色」を出すなど、行動で示すことが求められよう。
(略)
岡田氏が「財源なくして政策なし」と主張したのはもっともだ。将来の消費税率引き上げの議論さえ封印するのでは、責任政党とは言えない。子ども手当、農家の所得補償などの政策の財源を明確化する作業を避けてはなるまい。
(略)
民主党は、日米同盟の重要性は認めながら、米国に注文する姿勢ばかりを強調している。日本が国際社会でどんな役割を担い、同盟強化に何をするかをこそ、明確に打ち出すべきだろう。
(略)
民主党の鳩山代表の選出を受けて、朝日新聞社が16、17の両日実施した全国緊急世論調査(電話)によると、「いま投票するとしたら」として聞いた衆院比例区の投票先は、民主が38%で前回調査(4月18、19日)の32%から伸ばした。自民は25%と前回27%からやや減らし、民主の優勢が強まった。
(略)
政党支持率でも民主が26%(前回21%)と増え、自民の25%(同25%)と並んだ。望ましい政権の形は「民主中心」45%(同41%)、「自民中心」28%(同29%)で、「民主中心」が差をさらに広げた。
どちらが首相にふさわしいかでは、麻生首相29%に対し、鳩山代表が40%でリードした。小沢氏の辞任前の前回は麻生氏37%、小沢氏23%で、麻生氏が優位だったのが入れ替わった。
(略)
麻生内閣の支持率は27%(同26%)、不支持率は56%(同57%)と横ばいだった。
共同通信社が民主党代表選を受け、16、17両日に実施した全国緊急電話世論調査で、鳩山由紀夫新代表が「どちらが首相にふさわしいか」との質問で43.6%と、麻生太郎首相の32.0%を11.6ポイント上回った。4月下旬の調査では、首相が小沢一郎前代表を13.7ポイントリード、代表交代の「効果」が表れたといえる。
一方、鳩山氏に「期待する」は「大いに」「ある程度」を合わせ47.5%にとどまり、「期待しない」の計50.6%を下回った。小沢氏の党内影響力に関して「ある程度残る」「かなり残る」との見方が計82.4%に達し、国民の間に「二重権力構造」への疑念が根強いことをうかがわせた。
麻生内閣の支持率は26.2%で、今月11、12日に実施した前回調査の28.0%より1.8ポイント減。不支持率は5.1ポイント増の60.2%だった。
次期衆院選比例代表の投票先は自民25.8%、民主37.3%で、民主が1.7ポイントリードを拡大。政党支持率でも民主30.0%で自民の25.2%を上回った。
日本経済新聞社とテレビ東京が16、17両日に共同で実施した緊急世論調査で、民主党の鳩山由紀夫新代表について「期待する」が47%、「期待しない」は49%で拮抗(きっこう)した。民主党支持率は38%と4月末の前回調査から10ポイント上昇。3ポイント低下して33%になった自民党を3カ月ぶりに上回った。
麻生内閣の支持率は2ポイント低下し30%。不支持率は3ポイント上昇し62%。
衆院選後の首相にふさわしい人を聞くと麻生太郎首相が16%で鳩山代表が29%。「どちらでもない」は52%だった。(17日 23:18)
16日の民主党代表選で鳩山由紀夫氏が選出されたのを受け、毎日新聞は16、17日、緊急の全国世論調査を実施した。麻生太郎首相と鳩山氏のどちらが首相にふさわしいかを聞いたところ、鳩山氏との回答が34%で、麻生首相の21%を上回った。次の衆院選で勝ってほしい政党の質問では民主党が56%で、代表選前の12、13日に行った前回調査比11ポイント増となり、自民党の29%の2倍近くに達した。民主党は小沢一郎前代表の公設秘書逮捕で傷ついた党のイメージを小沢氏の辞任と代表選の実施によって回復させたといえそうだ。
(略)
衆院選で自民、民主のどちらに勝ってほしいかの質問でも、民主は2月の51%を上回った。政党支持率では民主が30%(前回24%)、自民が23%(前回27%)と逆転。民主は2月の29%とほぼ同じレベルまで回復した。「支持政党なし」の無党派層は37%だった。
(略)
民主党新代表に鳩山由紀夫氏が決まったことを受け、読売新聞社が16日夕~17日に実施した緊急全国世論調査(電話方式)で、鳩山氏に「期待している」は40%にとどまり、「期待していない」が53%と過半数に達した。
ただ、政党支持率は民主が30・8%と1週間前の前回(23・4%)から急増し、28・4%(前回26・8%)の自民を逆転。次期衆院比例選の投票先でも民主は41%(同30%)と自民27%(同27%)に大差をつけた。鳩山人気は高くないものの、「小沢問題」に一応の区切りをつけた民主党に期待が戻った格好だ。
「麻生首相と鳩山氏のどちらが首相にふさわしいと思うか」では、鳩山氏42%が麻生氏32%を上回った。麻生氏と民主党前代表の小沢一郎氏を比べた前回は麻生氏40%―小沢氏25%。麻生人気の回復傾向は、公設秘書の政治資金規正法違反事件を巡る小沢氏への厳しい世論の裏返しに過ぎなかったとも言えそうだ。
鳩山氏と、代表選を争った岡田克也氏とどちらが新代表にふさわしかったかを聞くと、鳩山氏28%は岡田氏54%に大差をつけられた。小沢氏が党内で引き続き強い影響力を持つと思う人は81%に達した。
民主党が次期衆院選で政権交代を「実現できる」は31%で、「そうは思わない」が55%だった。比例選で民主党に投票すると答えた人でも、「実現できる」は58%だった。
(略)
海自の護衛艦2隻は11日から13日にかけ、ソマリア沖・アデン湾を航行する日本関係船舶7隻を護衛。うち1隻がピースボートの船旅の旅客船だった。
(略)ピースボートのホームページには船旅の最新リポートとして、デッキで催されたフルーツパーティーの様子が掲載されている。
ピースボート事務局によると、船旅の企画・実施会社が護衛任務を調整する国土交通省海賊対策連絡調整室と安全対策を協議し、海自が護衛する船団に入ることが決まったという。
ピースボートは市民団体による海自派遣反対の共同声明にも名を連ねている。事務局の担当者は「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に参加者の安全が第一。(企画・実施会社が)護衛を依頼した判断を尊重する」と話している。
ソマリア海賊問題で自衛艦派遣の動きが急迫しています。また与党PTは新法制定の準備を始めました。以下の共同声明を出したいと思いますので、ぜひ賛同してくださいますよう呼びかけます。
(略)
共同声明
ソマリア沖に海上自衛艦を出すな! 海賊問題に名を借りた海外派兵新法に反対する!
(略)
憲法第9条をもつ日本の政府がまずなすべき事は、アフガン戦争以来、極めて安易になった列強の軍事介入に加担することではなく、アフリカ諸国の和平努力に協力し、沿岸諸国の自主的な努力に協力し、この地域の貧困と破壊を食い止めるためのあらゆる可能な平和的援助の努力である。
(略)
武力で平和はつくれない。軍艦の派兵ではなく、平和的な民生支援を。
以下、団体・個人の連名(第2次締め切りは2月末日です。)
呼びかけ団体
(略)
海賊派兵法共同声明
賛同連絡先 (略)
ピースボート
(略)
341団体・個人(2月28日、121団体・220個人)
鴻池祥肇(よしただ)氏が、内閣官房副長官を辞任した。
おとといの夜から入院し、「健康上の理由」だという。だが、きのう発売の「週刊新潮」に、国会議員に公務用に支給されるJR無料パスを使って私的旅行をしたと報じられている。河村官房長官も、そのことが「引き金を引いた」という見方を述べた。
(略)
任命したのは、麻生首相である。
(略)
首相は昨夜、「健康まで任命責任なのかわかりません」と語った。まるで開きなおりである。政権のタガの緩みはどうにも直らないようだ。
政権の緩みをうかがわせるような醜態だ。首相側近の鴻池祥肇官房副長官が女性問題を週刊誌に報じられ、責任を取って辞任した。なれ合いの雰囲気を許す「お友達人事」のツケがまたしても…。
(略)
週刊新潮によれば、鴻池氏は四月末に知人女性と静岡県の温泉に宿泊旅行し、その際、国会議員の公務用JR無料パスを使用したという。鴻池氏は河村建夫官房長官に電話で謝罪、報道の内容を否定はしていない。
(略)
任命責任が問われるのは当然として、首相に統率力があるのか疑わざるを得ない。情けない不祥事が繰り返される。「なあなあ」で国政のかじ取りをされてはたまったものでない。政権が軽すぎる。
民主党の代表交代で、足踏みしていた政治がようやく動きだそうとする矢先の失態だ。政権与党の責任も重く、支持率の再下降につながるかもしれない。民主にしても「政治とカネ」の問題を総括できるのか怪しいものがある。
与野党がこんな体たらくを続ければ、政治は国民に見放されてしまうだろう。
(略)
13日には鴻池祥肇官房副長官が一部週刊誌の女性スキャンダル報道をきっかけに辞任に追い込まれた。緊張感に欠ける政権運営は相変わらずといえる。自民党執行部も民主党の状況を傍観しているだけでは衆院選への展望は開けない。
衆院議員の任期切れまで4カ月を切ったのに、政権選択に向けた争点はなおおぼろげである。与野党のいずれも政局にらみの綱引きに終始せず、政策に力を入れるべき時だ。
鴻池祥肇官房副長官が13日辞任した。同日発売された「週刊新潮」に自身の女性問題が掲載されたのが理由だったのは明らかだ。本人も報道を否定していないという。麻生政権そのものの大失態である。にもかかわらず、麻生太郎首相は「健康上の理由でやむを得ない」「事実関係を知らない」などと人ごとのような受け止め方だ。この対応にも驚く。
(略)
あきれるほどの緊張感の欠如という点では、記者会見でろれつが回らない姿を世界にさらした中川昭一前財務・金融担当相にも通じる。
新型インフルエンザの今後の広がり次第では、国民生活にも大きな影響が出てくる事態も想定される。麻生政権に果たして危機管理を任せられるか。国民にそんな不安を抱かせた責任を、麻生首相はまるで感じないのだろうか。
(略)
「選挙の前にルールを変えるのは民主主義としておかしい」。代表選日程を協議した12日の役員会で、小沢氏はこう声を荒らげた。野田佳彦広報委員長ら中堅幹部が、任期途中の代表辞任に伴う代表選では前例のない党員・サポーターによる投票を行うよう主張したためだ。
(略)
役員会で安住淳国対委員長代理が野田氏と歩調を合わせて、代表選の時期を週明けとするよう要求したのも、16日までの短期決戦では岡田氏への支持拡大に向けた多数派工作を封じられると警戒したからにほかならない。
結局、いずれの提案も、小沢氏や鳩山氏に受け入れられず、「非小沢」系の中堅議員は「小沢さんは辞任表明から時間を置かず、息の掛かった人を代表にしたいのだろう」と反発。(略)
これに対し、鳩山氏の側近議員は「勝てる勝負しかしない。こちらが圧倒的(優位)だ」と語った。鳩山氏は、幹事長として代表選を仕切る立場であり、早めに仕掛ければ批判を招くとの懸念から、岡田氏サイドの動きを見極める構えとみられる。(2009/05/13-01:25)
(略)
投票できるのは200人余の民主党の衆参両院議員だけだが、その勝者は来る総選挙の結果次第で「次の首相」になる人物だ。投票する国会議員たちは、政権交代の成否を握る首相候補を決めるのだという自覚をもって一票を投じてほしい。
そんな大事な代表選びなのに、残念なのは、小沢代表の辞意表明からわずか5日後というあわただしい日程になったことである。立候補を届け出たその日に投票、決着という運びだ。
(略)この日程を主導したのが小沢氏だったことだ。ここまで二人三脚で党を率い、自らの意向を通じさせやすい鳩山氏を後任に据える狙いではないのか――。党内にそんな疑心暗鬼が広がっている。
だとすれば、せっかくの党の再出発の意味が失われかねない。短期間だが、鳩山、岡田両氏には可能な限り、開かれた場で濃密な論戦を求めたい。
(略)
小沢氏が鳩山氏を後押ししているとしても、それがあまりに露骨な印象を与えるようだと、民主党が失うものは少なくあるまい。
一方、小沢氏と距離を置いてきた岡田氏は、どんな間合いで臨むのか。党全体を結束させていけるのか。率直な考えを聞きたい。
政権交代は期待したいが、民主党は頼りない。そんな有権者の不安を払拭(ふっしょく)する論戦ができるか。それが民主党が再生できるかどうかのカギである。
辞任を表明した小沢一郎・民主党代表の後継選びが16日に決まった。党員投票を含む本格的な代表選ではなく、両院議員総会を開いて国会議員投票で選出する。しかも、その日程は当日午前に告示、午後には新代表が決まるというものだ。選挙運動期間がない。
次期首相を目指す候補者が基本政策をめぐり論戦を行うこともできないのはおかしい。政策論争を封じ込めるようでは信頼は回復されない。
(略)
国会会期中で、衆院選を控えていることから、代表選に長い日数をかけるのが難しいとしても、辞めていく小沢氏が影響力を行使しているともいえる。現執行部が小沢体制の継承を図っているならば厳しい批判を招こう。
(略)外交・安全保障の基本政策を明確にして初めて政権を担えるといえる。政策論争を省き、小沢氏からの引き継ぎの儀式にすぎないような代表選としてはならない。
民主党代表選が十六日に行われ、辞任する小沢一郎氏の後継が決まる。総選挙をにらんだ“短期戦”だ。一連の混乱で政権を担う力が疑われた。その懸念を払拭(ふっしょく)できるか、濃密な議論を求めたい。
(略)
麻生自民党に政権選択の戦いを挑む「首相候補」を決める選挙だ。どのような国づくりを目指すのか、聞き応えのある政権構想を語ってほしい。一方通行の演説ではなく、討論などの場をできるだけつくる工夫が必要だ。
(略)
民主党が打ち出す経済政策には財源の裏付けがないと批判にさらされてきた。政権交代すれば何とでもなる、が小沢氏の持論だったが、荒っぽさは否めない。党の内外を納得させる答えが欠かせない。「生活が第一」を旗印に手厚い支援を重視した小沢マニフェストの具体化が急務だ。
自衛隊海外派遣などの安全保障政策でも、党内の意見対立を恐れず、オープンな分かりやすい議論を展開してほしい。
政権交代に期待したいが、民主党政権には不安を抱く-。こうした有権者は少なくない。その思いを十分にくみ取った熱い代表選こそが出直しの一歩となる。
民主党の小沢一郎代表の辞任を受けた後継選びは、岡田克也副代表と鳩山由紀夫幹事長が競う構図にほぼ固まった。代表選は16日に告示され、即日投開票される。政策論争を封じ込めるような大あわての日程には疑問が残る。各候補は限られた時間の中でも次期衆院選に向けた政権像をきちんと示す必要がある。
(略)
理解しにくいのは小沢氏ら現執行部が代表選出の早期決着にこだわったことだ。党内には「有権者の声をじっくり聞いた方がよい」「論争を通じて党の存在をアピールする良い機会だ」などの意見もあった。
国会の会期中に党首不在が長引くのは好ましくないだろう。しかし、小沢氏の辞任表明からわずか5日後に新代表を選出するという日程の設定は、党勢の立て直しに向けた議論を本気でする覚悟があるのかどうか疑問を抱かせる結果となった。
(略)
衆院議員の任期切れまで4カ月を切ったのに、政権選択に向けた争点はなおおぼろげである。与野党のいずれも政局にらみの綱引きに終始せず、政策に力を入れるべき時だ。
反省を踏まえた議論を本気で国民に示す覚悟があるのだろうか。(略)
代表の選出手続きで党員の参加方式を求める声もあったが、両院議員総会による投票、しかも週内選出というスピード決着となった。(略)だが、党首の辞任表明からわずか5日後の後継決定で、党の立て直しに向けた議論を果たして国民に示せるだろうか。(略)
基本政策も重要だ。同党は消費税率の当面維持を主張しているが、将来の社会保障財源をどうするのか。小沢氏の「第7艦隊で米国の極東におけるプレゼンスは十分」との発言が波紋を広げた日米同盟や安保政策についても、各候補は体系的な説明を迫られよう。
新代表候補に浮上している鳩山、岡田両氏は代表経験者だ。鳩山氏は代表時代に改憲論議に積極的で、岡田氏はさきの衆院選で年金目的消費税を主張、事実上の税率引き上げ路線を掲げた。こうした経緯も踏まえ、政策を具体的に語る責任がある。
民主党内では小沢氏の辞任表明と同時に反転攻勢への期待が高まっている。だが、看板を替えれば失点は挽回(ばんかい)可能、との安易さが漂っていないか。そんな気持ちで代表選びにのぞめば、国民のさらなる怒りをかうことは自明である。
民主党が衆院選に向けて態勢を立て直すには、新代表が、新たな党の姿と政策を明示することが必要だろう。
(略)
残念なのは、投票まであと2日しかないことだ。国会開会中のため、早期の後継選出を優先したというが、党内からも、「もっと選挙期間を確保すべきだ」といった異論が出たほどだ。
代表選は、「次の首相」候補を選ぶ選挙で、国民の関心も高い。民主党の政策を点検し、見直す格好の機会でもある。
投票までの期間は限られているが、鳩山、岡田両氏には、できるだけ具体的な政権構想や政策を提示してもらいたい。
(略)
小沢路線の特質は、政策よりも政局を優先し、衆院解散・総選挙を迫るためには、政策的な不整合も無視するという政局至上主義にある。その手法は、日本経済や国民生活に大きな影響を及ぼすこともいとわない、とも見えた。
鳩山幹事長は、最後まで小沢代表を支え続けたが、無論、小沢代表と同じ政治手法を貫くことはできないだろう。逆に、一定の距離を置いてきた岡田副代表も、現在の党内情勢では、小沢路線を全面的に転換することは難しい。
新代表には、衆院選に向けて、新たな民主党像を作るという作業が待ち構えている。
【ニューヨーク12日時事】英BBC放送は12日、民主党「次の内閣」の財務相を務める中川正春衆議院議員が、「民主党が政権を握ったら、ドル建ての米国債は購入しない」と発言したと報じ、ニューヨーク外国為替市場でドルが対円で売られる要因となった。次期総選挙後に政権を担う可能性がある民主党の幹部が、ドルの安全性に懸念を表明したことで、ドルに対する不安が強まったとみられる。(2009/05/13-09:17)
民主党の小沢一郎代表は12日午後、都内のホテルでロシアのプーチン首相と会談した。小沢氏は、北方領土問題について「実力のあるリーダーでないと解決できる問題ではない。首相に期待している」と述べ、事態打開に向けプーチン氏の指導力発揮を求めた。
これに対し、プーチン氏は「双方がお互いを尊重し、1つ1つの結び目をほどく努力をしなくてはいけない。敵対しては解決できない」と述べ、環境整備が必要との考えを示した。会談には民主党から、鳩山由紀夫幹事長と奥村展三総務委員長代理が同席した。(2009/05/12-17:40)
奥村氏 小沢代表の方から、20年前にお国を訪問したことがある。ゴルバチョフさんと会談した。4つの島を返還してくれるというので、私が自民党の幹事長だったが、会ったが結局、返してもらえなかった。閣下のように実力のあるリーダーでないとなかなか解決できる問題ではないと思っている。閣下には期待している。いまより以上の友好が構築できればと思っている。
プーチンさんの方からは、全く同感である。双方が我慢してお互いを尊重し、一つひとつ結び目をほどく努力をしていかねばならないと思う。相互理解を深めるためのよい環境をつくり。敵対同士では問題を解決できない、友人こそが解決できる。解決の方法を見つけて、しっかりと穏やかに国民に説明する必要がある。
小沢代表から、互いの信頼関係が一番大事だ。特に極東における資源をいただいているだけではなく、お国の発展に寄すべきであり、生活の向上にも役立てていかなければならない。一つの例だが、北海道の知床が世界遺産になっている。4島も合わせて世界遺産に登録してはと言っている人もいる。いろいろお考えがあり、できるところから協力を進めなければならない。
プーチンさんから、知床は場所が分からない。そういう考えも具体的に検討していくのがよいと思う。
小沢代表から、20年前に訪問したが、モスクワも相当変わっていると思う。ぜひ機会があれば訪問したい。
プーチンさんから、ぜひ、お待ちしています。政党交流として行えばいいと思う。パートナーとしては、「正義ロシア」という政党がある。野党にもかかわらず、議長も出している。
小沢代表から、私はイヌを2匹、鳥や魚も飼っている。首相もイヌが好きだと聞いたので、本をプレゼントしたい(奥村氏によると、本はいろんなイヌに関する絵本みたいなもの3冊で、日本語で書かれたものだそうです)。
民主党の小沢代表がようやく辞意を表明した。妥当な判断だ。もっと早く踏み切っていれば、民主党が被った損失は小さくて済んだろう。
(略)
秘書の逮捕以来、小沢氏は全面的に検察と争う姿勢をあらわにしてきた。昨夕の記者会見でも「一点もやましいことはない」と強調した。辞任すれば検察への屈服ととられかねない。そうした思いが、小沢氏の身を固くさせていた面もあろう。
(略)
民主党はただちに新代表選びの作業にとりかかるが、党勢の回復は容易なことではない。
(略)
小沢氏がなぜゼネコンから長年にわたって巨額の献金を受けていたのか。公共事業をめぐる政官業の癒着を厳しく指弾し、「国のかたち」を抜本的に変えると主張してきた民主党なのに、その基本姿勢と矛盾するのではないのか。そうした世間の批判に、小沢氏本人だけでなく、民主党もほおかむりしてきた。
この不信感の集積を、ぬぐわねばならないのだ。新代表になればまた自動的に支持が取り戻せると思っているのなら、大きな間違いだ。
代表選挙は、複数の候補者が政見を競い合う形にすべきだろう。国会審議への影響は最小限にしなければならないが、民主党が目指す政策や理念についての論争を党外に積極的にさらし、有権者にもその是非を考えてもらえる工夫をする必要がある。
(略)
民主党が態勢を立て直すことになれば、今度は麻生政権が改めて問われることになるだろう。
(略)
麻生首相で本当に選挙に勝てるのか、そんな不安の声が再び自民党内で大きくなる場面もあるかもしれない。
(略)
(略)
小沢氏は、かねてから進退問題について「衆院選で勝利できるかどうかを最終的な判断にしたい」と語っていた。その言葉通りに次期衆院選で政権交代にかける判断を下した。後継体制をどうするか。党の責任は重い。
(略)
なぜ、巨額の献金が小沢事務所に流れ、何に使われたのか。国民は納得していない。事件の背景について説明責任を果たすべきだ。そうでないと、自ら指示した企業・団体献金の全面禁止という政治資金規正法改正の動きにも理解が得られないだろう。
(略)
それにしても、政権交代のかかった衆院選を目前に代表を辞任する決断をした本人の無念さは察するに余りある。「次期首相」を期待した県民も多かったと思う。
十三日に予定されていた党首討論も取りやめる。麻生首相とのやりとりを期待していただけに、小沢氏の本音を聞けないのは残念である。
政界を歩み続けてきた実力者だ。衆院選後は政界再編もささやかれる。代表を辞めても小沢氏の動向は注目されるだろう。
(略)
そもそも小沢氏と一心同体である公設第1秘書が、政治資金規正法上の違法行為を犯したとして逮捕・起訴された事件である。当初から小沢氏の政治的かつ道義的な責任は明確であり、代表辞任は遅すぎたと言わざるを得ない。
秘書の起訴後、小沢氏は1カ月以上、代表に居座り続け、巨額な政治資金の使途などについて説明しようとはしなかった。きわめて遺憾であり国民の信を失っていることを理解していない。離党もしくは議員を辞職するような事態であることを認識すべきである。
(略)
政治とカネをめぐる国民の政治不信を増幅させたのに、こうした辞め方が党の信頼回復に結び付くとは思えない。民主党は自民党よりもクリーンな政党だというイメージを、大きく壊した事件であることを忘れてはなるまい。
(略)
小沢氏が19年の参院選を勝利に導き、政権交代の可能性を高めた力量、手腕が大きいことは多くの人が認めるところだろう。しかし、そのために「政局至上主義」と呼ばれる国会戦術を押し通し、社民党などとの野党共闘を優先した。外交・安全保障政策がゆがめられていないか。異論を唱える動きが広がりを持たない党の現状を直視する必要がある。
(略)
今国会で、民主党はソマリア沖での海上自衛隊を主体とした海賊対策に強い疑問を示し、海賊対処法案の早期成立に応じようとしていない。
在沖縄米海兵隊のグアム移転をめぐる日米両国の協定締結承認案には、反対の方針をとっている。日米同盟や国際協調行動にかかわる具体的な政策対応で、民主党の政権担当能力を疑わせる事例が進行している。
新代表選びに手を挙げる候補者は、こうした基本政策に関する論争を避けてはなるまい。
(略)
小沢一郎氏が民主党代表を辞した。不信を晴らせず総選挙の陣頭に立てるはずもない。自然な結論だろう。失った信頼回復へ党の態勢立て直しが急務だ。
ある程度予想はされていても、いざそうなってみると衝撃度は大きい。政権選択の総選挙決戦を目前に、野党第一党の党首が司令塔降板を宣言したのだから。
(略)
三年前の代表就任以降、参院選圧勝などで政権に手が届きそうなところまで党勢を拡大した。
総選挙で勝ち、政権交代できるのも自分、との自負から、この窮地も脱出できると考えていたかもしれない。総選挙を前に野党を狙い撃ちにしたかのような東京地検の捜査に、納得がいかないとの憤慨もあったのだろう。
だが、かつて自民を離党して政治改革の旗を振った当人が、古い自民の象徴といえるゼネコンからの巨額献金集めをしていた。世間は失望し、疑念を持った。
(略)
世論が求めた「説明責任」は、言ってみれば「辞任要求」であったのだ。辞任の最終決断まで小沢氏や周辺が多くの日数を要した。遅きに失した感は否めない。
(略)
多額のゼネコン献金を必要とした理由は何か。多くの国民は小沢ファンも含めて聞きたかったのではないか。辞任会見でもここを避けたのは遺憾である。
(略)
後継選びの過程そのものが政権交代への試金石になりそうだ。自民などから聞こえる「政権を担当するには未熟」批判に応えられるか、ぜひ大人の対応を見せてもらいたいものである。
総選挙へ事実上のカウントダウンが始まっている。民主党は小沢氏が必ずしも熱心でなかったマニフェスト(政権公約)を完成させる作業を加速させるべきだ。
(略)
歴史的決戦にふさわしい態勢づくりは与野党双方の責務である。
民主党の小沢一郎代表が記者会見で辞任を表明した。西松建設の巨額献金事件で3月初めに小沢氏の公設秘書が逮捕されて以降、各種世論調査で小沢氏の辞任を求める声が大勢だった。逮捕から2カ月余りが経過したが、小沢氏が説明責任を果たしたとは言い難い。辞任は当然だ。
小沢氏の辞意表明を受けて、民主党は速やかに後任の代表を選ぶ必要がある。秋までに必ず衆院選が実施されるという政治状況のなかで、次の首相候補となる野党第1党の党首選びは極めて重要だ。民主党は新党首の下で態勢を立て直し、政策で勝負を挑んでもらいたい。
(略)
秘書の事件以降は、小沢氏が代表を続けることのマイナス面の方が目立った。政権末期の様相を呈していた麻生内閣は「敵失」で支持率が回復基調に転じ、4月下旬の本紙世論調査では前月より7ポイント上昇して、32%まで戻した。
(略)
衆院選は間近である。選挙の争点を明確にするためにも、代表選で政策論争を深めたうえで、政権公約を練り直す作業が急務である。小沢氏の辞任で政局の潮目が変わる可能性が出てきたが、政策への信頼感を高められなければ、政権交代は絵に描いたもちになりかねない。
民主党の小沢一郎代表が辞任を表明した。
(略)
「大目標」とする政権交代まであと一歩という段階での降板は無念だろう。だが長年政界の中心にあった小沢氏への疑念は、政治に対する国民の不信を増幅させた。
責任の重大さを考えれば、辞任は当然と言わねばなるまい。
衆院選は間近に迫っている。
(略)
談合体質が指摘されてきたゼネコン業界の特定企業から、長期にわたって多額の献金を受けていた。目的は何だったのか。この疑問をめぐるうさんくささは払拭(ふっしょく)されなかった。
(略)
会見でも肝心の西松事件について説明責任を果たさなかった。国民目線との埋めがたい溝。小沢政治の限界が表れたと言うべきである。
(略)
事件以来、与党との政策競争でもすっかり方向性を見失った。未曾有の経済苦境は深刻さを増し、雇用をめぐる状況は悪化の一途だ。企業業績も下方修正が続いた。
海賊対策を目的にした自衛隊のソマリア派遣。世界的な流行を見せる新型インフルエンザの危機。
待ったなしの政策課題がめじろ押しなのに、国会論戦をリードする場面はなく、精彩を欠いてきた。
(略)
後継候補者は、何より開かれた場で党再建の道筋を論じることが重要だ。ベテラン、若手の区別なく党の現状と将来について存分に論戦を交わしてほしい。
注目したいのは、小沢氏が会見で「代表を退いても全力で政権交代のためにがんばる」と強調したことだ。新しく選ばれる執行部が、その影響力とどう向き合うか。
「二重支配」の構造が透けて見えるようなことがあれば、国民の支持は到底得られまい。
(略)
政権交代を望む国民の声は消えていない。秋までに必ずある衆院選は政権選択の舞台となる。
各党がマニフェストを掲げ、政権構想を競う。それを有権者が一票を通じて選び取ることで、閉塞(へいそく)した政治をつくり替えたい。
民主党の小沢一郎代表が党代表の辞任を表明した。公設第一秘書が西松建設の巨額献金事件で起訴され、同党の支持率低下を招くなか、次期衆院選での政権交代を前面に掲げて中央突破を図る戦略には無理があった。
(略)
気になるのは、小沢代表の決断が、世論の風向き次第といったふうに見える点だ。(略)強気の姿勢で代表続投の方針を決めた後は、ひたすら口をつぐんで批判をやり過ごし、世論の怒りが収まるのを待っていた印象である。
誤算だったのは、各種世論調査の数字が、むしろ時間を追うごとに厳しさを増した点だろう。一企業から長年にわたって巨額の献金を受け取っていても、適正に処理されていれば、何ら問題ないという態度は、国民感覚とは大きくずれていた。国民の怒りの矛先は、政官業の癒着を批判しながら、ゼネコンとの深い関係が疑われる状況に向けられている。
(略)小沢代表が黙ったまま表舞台から消えるなら、大きなしっぺ返しをくうことになりかねない。
民主党の小沢一郎代表が11日、代表辞任を表明した。今年3月、公設第1秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されてから2カ月余。世論調査では辞任を求める声が一貫して6割以上に上り、国会も民主党が守勢に回って緊張感のない審議が続いてきた。このままでは次の衆院選に大きな影響が出ると考えたのだろう。むしろ遅すぎる決断だった。
しかし、小沢氏の進退問題という呪縛から民主党はやっと解き放されたと前向きにみることもできる。近づく政治決戦に向け、民主党は新代表のもと早急に態勢を立て直さなくてはならない。そして機能停止のような状況に陥っていた政治が再び動き出すことを望みたい。
(略)
民主党内では小沢氏辞任を求める声が公然と出ていた。事件の引責辞任ではなく党内の結束が乱れるのを避けるため辞任するということなのだろう。(略)
だが、小沢氏の進退を決した一番の要因は、世論の厳しさではなかったろうか。
衆院選を間近に控えた時期に東京地検特捜部が捜査に乗り出したことに対しては「小沢氏をねらい撃ちしたものではないか」という疑問が多くの国民の間に今も残っている。しかし、その一方で、毎日新聞の4月の世論調査では「小沢代表は直ちに辞めるべきだ」が39%、「衆院選前に」が33%で合わせて72%に上り、他の調査でもこうした声は決して収まることはなかった。
(略)
オバマ米大統領に見るように、日本でもオープンな場で、強く分かりやすいメッセージを国民に向けて発信する力がリーダーには求められている。密室での駆け引きに剛腕を発揮してきた小沢氏だが、今回の辞任はそうしたスタイルの政治が終わりを告げていることも意味しているように思われる。
民主党は新たな代表選びに入る。(略)言うまでもなく衆院選は、政権と首相を国民が選択する選挙だ。この首相候補のもとで、どんな政策を実施し、日本をどう具体的に変えていくのか。代表選びは、党の顔と党の政策を一致させ、国民に分かりやすく提示する形で進めてもらいたい。
(略)
新代表以下、民主党の新体制をどう国民が評価するか。それ次第で、麻生太郎首相はじめ与党の解散戦略も大きく変わるかもしれない。政治が動き始めることを期待しよう。
厳しい世論に追い込まれた末、「政治とカネ」に関する説明責任を果たさないまま、遅きに失した退場と言えよう。
(略)
小沢代表は公設秘書の政治資金規正法違反罪での起訴後、いったんは代表続投を表明した。
だが、党内では、「小沢代表の下では次期衆院選を戦えない」との危機感から、代表の自発的辞任を求める声が広がっていた。小沢代表は、この声を覆すだけの反論ができなかった。
(略)
読売新聞の最新の全国世論調査では、小沢代表続投について「納得できない」との回答が7割を超えている。
一時は20%を切った麻生内閣の支持率は上昇し、30%に迫りつつある。麻生首相と小沢代表のどちらが首相にふさわしいかという質問でも、麻生首相が小沢代表を上回り、その差を広げている。
こうした厳しい世論の背景にあるのは、小沢代表が西松建設事件の実態について、説明責任を果たしていないことだ。
(略)
民主党に今、求められているのは、迅速かつ民主的な手続きによる後継選びと、新たな党首の下での結束だろう。後継代表には、岡田克也副代表や鳩山幹事長などの名前が挙がっている。
(略)
民主党はかねて、最低保障年金制度や子ども手当の創設など、20兆円以上の新規政策の財源が不明確だ、と批判されている。今後、社会保障費の増大が見込まれる中、消費税率の引き上げを封印したままで本当によいのか。
民主党の弱点とされる外交・安全保障政策の論議も、避けてはなるまい。インド洋での海上自衛隊の給油活動やソマリア沖での海賊対策などで、より現実的な政策を打ち出し、政権担当能力を示すことが必要ではないか。
(略)
民主党の新たな代表と執行部、その打ち出す政策が、国民にどんな評価を受けるのか。麻生首相はその点を見極めながら、解散のタイミングを探ることになる。
自民、公明の両与党も、漫然と対応することは許されまい。政権公約(マニフェスト)の策定・充実などを通じて、新しい民主党との政策競争の準備を急ぐことが求められよう。
民主党は12日夕、党本部で両院議員総会を開き、小沢一郎代表の辞任を了承し、後任を選出する代表選を16日に行うことを決めた。岡田克也副代表は12日夜、出馬する意向を固め、周辺議員に伝えた。鳩山由紀夫幹事長も同夜、自らを支持する議員グループの会合で「国家・国民のためにここは自分の出番だと思っている」と、出馬への強い意欲を示した。
(略)一方、菅直人代表代行は今回は出馬を見送る考えで、(略)前原氏は自身の対応について「代表選に出ることは考えてない」と不出馬を明言した。また、野田氏もグループのメンバーに「岡田氏を応援する」と伝えた。
(略)
(略)
「選挙の前にルールを変えるのは民主主義としておかしい」。代表選日程を協議した12日の役員会で、小沢氏はこう声を荒らげた。野田佳彦広報委員長ら中堅幹部が、任期途中の代表辞任に伴う代表選では前例のない党員・サポーターによる投票を行うよう主張したためだ。
野田氏は岡田氏と近く、仲間内の会合で同氏を支援する考えを表明。その野田氏が党員らによる投票を求めたのは、党内最大勢力の小沢氏のグループと鳩山氏を中心としたグループが手を組めば、党内の多数を制し、国会議員だけの投票では岡田氏が不利になるとの情勢認識からだ。
役員会で安住淳国対委員長代理が野田氏と歩調を合わせて、代表選の時期を週明けとするよう要求したのも、16日までの短期決戦では岡田氏への支持拡大に向けた多数派工作を封じられると警戒したからにほかならない。
(略)
柔道男子のシドニー五輪100キロ級金メダリストで昨年現役を引退した井上康生さん(30)と妻でタレントの東原亜希さん(26)の第1子(女児)が、夫妻が滞在している英国の病院で8日に誕生したことが12日、分かった。(略)
(略)
総務省は、10%以上増加した理由について「地デジへの関心が高まったことと、受信機の値段が下がったためではないか」と分析。(略)
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